食と世界

食と世界についての雑記 菜食・断食の勧め

 日本人とサラブレッド 4

2007-06-24 21:36:54 | 日本人

















 精神を故障して当院を訪れる馬は相変わらず多い。



 無理もない
 彼らを評価する尺度は“足の速さ”だけ。


 足は遅いが高跳びはうまい
 足は遅いがソリを引くのはうまい
 足は遅いがゲームは得意
 足は遅いが会話は得意



 そんな事には価値がない。
 優秀さのバロメータは何故か、“足の速さ”だけなのだ。

 そんな奇妙な定規に支配される社会に居て自分の存在意義を
 見失う子が増えている。




 そして疲れて走れなくなった馬に手を
 差し伸べる事も許されていない。

 心優しい事、思いやりのある事に意味がないのなら・・・・

 みんな厩舎の窓ガラスを割りたくもなるんだろう。






   今俺にあるものは
   意味なく思えて戸惑っていた
































コメント
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