【再掲載】同調

2024年01月28日 05時55分51秒 | 少年野球

練習や試合の自粛が明けて、外部(鶴見区以外)で練習試合をする機会が増えました。

そこで、その際に気が付いた点を今回説明させて頂きます。今回の議題の通り、審判の同調について、説明させて頂きます。

よく間違って覚えていることから説明させて頂きます。

球審がファールを宣告した際に、ほかの塁審(審判の資格を持っていないお父さんコーチが塁審をしている)の方も一緒に「ファール!」と大きな声で叫んでいますが、これは間違いです。

球審がファールと宣告した際には同調しなくて結構です。

あと、塁審がベースより後ろの打球判断でファールを宣告する際には、塁審だけ「ファール」を宣告し、球審はノーボイスです。

塁上及び塁を越える打球の判定は塁審です。では、それはどのような打球でしょうか?

痛烈なライナーや速いゴロの打球が多いです。たとえベース手前でファウルゾーンに出てしまおうと、打球がベース位置の横を越えた時点で、今度は絶対に塁審が判定を行います。

では、なぜ同調しないのでしょうか?理由は球審と塁審の「フェア/ファウル」の判定の二重ジャッジを防ぐためです。

先に述べましたように、塁の手前までの打球判定は、必ず球審が行います。塁より後ろから塁審の打球判定になります。

ですので、そのケースによって打球判定を行う者が1名、それ以外はノーボイスです。

※ちなみに、内野フライでショートが捕球した際にも、いくら2塁審の方が近いと言っても、基本は球審が「キャッチ/ノーキャッチ」をコールして、

それ以外の審判はノーボイスです。これも二重ジャッジを防ぐためです。

 

では、今度は絶対に同調して欲しい場合について説明します。先に回答から説明します。

①タイムを宣告した際(球審だろうが塁審だろうが誰かがタイムを宣告したら)

②インフィールドフライを宣告

大きく分けると以上の2点です。

①はプレイを止めてしまう行為の為、審判が宣告したら大声で「タイム!」を宣告してください。

これは、各チームにも観客にも審判部席にも誰が聞いてもわかるように宣言ください。

②これも可能であれば球審が、球審が忘れていれば塁審が宣告しても構いません。

また、この忘れを防止するために審判間でインフィールがあるよのシグナルを決めております。

あと、余談ですが①のタイムを宣告も十分考えてから行ってください。

一旦プレイを中断させるのですから、審判もそこを判断して闇雲に選手から「タイムをお願いします」と言われて ほいほい「タイム」宣告しないで下さい。

インフィールドフライでサヨナラ 日大藤沢vs武相

この試合は、神奈川県夏の高校野球予選での試合です。9回裏で1OUTで満塁で打者が内野フライを打ってしましました。

球審はインフィールドフライを宣告してます。同様に他の審判も同調してます。で、ここからが問題の場面。恐らく3塁手(投手?)が塁審?にタイムの宣告をしたと思います。

しかし審判はまだプレイを中断できる状況でないと判断したため、タイムを認めませんでした。

しかし、守りのチームは勝手に「タイムが宣告された」と判断し、3塁走者がタッチアップで生還してサヨナラ前になった試合です。

このように、まだ動きがあると判断した際にはタイムを宣告しないでください。そこで、プレイが落ち着いてタイム宣告ください。

※まあ、勝手に自分で判断する方も悪いのですがね。高校野球最後の試合がこれでは双方後味悪いですよね。

以上、審判の同調に関する件でした。


キャッチャーの送球を早くするには

2024年01月26日 08時08分00秒 | 少年野球

本当にさぼってました。

ブログのアプリも約1年ぶりの確認になります。

学童の野球審判は12月ですべて終了してましたが、チーム練習は家庭都合などで参加出来ませんでした。

1月からは時間見つけて、チームの練習にも参加するようにします。

あと、1月28日(日)に鶴見区の審判講習会(勉強会)が神之木グランドにて実施されます。

これは、審判資格保有者が自分自身のスキル確認などで、基本全員参加です。

私も参加したいと思っております。

 

家ではインターネットや書籍等々 色々、選手に教えたい内容や、指導方法を調べてました。

そこで結構使える(指導に活かせる)内容を発見したので、展開させて頂きます。

 

私自身、高校野球では主にはキャッチャーを行っておりました。

ブロッキング練習やブルペン捕手など練習に参加しておりました。

その練習内容の1つに、盗塁を刺す(要は2塁3塁への)送球練習があります。

約35年以上の前なので、その指導方法は結構アバウトな内容だったと理解してます。

今はyoutubeやインターネットで簡単に検索出来たり、またはスマホで送球動作を撮影したり、本当に羨ましい時代ですね。

そこで私もこの、『キャッチャーの送球動作スピードを上げる』をキーワードで検索させてもらいました。

・捕球しながら耳まで自然の流れで行う

・足の使い方をスムーズに行う

など、検索すればいろいろな内容がヒットされます。

その中で、私自身非常に興味をひかれた言葉が『足の動作スピードを上げる』です。

要は下半身を早く始動することで、上半身を連動させて早く動かすという発想です。

私自身も自宅で行ってみました。どうしても上半身で「早く早く」という気持ちで動かせていたところ、

下半身を早く動かすことで、かなり早く始動することがわかりました。

しかし、これをやるとかなり体力(筋力)が奪われる感じがします。

したがって、学童(小学生)では、若干難しいかな?とは思っていますが、中学・高校では是非試して頂きたい練習内容です。

参考にして頂ければ幸いです。


【再掲載】あたりまえ

2024年01月21日 05時30分50秒 | 少年野球
小学生で野球を教えてもらって、選手は何を感じ取っているのか?
 
毎週チームメイトと楽しく練習ができる事があたりまえと感じる。
誕生日になったら、新しいバットやグローブを買ってもらえる事はあたりまえと感じる。
コーチは選手を上手くする事があたりまえと感じる。
プレイできるグランドを確保する事があたりまえと感じる。
 
今、他の国で政治的な絡みで平和に暮らせていない子供もいます。
学校に行くどころか、明日生きている事も不安な子供もいます。
 
両親から食事を作ってもらっても「今はいらない」と食べない子供もいます。
しかし、食べたくても食べれない子供もいる事を思いだしてください。
友達と一緒に遊びたくても遊べない子供もいます。
今、与えられた環境で一生懸命に生きている事は凄く重要な事だと私は思っています。
 
あたりまえではなく、「ありがたい」と変換して考えて下さい。
 
・毎週チームメイトと野球をできてありがたい。
・毎日食事を作ってくれてありがたい。
・新しい道具を買ってもらってありがたい。
・毎週野球を教えてもらってありがたい。
・布団で寝れて、朝起きて学校に行けてありがたい。
・病気やケガでもすぐに病院に行けてありがたい。
 
逆に、あたりまえに慣れていては、不平不満が出ます。
 
・他のチームは毎週遠征に行っているから強い。
・○○君の家は毎週末 外食に行っていてうらやましい。
・○○君は毎年、新しいバットを買っているからヒットが打てている。
・○○チームのコーチは元プロ野球の選手がいて教え方がうまいから強い。
 
そうではなく、ありがたい=感謝をもつ事が非常に重要になってきます。
そうすれば、選手の廻り そして みんなが 世界全体が 幸せになると私は思っています。
 
生きている喜びではなく 生かされている喜びの「感謝の気持ち」を持ち続けていきたいです。

【再掲載】一方通行

2024年01月14日 08時04分06秒 | 少年野球

今回は、野球に対する貪欲さ、勝利に対する執念を選手はどう考えているかについて、私の持論を述べさせて頂きます。
選手の『やる気』はどうやって見つければ良いでしょうか?テレビCMのやる気スイッチみたいに発見できればいいのですが。
 
これらは、もともと選手の中に眠っているもの(ずっと冬眠中の選手もいますが…)だと私は思っています。
それを自分自身で覚醒させる者も居れば、指導者によって覚醒する選手もいます。
自分自身、ちょっとしたきっかけで覚醒する選手は、ほっといても上手になります。
しかし、その「きっかけ」が判らない選手は、ずっと冬眠中になってしまします。
そこで指導者は、選手の「内に秘めたる闘志」を呼び覚ます指導もしなくてはいけないと思っております。
 
そこで、私なりの持論を少しだけ書かせて頂きます。
 
★挑戦(チャレンジ)させる場を設ける
選手は、失敗しても良い環境を作ることが必要です。
チャレンジを容認したのだから、結果に対して叱ったり愚痴を言ったりしてはいけません。
だから、失敗するのを怖がり、チャレンジしない選手を作らない事です。可能性は無限大です。
チャレンジするには勇気が必要です。
小さなチャレンジを繰り返すことで少しずつ、チャレンジする勇気が身につくと思います。
 
★考えさせ質問する
私たち指導者が一方通行で指示を出したりするのではなく、質問して選手に考えさせ・答えさせることを繰り返して行くことでコミュニケーションを養える事が出来ると思います。
一方通行のコミュニケーションでは、選手が何を感じているのか、コーチングをどこまで理解しているのか判断がつきません。
指導者と選手で双方向に『聞く』『話す』ことが出来るようになることが重要です。
また、チームで議論して各個人の意見を求めるようにもしたいです。(勉強会や討論会)その際の議論では決して否定から入らないで下さい。
 
★選手の個性を認める
選手は一人ひとり、価値観や特徴、生活環境、プレースタイルが違います。
私たち指導者は、どうプレーをするのかを教えるのではなく、プレーの目的、基準、理由、それに伴う結果を教え、選手自身でプレーを選択できるようにする必要があると思います。
選手に目的・判断技術を教え、プレーの選択は選手に任せることで個性豊かなプレーが出てくるようになると思います。
間違っていても、頭ごなしに言うのでなく「こういった考え方もあるよ」と指導したいです。
 
★褒め方、叱り方
同じ褒め方でも、選手によって多種多様な喜び方があります。
個別に対応することで選手は「認められている」と感じ、自ら判断し、プレーを選択することを覚えて行くと思います。
 
選手が主体(自主)性を持ち、自分のプレーに対して理解できなければ、言われてプレーしているだけになってしまいます。
今後 野球を続けられるかは指導者の関わり方で決まります。
 
あくまで持論です。色々な考え方や捉え方あるとは思いますが、もし良ければ参考にして下さい。