天気:晴れ
海況:北西の風が非常に強いがうねりはない(暴風警報・波浪注意報 発令中)
気温:5℃ 水温:水面7.1℃ 水底6.9℃
透明度:7~8m
あの大震災から2年、女川町内のガレキ置き場のガレキの山も小さくなってきたが、町の復興や養殖漁業の復旧までは、まだまだ時間がかかるようだ。一方、女川湾の小さな生きものたちの生活や岩礁帯の海藻類など、震災前とほとんど変わらないまでに復興している。
今日も先週末と同じ暴風警報・波浪注意報発令中だが、水中は透明度もよく快適なダイビングが楽しめた。
弁天島の周辺の岩礁帯には、アラメやワカメの生長が進み群落が形成されている。
震災前に付着したマボヤも3年目を迎え5~7cmの大きさまで成長し、純白のマボヤも健在だ。その他、ウスマメホネナシサンゴやムツサンゴなども岩肌に群生している。
先月から観察しているクチバシカジカの抱卵も順調で、1本目は正面を向いていたが、2本目は後ろ向きになっていた。また、ダンゴウオは4個体観察し、写真の赤いダンゴウオは、お腹を大きくした大きな個体だ。これから繁殖期の4月に向け、ペアリングの為に活発に移動する。
クチバシカジカのハッチアウトの予想は、卵の状態から今月20日以降と思われる。