天気:晴れ
海況:南よりの風弱く ベタ凪
気温:14℃ 水温:4.6~6.0℃
透明度:表層部 1~2m 深場 4~6m
竹浦グロットのポイント
今日は、仙台のアリエルチームと竹浦で2ダイブしてきました。1本目は、竹浦グロットでクチバシカジカのハッチアウト狙いだが、NO2の卵は、まだまだのようだ。
この卵塊は、1月10日頃に産み付けられたようで、今日で約80日、あと10~15日位かかる模様で4月上旬~中旬まで観察できるかも。
一方、NO3の卵塊は、今日も親がいない。過去17年間クチバシカジカの抱卵を観察してきたが、子育てを放棄した親はなく、外敵に襲われた可能性がある。しかし、親がいなくとも子が育つ為、無事大海原に巣立った模様だ。
NO3の卵塊(ハッチアウトが終わった卵の殻は、本来,親が食べたりして掃除するのだが・・・)
2本目は、アゴ島でエントリーしてグロットまで探索、オコゼカジカは定位置から移動したようで留守だったが、ホヤの上のダンゴウオやケムシカジカなどいろいろ観察できた。
アリエルの小玉さんが発見したヒメフタスジカジカの抱卵
女川の海では、クチバシカジカの子育てが終わる頃、4月には、ヒメフタスジカジカなどのカジカの仲間の繁殖期となり、5月にはいよいよダンゴウオの抱卵が始まる。
その他、グロットでは、ヤリイカの卵、ギスカジカ、トラパニア・トッドイ、ダンゴウオも多く観察できた。
ギスカジカ(体長 30cm) ケムシカジカ(体長 45cm)