「おながわ海中漫歩」 ちょっと海へ

宮城の海に潜って40年以上、最新の女川湾の情報をお知らせします。
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2013年7月12日(金) 女川町指ヶ浜

2013-07-12 19:04:49 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:くもり

海況:風なくベタ凪 (濃霧注意報発令中)

気温:21℃  水温: 水面 16.8℃ 中層 14.5℃  水底 11.5℃

透明度:水面1m前後  6m以深 8~10m

 東日本大震災から2年4ゕ月、女川町指ヶ浜の養殖施設の今を潜水調査をしてきました。海上には、濃霧がかかり時折数百mと見通しが悪いこともあるが、風もなくベタ凪状態だ。船上から見る水質は雨の影響で水面近くの透明度が非常に悪い。しかし、水深6m以深では10m程度も見通せるベストコンディションだ。

 最初のダイビングは、ホタテやマボヤの養殖施設が大津波の影響で絡まりあってモンスター化している場所だ。水深34mから直径約5mの円筒径状でそびえ立ち、タナゴやメバル、そしてクロソイなどの魚が集まり漁礁となり、私たちは、このポイントを「指ヶ浜パヤオ」と名付けた。

 パヤオの上層部(水深15m付近) 

 水深20m付近から見上げると

  絡まり合う養殖ホタテ(水深25m付近)

  養殖のマボヤもまだ生存している(水深25m付近)

  大きなメバルも多く観察できた。(水深20m付近)

 2本目は、昨年より復旧したマボヤやホタテの養殖施設の調査。

  採苗から1年半のマボヤの養殖(来年の5月には水揚げできるようになる)

  栄養豊かな女川湾で成長し続けるホタテ(今年の秋まで水揚げされる)

 



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