食と世界

食と世界についての雑記 菜食・断食の勧め

便利の果て

2009-04-01 12:46:45 | 人間





どれだけの私財を得ても私利私欲の為に使わない事業家達が日本近代経済社会の発展に寄与した人々の中にいた。

社会全体が貧乏であったら、一個人が富んでも幸福にはなれない―
質素倹約、余った分は社会の不足部分への投資[教育 福祉 環境....]という生きたお金の使い方が共栄の意識から生まれていた。

人の心による抑制を離れた資本主義が人類社会を滅ぼす暴走した悪魔になるぞとは、先人の頭脳には明瞭に映っていたに違いない。


もし分限を越える(奢侈に傾く)時は一身一家も破滅の基であり
一国滅亡の端緒である。 渋沢栄一


















現文明への愛着は個人的に当然強いものを持っているけれども人類独尊の身勝手な物質文明により本来あるべき地球と人とのバランスが崩れ、行き過ぎた利便性・快適性の向上は発展とは逆のものを人間にもたらした気がしてならない。

自動車、家電、インターネット、グルメ …
煤煙、排気ガス、化学物質、農薬、食品添加物 …
衰えていく人間の力は体力だけに止まらない。

「次の50年をどう生きるか」
それはこの人間衰弱の時代の総括を避けながら考える事はできないのではないだろうか。







地球と子孫を守る精神的規律を失った人々の姿が一体何人の子供、若手の生きる気力を吸い取っているのか…

かのヒトラーは極悪人ではあったものの菜食主義であったため
物事を見通す頭の冴えは確かに持っていたように思われる。
自然から逸脱した文化生活と食性を見直し、欲のままの時代を制圧する力を今磨いて行きたいものである。

「たとえ戦争も災害もなくても、人間は21世紀、空気と水と食物の汚染だけで衰えていく。いや、その前に、肉食とアルコールとタバコでも衰える。だから私は肉も食べないし、酒もタバコもやらない。」 ヒトラー



画像提供 横浜市地球温暖化対策事業本部 僕の見た秩序。 

















 

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