Over 60's yukinokoブログ

実家の片づけ、そして義母を送って、次は自分の生前整理だな

いかん、夏が終わっちゃう!

2019-08-24 15:44:36 | 食べものいろいろ

昨日は日中、驚くほどひんやり、でした。

いくら処暑とは言え、まさかこのまま一気に秋到来!てなわけにはいかないでしょうけれど、一旦「涼しい」を体験したあとの残暑ぶり返しを

どう乗り越えればよいのでしょう???

 

なんか耐えれん感じ、します……

 

ここで、まだしっかり暑かった一昨日(当地は猛暑日)、今年の夏、まだ食べていないものを急に思い出しました。それは

 

 

夏野菜の梅昆布和え、です。あ~、写真見ただけで生唾がぁぁぁ~!(笑)

ちょっと辛めの塩水に、薄切りにしたナス、キュウリ、ミョウガをつけてしばらくおいてから水けをぎゅっ!と絞り、梅肉と細切りの

塩昆布で和えるだけの簡単な箸休め。

なんかこれ食べると、夏だわ~、と思うのですが、なぜか今年は一度も作っていなかったのでした。キュウリが高値だったからかな?

そういえば今年もまだ食べていないな、かき氷…

冷房の効いたところで食べるのはちょっとつらいんですよね。屋外の葭簀の陰なんかで、汗をたら~っとたらしながら食べるのがいい。

今はなかなかそういうお店、ありませんものね。

 

さて見出し画像は、これも一昨日収穫した鷹の爪。

夏は辛い料理もいいですよね。色はクリスマスカラーだけど(笑)。

これは自宅で作りました。たった2苗でこんなに採れるんです。まだ青いものも残っています。

今、一夜漬けなどを作るときに入れている鷹の爪も、何年か前にうちで採れたもの。瓶に乾燥剤とともに入れておけばかなりもちます。

しかし、収穫したものの、この先の週間天気予報があまりはかばかしくありません。お日様貧血状態。

なのでこの盆ざるに乗せた状態で、冷蔵庫の上に置いちゃいました。高いところのほうが温度高めだし、冷蔵庫の上ならなおさら。

一部は辛いもの好きの友人にあげて、あとはまた保存。一度ラー油を手作りしたこともありますが、使い切れませんでした。

出来れば一味とか七味唐辛子を自作してみたいのだけれど、細かくする道具がなくて。増税前にフードプロセッサー買おうかしら?


詰まり、再び

2019-08-24 05:56:41 | 暮らしのあれこれ

楽しいこともいろいろあった8月だったけれど、ひょえぇぇぇ~!!!となるような事態もあったりしたんです。

 

そう、あれは今月3度目の畑に出かける日の朝。

朝食を済ませ、後片付けをして、30分ほどしたら義母をショートステイに送って我々も出発…などというときに、相方が

「この前ほどじゃないけど、なんだかトイレが変だ」と報告。

またばーさん、何かやらかしたか!!??と思いつつトイレに行くと、この前のように便器の外に水が溢れるというわけではないけれど、

便器内の水の量がいつもより多い。

ちょっと怪しいけれど、完全に詰まっているんだろうか…と思いながら恐る恐る水を流してみると、予想しない事態が。

水は便器からは溢れはしなかったけれど、便器と床の間から水が少しずつ漏れ出ているではありませんか!!!

やっぱりどこか詰まっているんだ、と、外の物置に詰まり取りの道具を取りに行くと、それこそ予想することは絶対無理!なことが起きていました。

ちょうどその物置の前に汚水マスの蓋があるのですが、そこから汚水が溢れ出て、門扉から外の下水マスまで流れているではありませんか!

悪臭こそありませんが、トイレットペーパーの破片なども周辺に散らばって…見えはしないけれど、「大」本体も存在、したでしょう。

(尾籠な話でごめんなさい)

 

愕然とする、というのはこういうときのこと。

いろいろな思いが頭を巡りました。

さすがにこれは素人では無理→業者に連絡→まだお盆休みかもしれないけど、今日来てもらえるなら畑に行くのは無理…などなど。

このときの気分と言ったら、日本海溝に沈んだような感じと言えばいいかしら(大げさ?)。

とにかく相方は義母をショートステイに送っていき、戻るまでの間気を取り直して、今後どんな成り行きになっても大丈夫なように、

やらなくてはならない家事を片づけました。

 

時間が経過するうち、溢れた汚水はなんとか引いていきました。浸み込んだのかも…トイレットペーパーの破片をおきざりにして(苦笑)。

その後ショートステイに義母を送った相方が戻って、業者に電話。

しばらく話しているので、これはすぐには来られないかもしれないなぁ…となると、ショートステイを延長しなくちゃいけないかも?

なんて思っていると、「ちょっと汚水マスの中を見てみる」と相方。

実は以前、この汚水マスの周辺の土が一部陥没したことがありました。

そのときも相方が中を見たのですが、トイレの排水が勢いよく当たるマスの部分に穴があき、そこから漏れる水が土を流してしまっていたのです。

ほぼ同時に、台所の排水マスの周囲にも同じように土が陥没。古い家なので、見えない部分の老朽化が進んでいたんですね。

両方とも相方が直しましたが、そのとき直した部分に何か不具合があるのでは…ということも心の隅にひっかかっていました。

 

そのうち、相方が声をかけたので見てみると、汚水マスの中に、「?」と思うものが。

なんだか古くなってすり減った竹ぼうきの先っぽみたいなものが見えています。

それがおそらく、木の根っこだろうと聞かされてびっくり!

だってその根っこは家の方から伸びているように見えたから。確かに近くに木は3本ほど植えてありますが、道路際なので根っこがこの方向から

伸びているのが、なんか納得出来ないーっ!

実は相方のお客さんのところでも同じようなことがあって、水を求めて伸び続けた木の根が、トイレから流れる水の出口にたどり着き、

ついには塞いでしまった、ということのようです。

かなりの太さになっていましたよ。ふさふさのキツネのしっぽくらいの太さ。写真撮っておけばよかった…

私はその根っこ、ハナミズキのものだと思っています。花「水」木って言うくらいだもの。

詰まりの原因だったその根っこを取り除き、問題は解決。前述の以前相方が直した部分も問題ありませんでした。あ~よかった!

詰まりとか漏水とか、普段どんな具合なのか、今日はいつもと同じなのか、あまり神経質にならなくてもいいけれど、ちょっと気をとめて

おくのも結構大事だなと感じました。つつがない毎日を送るためにもね。


どれを選ぶか、より、どう使うか。それが問題だ。

2019-08-23 05:45:30 | 好きなもの・好きなこと

見出し画像は、倉敷意匠の救急箱です。ですが、中身は薬とか絆創膏、ではありません。

 

下手の横好きとは私のことで、上手でもないのにちょっとした家で使うものを手作りするのが好き。

それも、きっちりと採寸して仕上げなければならないようなDIYはとても無理で、そっちは相方任せ。

私が担当するのは主に布小物など。もちろんこれも採寸はきちんとしなくちゃいけないものではありますが、印通りにきれいに縫うなんて

芸当がほぼ出来ないので、縫い終わりの印が裏と表でずれている、な~んて言うのは常態化しております。

 

縫物をするのに必要な道具を入れるもの、と言えば裁縫箱。

結婚祝いにいただいた木製の裁縫箱をずっと使い続けて36年。

二段になっていて、上の浅いところに針山や糸切り鋏、糸、指ぬきなどを、下の深いところに裁ち鋏など入れていました。

でもずっと使いづらいと思っていたんです。

何が一番使いづらいか、と言うと、裁ち鋏の寸法より裁縫箱が少し小さくて、斜めにしながら上手に入れないとうまく収まらないところ。

そしてその鋏を取り出すときも、まず観音開きのようなふたを左右に開けたのち、上の浅い部分を取り出さないと鋏を出せないところ。

 

そんな状態だとつい、使うのが億劫になって、この数年、いや10数年かもしれないけれど、このところはクッキーの空き缶などを利用して

裁縫箱にしていました。件の裁ち鋏はもちろんそこにも入らないので、息子が小学校時代に使っていた裁縫道具の裁ち鋏を入れて。

それだとサイズが小さいので収まりますが、切れ味は格段に悪い。

 

そして今年の春。ふと思ったんです。

いくら結婚祝いにいただいた、とはいえ、こんなに使いづらいのだし、長い期間使ってきたし、なにより、ここのところ全くと言っていいほど

使ってないし!もう手放してもいいんじゃないのか?って。

そして今度は、裁ち鋏が使いやすいような大きさの裁縫箱にしたい!と強く思った私。

素材はやっぱり木、だよなぁ。ダルマスレッドの金属製のにも心惹かれたけれど。

 

そこで「裁縫箱」だけでなく、「道具箱」とか「木箱」とかでも検索して、写真の倉敷意匠のものと遊・中川の横長道具箱の二つに絞って更に検討。

いやこれ、本当に悩みに悩みました。今見返しても、横長道具箱もとてもステキだと思うし。

結局倉敷意匠の救急箱にしたのは、大きさがほどよいことと、値段も手ごろだったこと。

今、箱の中はこんな感じ。

 

裁ち鋏と一緒にピンキング鋏も並べていれてあります。

上の小さい箱の中にある黄色のピンクッションは、ほぼ同時に買い替えたもの。ミモザ柄に一目ぼれしました。手作りサイトCreemaで購入。

その上にある小さいピンクッションは、バイト先に出店していた、障がい者の方が作ったもので、ペットボトルのキャップを使っているとか。

裁ち鋏の手前に見えているこげ茶のもピンクッション。3つも要るのか?って言われたら何も言えませんが、これは東日本大震災のとき、

我が家で眠っていたハンドブレンダーを必要としていた被災者の方にもらっていただいたのですが、その後お礼に、と手作りのこれを

送ってくださったもの。その後交流などしていませんが、これを見るたび、お元気でいることを願わずにいられず、ずっと大切にしたいと

思うのです。

 

さて、裁縫箱は整った。だがまだほとんど何も作っていない!これ大問題です。

かろうじて作ったのは、と言えるかどうか定かではないけれど、老眼鏡を入れる簡単なケースをフェルトで作ったくらい。

暑いとねぇ、細かな作業はしたくなくて。

ミシンを使った縫物の計画はあって、すでに布も買ってあるんですが…来月かな(苦笑)。


楽しさは暑さを超えるー東京美術館紀行②

2019-08-22 08:59:15 | 旅行・お出かけ

上野から山手線で次に向かったのは目黒。

私、初山手線だったんですが、やっぱり地上を走る電車のほうが、東京の景色が見られていいですね。

父親が元国鉄マンだったので、私も鉄道好き。乗り鉄なので、乗ったことのない電車に乗るとワクワクします。

おしゃべりしていると移動時間も気にならず、気づけば目黒に到着。

 

ちょうどお昼時で、頭の上から夏の太陽が容赦なく照り付ける中、目的地の東京都庭園美術館を目指して歩きだしました。

毎度思うけれど、東京って、坂、多くありませんか?常日頃平坦地で暮らしているので、それほどの距離がないのにかなりの疲労感(苦笑)。

とりあえず時が来たのでまずお昼を食べようと、美術館入り口付近にあるレストランへ行ってみると、当然ながら混んでいました。

席が空いたら電話してくれる、とのことで、友人の電話番号を告げて、先に美術館の建物内を見学することに。

友人にチケットをまとめて買ってもらったのですが、少し離れたところで待っていると、窓口係の声が聞こえてきました。それは

 

「お連れ様に、65歳以上の方はいらっしゃいませんか?」

 

う~ん、やっぱりそれ以上の年齢に見られる、というわけね。

白髪率かなり高い私、グレイヘアーにしてから、実年齢を知らない人からはそう見られているとは感じていたものの、あからさまだと

それなりに…ということはやっぱり、せめて実年齢くらいには見られたいと思っているということの表れですよね。

ひとからどう見られても気にしない、と普段言っているのに、このざまではねぇ(苦笑)。まだまだ修行が足りませぬ。

 

話を美術館に戻しましょう。

旧朝香宮邸だったこの東京都庭園美術館。元宮様のお屋敷ということもあって、門から車寄せまでのアプローチも長く、いかにもな雰囲気。

エントランスホールでは、ルネ・ラリックのレリーフがお出迎え。

 

どこを見ても惚れ惚れするところばかりですが、なかでも私が注目したのが、照明器具と左官仕事。

部屋や廊下など、同じものは多分なかった、と思います。このシャンデリアなど、いかにもアールデコな雰囲気で、もううっとり…

 

などと観ている途中でレストランから電話がかかってきました。まだ途中なんだけど、再入場って、どうなの?

別棟とは言え同じ美術館に併設されたレストランだから大丈夫だろうけど、受付の方に尋ねると、ちゃんと再入場の用紙が準備されていました。

レストランはまだ昨年出来たばかり。

ランチコースのうち、スープとメイン、コーヒーのショートコースを選びましたが、本当にショート、というか量が少なめ。男性なら足りませんね。

パンも温められていなかったし、お料理の味はそこそこでしたが、サービスの点でもちょっとねぇ…ロケーションはよかったですよ。緑多くて。

 

食事を済ませて再び館内へ。

 

階段やラジエーターを隠す金属パネルのデザインも、すごくステキでした。

クラシックな雰囲気のタイルも。

この建物にも中庭があり、二階からの眺めもいい。

大きな池泉回遊式庭園もあって、規模の大きな茶室もありましたが、なんと言ってもここで一番素晴らしいと思ったのは、手入れの行き届きた芝生。

草一本も生えていないし、枯れた部分もありません。強い日差しがさすと言うのに…庭師の女房、こういうところが気になるんです。

その芝生から見た建物も実にシンプルな美しさ。

美術館を出るとき、庭師さんがおひとり、日陰になったところから水遣りをしたり、掃除をしていました。

常に美しさを保つのには、こういう日ごろの手入れが大切、ということでしょう。

この美術館、来月23日まで「1933年の室内装飾」という展覧会を開催しています。展覧会開催中は建物内を見られますが、それ以外は

庭園のみ入場可のようです。建物内部をご覧になりたい方はお気をつけくださいね。


楽しさは暑さを超えるー東京美術館紀行①

2019-08-22 05:49:33 | 旅行・お出かけ

見出し画像に使ったのは、ロダン作「地獄の門」。

上野の国立西洋美術館の前庭にあります。ご存知の方も多いはず。

今月4日、友人と朝早い新幹線で上京、開催中の松方コレクションの展覧会を観に行きました。

上野で降りて美術館前に着いたのが9時少し過ぎ。9時半開場でしたが、すでに長い列が出来ていました。

日傘さしつつ待ちましたけど、暑かったですよ~!ミ~ンミンミンとミンミンゼミが高らかに鳴いて、暑さを助長しておりました。

 

門が開いて列が動き出すと、チケットを持っている我々は比較的スムーズに中に入ることが出来ました。冷房が効いていて寒いくらい。

長袖着て来てよかったわ~。

いつぞや記事にした単眼鏡ももちろん持参。しっかり役立ちました。

それにしても、正面入り口付近から見て思っていたのより、中が深くて広いことに会場を回るうちに気づき、驚きました。

地下3階まであるんですねぇ…

そして中庭を取り囲むように建てられているので、ワンフロアの広さはかなりのもの。さすがはコルビュジェ先生、な建物だと感心。

松方コレクションだけでもかなりの数あるのに、ついでにと観た常設展示がまたかなりの多さ!常設展だけでも充分楽しめます。

それに写真撮影可な作品もあるのも驚きでした。そういうシチュエーションに慣れてないので、中ではほとんど撮影しませんでしたが。

 

さて主役?の松方コレクション。素晴らしい作品も数多くありましたが、中には「どうしてこれ選んだのかなぁ…」と思うものも。

ま、私の好みと違う、だけの話なんですけどね。

でもこれら数多くの作品を日本人に見せたいと思った松方氏の情熱と行動力は、本当にすごいと思いました。

常設展示で印象に残っているのは、ブルガリなど有名ブランドの宝飾品もおいてあったこと。美術工芸と言えばそうなんでしょうけど、

ついおいくらなのかしら?なんて下衆の勘繰りしちゃいました(庶民なものですから)。

友人は宗教絵画の間に、残虐な絵が並んでいることを不思議がっておりました。作品の並べ方に何か意味があるのかないのか、我々には

よく解りませんでしたね。

 

去年の秋にも同じ友人とフェルメール展を観に上野に来ていますが、そのときは入場時間が定められていたので、私たちはそれまでの時間を

利用して、自分好みの展覧会へそれぞれ出かけました。上野って美術館や博物館がたくさん揃っていますよね。

そのとき西洋美術館ではルーベンス展だったかな?観ていないので忘れましたが、私は前庭にあるロダンの彫刻と美術館の建物が観たくて

ちょいと立ち寄りました。子ども時代、「カレーの市民」というタイトルに、カレーなのにインドっぽくないなぁと思ったことを思い出したり(笑)。

このときのフェルメール展は散々なイメージしかありませんが、他の展覧会がよかったりしたので、それはそれでよい思い出です。

 

さて、松方コレクションと常設展示を観終えたのが約2時間後。ここから次の目的地へ移動しました。この次の目的地は写真撮りまくり!

目がハートになるところだらけでした。その話は次回。