このCDカヴァーは、間違いなくRose・・・
どうもセピア色?的で、発色が悪い。
(我輩の妥協なくとも、これで良いのかもしれない、が、しかし、)
だから、
ホワイトピンク?のバラ、これを画像でくっつけた。
スペインの朝はすでに強い日差し、気が遠くなるくらい広大な、マドリッドのJardin Botanico(ボタニカル・ガーデン:植物園)を散策中に見かけた一輪のバラ、、、。
『マドリッドの、ピンクのバラ・・・・』
(ここは何故か、あえて、赤いバラではないのだ・・・・・・)
見つけた一輪のバラのおかげで、この記事が書ける、助かった、、、
これで気分は、いよいよフラメンコ的になったぞ~。
フラメンコダンス・スパ二ッシュダンスに、少しでも興味をお持ちの読者、必ずこの天才ギタリスト「サビーカス」のCDをお聞きいただきたい。
我輩、はるか昔の高校時代にこのレコードを入手している。いうなれば、フラメンコギターの古典、クラシックである。
これを10回きいて、そしてフラメンコダンスを見ていただくと、ダンスへの理解度と、観る楽しさが倍増します。フラメンコダンスとギター演奏は表裏一体、切っても切れないものだからです。
我輩・・・・
聴いた聴いた、このレーコードの溝が擦り切れるまで、、、。
天才にして、フラメンコギターの旋律とリズムの真っ只中で生まれ育ったサビーカス。さらに訓練に次ぐ訓練で、弦との摩擦で火傷を負い、極限で擦り切れが指先は血にまみれ、ようやく指先が柔らかくなり、10本の指全ては、弦を自在に操れる優美な精密機器となる。幼児の頃から始まった訓練が10数年も続けば、演奏家としては、もう老練だ。そうして磨きぬかれた音がギター弦からはじき出される。その音を聞き続ける。そうなると、他のギター演奏家の出す音は、ばかばかしくて聞けなくなってくるのだ。
(サビーカス。確か生粋のジブシーだと聞く。生まれながら流転の生活に身をゆだね、朝な夕なフラメンコダンスの熱気とギターの旋律の中で、いずるべくして秀でた才能、そんな彼は、生涯?音符が読めなかった、と聞く。これ、まるで「天才テナー」パバロッティーのオヤジさんと同じではないか!天才が、音符読めないとはな~ あれこれ想えば、なんだか楽しいな~)
こうして毎日毎日聞き続けたら、最後には、そのレコード上の題目・曲の進む順序、曲のなかの次に進む旋律の順序を全て暗記してしまっていた。
こうして記事を書きながらも、そのいくつかの旋律が思い浮かんでくる。
ほかの事も思い出す。
「このレコードをこんなに聞く暇があったら、もっと英単語を暗記しておけばよかったな~」
「いや、数学も、物理も、もっともっと勉強しておけばよかった、出来たはずだ」
などなど、、、
いや、このレコードだけではない。
他のクラシック、モダンジャズ、エルビスプレスリー、パットブーン・リッキーネルソン・あげくの果てはビートルズ、、、。
出てくる出てくる、、、、
「いやいや、勉強してたら、こんな良い音楽は聞けていなかった・・・」
「これでいいのだ、これ良かったのだ、当時、勉強してたら、今、こんな記事書けてなかったかも知れない・・・」
我が人生、未だ納得していないが、この時点、とりあえず勘弁してやろうか。
今なお、未完成交響曲の演奏中的人生であると願って、、、。