天気:晴れ
海況:南西の風 強く 風波あり 強風注意報発令中
気温:15℃ 水温: 水面 5.3℃ 水底 4.8℃
透明度:アゴ島 1~2m 弁天島 2~3m
今日は、ダンゴウオの抱卵を探しにアゴ島と弁天島を調査してきました。うねりはなくなったが風が強く、水面が波立っている。ボートからエントリーするとヒヤッと冷たく、透明度も1m前後と悪く水深15m付近ではナイトダイビング状態だ。手元の水温計をチェックすると今季最低の4.8℃を表示している。三陸沖合に水温3~4℃の冷水魂が南下している為だ。
早速ダンゴウオを探索した結果、マボヤの上や岩の窪みなどで8個体ほど観察できたが、すべてお腹を大きくしたメスの個体でオスはいなかった。オスは、この時期巣床を確保し巣穴に入っているからだ。
すべて、お腹を大きくしたメスのダンゴウオ
オスの巣床を探しに、昨年抱卵した場所を重点的にチェックした結果、1個体が抱卵しているのを確認できた。しかし、穴の奥で抱卵している為、残念ながら手持ちのカメラでは撮影できない。
これからダンゴウオの抱卵が多く観察できるようになり、5月末から6月中旬にかけてハッチアウトが観察できる。また、現在、女川湾沖合の海域に例年より3~4℃も低い冷水魂があり、今年は、「流氷の天使・クリオネ」が「復興の天使」となってやってくる確率が高くなっているのが楽しみだ。
2008年のGWには、数十個体のクリオネが女川湾で観察できた。
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