「おながわ海中漫歩」 ちょっと海へ

宮城の海に潜って40年以上、最新の女川湾の情報をお知らせします。
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2013年3月2日(土) 女川町竹浦(弁天島)

2013-03-02 20:55:03 | 女川湾の海情報

天気:晴れ

海況:西北西の風が強い うねりなし (暴風警報・波浪注意報発令中)

気温:4℃  水温:水面 7.2℃  水底:7.0℃

透明度:7~8m

 今日の女川町竹浦は、地元の漁師さんからの情報で風が強く吹いているがうねりがない為、弁天島周辺でのダイビングは可能とのこと。早速、ベテランのダイバー4名で生物探索をしてきました。透明度も思ったよりも良く、7~8mあった。

 

今日の目的は、先月17日に橋instが発見したクチバシカジカの抱卵(?)の確認だ。今日のクチバシカジカは、写真のように手前を見ていた為、卵塊がハッキリと見え、弁天島での初抱卵の発見となった。

  クチバシカジカの抱卵(女川町竹浦で2例目)

 

 このクチバシカジカの抱卵は、開始した時期は不明だが卵の状態からあと1ヵ月間は観察できるようだ。(通常の抱卵期間は、75~100日前後)

 

その他、ダンゴウオ(4個体)、ウミクワガタ、ミズダコ、オコゼカジカ、ウミウシ類など

   

 


2013年2月26日 東松島市宮戸(奥松島)の海 テレビ取材

2013-03-01 21:12:33 | 宮城の海

天気:晴れ時々くもり

海況:風弱く、ベタ凪

気温:2℃  水温:水面~水底まで 4.1~5℃

透明度:2~3m

 

 あの大震災から約2年、甚大な被害を受けた奥松島の海をフジテレビの取材班と共に海に潜って水中リポートをしてきました。

久ぶりのフルフェイスマスクを装着し、水温4℃の海中を3ヵ所ほど潜って、漁業者にモニターを通して海底の様子を確認して頂きました。

    

海底は、地元のボランティアダイバーの活動でガレキの撤去が進み、きれいな海が戻っていた。

     

岩礁帯や波消しブロックの漁礁には、アラメやワカメなどと共にアカモクも2~4mまで生長し豊かな海が戻り、海底の復旧が進んでいた。

 

 水中取材班メンバー(大変寒い中、ご苦労さまでした。)

 

放送は、フジテレビ系で2013年3月11日(月)PM2:00~4:00までの中で放送される予定です。ぜひご覧ください。