1~4世紀にヘレニズム世界でキリスト教と並存していたミトラス教の見過ごせない多くの共有特徴を取り上げてみよう。
参考元: ミトラ教と神智学 図: 大英博物館 ミトラ= ローマ名:ミトラス ・ ペルシャに起源を持つ戦神・太陽神・契約神。 ・ 天の創造主アフラ=マズダーの子。 ・ 贈り物を運ぶ3人の賢人によって生誕が祝われた。 ・ 12月25日に洞窟で誕生する。(初期キリスト教もイエスは洞窟で誕生したと主張した) ・ ミトラスは光、良き羊飼い、救世主と呼ばれ病気を癒し、盲人に光を与えた。 ・ ミトラスは12星座を象徴する12人の友を従える。 ・ ミトラスは死の前日に12人の友と最後の聖餐(夕食)をとった。 ・ 「太陽の大きな雄牛」として、ミトラスは世界平和のために犠牲になった。 ・ 彼は墓に葬られて、3日後に再び起きた。 ・ 審判の日に死者は現れてミトラスの裁きを受ける。 ・ ワイン(または牛の血)は彼の血として、パンは体として、崇拝者によって拝領された。 ・ ミトラスは聖三位一体の一部分。(父・子・精霊)
心を開いた人にはキリスト教がミトラスに倣って作られた詐欺と思わせる程、両者は気味悪く類似していた。4世紀にローマ帝国内でキリスト教が公認されると、困った事にキリスト教徒は度々ミトラス教への弾圧行為に及んだ。キリスト教は悲しいかなこのような自身が“唯一の真実”でなければ気が済まない異教アレルギー&近親嫌悪者だったのである。宗教に寛容なローマ帝国で唯一平和的統治の敵として禁教されたのも無理のない事だった。
紀元後全ローマ的に信仰された農業神アッティスも同じ筋書きを共有する。
参考元: アッティス - バルバロイ! 図: 大英博物館 ・ 小アジアフリギュアの青年神・植物神。 ・ 12月25日に聖母から生まれた。(処女懐胎) ・ 山に捨てられるが、ヤギによって育てられ、美少年へと成長する。 ・ 浮気が発覚して熱愛者の呪いを受け、"過ちの元" =男根を自ら去勢する。 ・ 「不吉の金曜日」に松の木の十字架にかけられ、聖職者が墓が空であると分かった3日目に「最も高い神」として復活する。(3月25日) ・ アッティスの流した血は豊穣と罪の赦しとして地上を清めた。 ・ 彼の体を象徴するパンが崇拝者に食べられた。 ・ 信仰者は去勢して男性器を神に差し出すことで救済者に続くことができた。
人々の救済を達成する犠牲という特徴において、上記2つの神は遥か古代から後に現れる良きガリラヤ人の男を完全に先取りしていた。
同時代の宗教を調べると、キリスト教が地中海周辺を回っていた以前の宗教から作り上げられた二番煎じである疑惑が明らかになって来る。それらは「神の作り変えは無効」、「唯一神YHWHは救世主など派遣していない」とするユダヤ教では当たり前の言説に力を与えている点も重要である。
牛を殺すミトラス Fresque Mithraeum Marino
キリスト教の祭司やミサ、水の洗礼、聖餐式なども、ミトラス教に起源があるという。ここ数百年、暴徒が異邦の地を蹂躙し虐殺を行いわが物顔に振る舞って良い根拠が、実は古代から続いてきた異教の原型的神話のコピーに過ぎなかった薄ら寒さを少しでも脳裏に想像してみていただきたい。
疑う余地なく類似しているものの、男根を失う犠牲を払う事もなく、暴力の渦に呑み込まれて行く人類を見過ごしながら「ただ信じていれば救われる」-そんな馬鹿な物があってたまるか。上記の申し立てられた類似点はここ1500年間の廃物キリスト教に試みるものとして見られなければならないのである。
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