天気:雨
海況:南よりの風 やや強く (強風注意報 発令中)
気温:5℃ 水温:7.0℃
透明度:3~5m
ハッチアウトが始まったクチバシカジカ(NO2)
卵の中に海水を入れてハッチアウトに備える稚魚(中央部の1個)
ここ最近、海況不良が続き竹浦でのファンダイブができなくクチバシカジカの抱卵が気になっていたが、今日は、久しぶりにKAZUが竹浦グロットとアゴ島を調査してきました。
結果は、NO2のクチバシカジカがハッチアウトが始まっていたようです。写真を見るとすでにハッチアウトした卵の殻も数個あることから、2~3日前から開始したようだ。
クチバシカジカのハッチアウトは、10~15分前に稚魚が卵の中に海水を入れてから、口先で卵を割り、口→頭→身体半分と休みながら5~7分かけてハッチアウトする。ハッチアウトは、7~10日ほどで完了する。ハッチアウトが終わった卵膜は、親のクチバシカジカが食べて後から生まれてくる稚魚の邪魔にならないようにする。
その他、オコゼカジカが定位置、ダンゴウオ多数、シロホクヨウウミウシ(3色)などと、大きなハナサキウミウシなどが観察できた。(報告:KAZU)
穴にいるダンゴウオからホヤの上にいるダンゴウオが多い
3月6日(金)にクチバシカジカのハッチアウトの撮影会を予定