こんなこと、本当は書きたくなかったけれど、でもあまりにもがっかりだったので、書かずにはいられなかった。それは、大関・朝乃山の不祥事。
あっと驚くスクープを載せる文春オンラインで、夏場所が始まる2日前の深夜キャバクラへ行ったことが報じられ、本人は一旦否定したものの結局認めて
昨日から休場。
今後の処分はどうなるかわかりませんが、私、朝乃山を推していたんです。
このところ押し相撲の力士が多い中で、本格的な四つ相撲を取る彼に、とても期待を持っていました。それは相撲ファンばかりではなく、関係者も多分同じだったと
思うんです。
それなのに、緊急事態宣言も出ている最中、協会から外出禁止が言い渡されていたにもかかわらず、しかも大関という責任のある地位で取り決めを破って
しまったことがもう残念を通り越して、怒りすら覚えます。
当初嘘をついていたことも含めて彼のしたことにはもう弁明の余地はなく、おそらくもう土俵に上がることは出来なくなるのではないかと思います。
いつかは横綱になってくれるのではないかと期待していたのに・・・・・・
あぁ、でも。
もしかしたら、彼は辞めたかったのかもしれない。のしかかる期待が重すぎて、逃げたかったのかもしれない。
そうであったとしても、規則を破っていいということにはならないけれど。
成績不振で大関から陥落しても相撲を続けている力士もいるんだもの。
今場所が始まってから、朝乃山の表情が冴えないなと思っていましたが、それは期待の重圧からでもあったでしょうけれど、今回のキャバクラ通いがいつ
バレるのかという不安からでもあったのかな。
このままでいけば今場所もおそらく照の富士が優勝して、怪我の悪化でもない限りその勢いで横綱まで到達しそうですが、私は彼の相撲の取り口があまり
好きではありません。
怪我で序二段まで落ちた後、必死で戻ってきたことについては確かにすごいと思うけれど、すぐに相手を極め出しにすることが多いのが気になります。
その取り口は横綱としての品格に相応しいとは私には思えない。昨日の相撲はまわしを取ってという形で、これなら、と思える力強い相撲でした。いつも
こうであってほしいな。極め出しを使わなくても充分強いんだもの。
他の力士たちにもっと頑張ってもらいたいと思いますが、その中でも朝乃山に期待していたんですけどね。
こうなったら次に期待するのは若隆景かな。わかたかかげ、ってすごく言いにくいですけどね。本当に実況や解説者泣かせの四股名だわ。