気の抜けたビールのような話になってしまうのですが、それはお盆期間の15日のこと。
私が一番よく利用するアピタでは、毎月15、16日をハッピーデーとしていて、60歳以上で事前にハッピーパスポートなるカードをもらって買い物時に提示すると
衣料品や家庭用品などが10%オフになります。
当初は65歳以上でしたが、私が60歳になる少し前に年齢が引き下げられたので、60の誕生日が来てすぐにハッピーパスポートをもらいました。でも食料品には
使えないし、思ったより使えない場面が多くて、私にとってはかなり残念な感じ。
そのハッピーデーだった15日、靴下を買い替える必要があったので、3足990円の靴下を持ってレジへ並ぼうとして、びっくり。
信じられないほどの、長蛇の列、だったのです。
ソーシャルディスタンスでレジを待つ間隔を空けなくてはならないからという理由もありますが、いつもより明らかに買い物客が多い。
そしてレジ自体も、本来5か所あるのに、お盆休みで人が少ないからなのか、そのうち3か所しか開いていません。
それにしたって、食料品じゃないのだからそれほど一度にたくさんものを買っているとも思えないのに、遅々として進まずな感じなんです。
それでも少しずつ自分の番が近づいてきて、レジがはかどらない理由がなんとなく判った気が。
それは、レジ袋有料化で、買ったものをマイバッグに入れるところで時間がかかっていたみたいなんです。
前にも書いたと思うのですが、「買ったものを自分で袋に入れるのか、それともマイバッグを渡して店員さんに入れてもらうのか問題」について。
食料品フロアはお金を支払ったら袋詰めをする台に移動しますが、衣料品などのレジはそうじゃないですよね。買ったものを袋に入れるまでレジに立ち止まって
しまうことになります。
以前のように店員さんが無料のレジ袋に入れるのならそれほど滞らないと思いますが、レジ袋が要るか要らないかというお尋ねをして、要ればその袋分のお金を
もらわなくてはならないし、要らなければ客のマイバッグに入れることになるけれど、レジ待ちの間に準備万端整えて待っている人って、ほとんど見かけないし、
衣服など、店員さんがきれいにたたんでくれたものをきれいなままマイバッグに入れるのって、意外に難しいんじゃないかと思えます。私ならきっと、
かなり雑に入れてしまって店員さんの顰蹙を買いそう。
などと考えているうちにようやく自分の番が来てお金を支払い、靴下なのでさっさとマイバッグに自分で入れて食料品売り場へ行ったら、こっちもまた
長蛇の列で・・・・・・
どうしても必要なものではなかったし、数も少なかったので、一旦レジかごに入れたものを全部返却した、というのは本題から外れていますが、お盆の買い物、
人が多すぎます。年末もそうだけれど、ギリギリの買い物は避けるが勝ちですね。
それから先日、こんなニュースを耳にしました。
アスクルでは、レジ袋有料化のあと、レジ袋の注文が増えているんだそうです。
買い物のたびにお金を払うのはちょっと・・・と思うのでしょうか。
実は私も、レジ袋を買ったひとりです。アスクルで、じゃないですけどね。
うちで採れた野菜などおすそ分けするときなど、レジ袋ってやっぱり便利で手軽。相方が飼っている鳩の排泄物を捨てる際にも、ひとまずレジ袋などに
入れてから指定ゴミ袋に入れるようにしないと衛生面でも心配です。
このレジ袋有料化って、プラスチックごみを減らすのが主目的だと私は理解しているのですが、果たして効果はどれくらいあるんでしょうか。
確かに、以前はコンビニの小さめのレジ袋が道端に落ちているのをよく見かけましたが、最近は少なくなった気がします。でも代わりにというか、買った
商品の包装はよく落ちていますからね。過剰包装をやめることのほうが重要な気もします。
私が子どもの頃は、駄菓子屋さんでお菓子を買うと、おばちゃんが新聞紙や雑誌の紙を三角に折って作った袋に入れてくれましたっけ。
考えてみると、包装ごみが増えてきたのは、スーパーマーケットが出来てからのような気がします。便利で気軽に買い物が出来る代償みたいなものなのかも
しれません。
結局、エコバッグを使うようになっても、それが汚れるのが嫌で小さいポリ袋を多用することになっては、本末転倒なんじゃないかしらん。
相方はよく言うんですよ、何かにつけて「江戸時代にでも戻った方がいいんじゃないか」って。便利と引き換えに煩わしくなったことが多すぎるような気は
私もしていますが、さすがに江戸時代はちょっと、ね。