立花龍司さん

2019年08月31日 06時13分00秒 | 少年野球

皆さん、立花龍司さんってご存知でしょうか?
 
Wikipediaから

 日本球界におけるコンディショニングコーチのパイオニアとなった方です。
野球を行う上で非常に重要な筋肉 回旋筋腱板(ローテーターカフ)を最初に注目した方です。
これを日本に広めたのが立花さんで、トルネード投法で大スターになった野茂英雄投手へのトレーニング指導で一躍有名になりました。
千葉ロッテに移籍した際に1年共にしたボビーバレンタイン監督を慕って渡米し、日本人初のMLBコーチとしてNYメッツに行ったというのも衝撃的でした。
YOUTUBEでも、立花さん動画 結構アップされています。
 
その、立花さんのブログを紹介します。

 

OGPイメージ

立花 龍司|note

立花 龍司|note">

note(ノート)

 

 


一度参考までに見て下さい。結構、目から鱗です。
難しいことばかりでなく、結構精神論的な話も書かれています。
その参考となった件を、一部を抜粋させて頂きます。
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時間のない時のコーチング ~足し算のコーチング~
前回の投稿では、2019年現在一番良いと思われるコーチングは「質問気づき気づかせ提案型」であるという事を述べました。
そして、それが非常に時間を要する「持久型」であるともお伝えしたわけです。
基本的には、この考え方に則って行うのが理想です。
しかし現実的には、時間がない、今すぐにでも選手にこういうことを目指して欲しい、早くこの技術を身に付けないと試合に出してあげられないと思うこともあります。
その時はどうすればよいか?を今回はご説明させていただきます。
私がこういう場合に提唱しているのが、「足し算のコーチング」です。
日本ではコーチと選手のやり取りでよくこういう言葉を耳にします。
「お前は、このプレーができないから、この練習をしろ!」または、
「お前は、この失敗ばかりするからこの練習をしろ!」
実はこれ、引き算のコーチングといいます。
引き算のコーチングではいきなりコーチから「何々が出来ない」とネガティブな言葉を投げかけられます。
これでは選手は前向きな気持ちで取り組めません。
前向きに自ら進んで取り組まないと効果は薄いものになるでしょう。
この引き算のコーチングの反対が足し算のコーチングです。
足し算のコーチングでは以下のようなプロセスを進めていきます。
「 君は何々が完璧に出来て、何々も出来る。最近一生懸命取り組んでいることも、そろそろ自分ものにするだろう。」
「それにプラスしてこういうプレーが出来るようになればどう?」
「想像して?」
「なっ。すごいだろ?そのための練習を一緒に取り組んでいこうよ」
というように、選手の出来ることをどんどん足していくことで、ポジティブな気持ちに導き、尚且つこういうプレーが更に出来るようになればと想像させる。
どんな選手でも気分が良くなります。
物事をポジティブに捉える事ができるばかりか、選手はこのコーチが自分のことをちゃんと見てくれている、という信頼も得られます。
また、「えっそうなんだ?俺ってそんなことができているんだ」という気づきを与えることにもなります。
あなたが選手ならどうでしょうか?
そして、まさにこれこそが今回のもう一つのキーワードです。
「自分が選手なら」という接し方です。
プレーヤーファーストという考え方を実践するのであれば、この接し方こそがその第一歩になります。
但し、ここで一つ大切な事があります。
この方法を成功させる事の出来るコーチは、選手を普段からよく見ているという事が条件となります。
大して見てもいないのに、適当に取り繕ってこういう接し方をすると必ず見透かされてしまいます。
ので、コーチには普段から選手を教えるという事よりも、よく観察するという姿勢が求められます。
選手が今現在何に重きを置いて練習に取り組んでいるのか等、明日からじっくり観察をしてみましょう!
こうする事であなた自身にも新たな発見があるはずです。
この方法がうまく機能すると、選手をポジティブな気持ちで練習に取り組ませられ、しっかり観察している事によって、選手に安心感を与えることができます。
コーチと選手の関係で何より大切な事は、信頼と安心感です。
 
立花龍司さんのブログから抜粋
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少年野球だけでなく、家庭の親子の関係も同じ事が言えるのでないでしょうか。
「練習前に時間があったら素振りをしなさい!」ではなく
「練習前に素振りして、バッティング練習でいい打撃をすると、監督やコーチに褒められるぞ!」だけで大きな効果が得られそうです。
その為には、やっぱり本文でも書かれているように、いっぱい沢山子供(選手)を観察する事です。
ご家庭でも、参考にして下さい。


あじさいリーグ秋季大会 1回戦

2019年08月26日 20時38分57秒 | 少年野球

先日(8/24)、あじさいリーグ秋季大会初戦が川崎市多摩区の稲田小学校でありました。
移動だけで約1時間です。🤒
監督が不在でしたので、わたくしが采配とられて頂きました。
対戦相手は、多摩川フレンズさんです。
では、スタメンです。

1.8 コウタ→ 8 ユメ
2.1 ヒデキ→ 6
3.5 タケル→ 4
4.2 ケンタ
5.4 ハルマ→ 1→5
6.6 リヒト→ 1→5→1
7.7 トモヒサ
8.9 リク→9 ミナト
9.3 ユウタ
今日はJrからユウタ、ミナトに支援を頂きました。ありがとう!

で、試合結果ですが色々あり…完敗です。0ー25でした。
ピッチャーのヒデキはよくストライクを入れていました。後半は四死球が若干ありましたが、前半は四死球2です。
打たれてもOKの指示だったので、打たれても本当に我慢です。よく我慢して投げ切ってくれました。
内野のミス・エラーもありましたが、今回は相手の打線が凄すぎました。

そんな中、収穫もありました。
①サードに初めて守備についたタケルの希望
②リヒトのピッチャーとしての自信
③ケンタの打撃の成長
④ミナトのライトフライキャッチ!

最近入部したばかりのタケル、リク、コウタ、トモヒサについてはまだまだ伸びしろがいっぱいあります。
選手の良い所はどんどん褒めて伸ばしてあげたいです。

選手にとって、学童野球は「野球を好きになる」最初の部分です。
だから今は野球を続けてもらえる「楽しい野球」を体験させてあげたいです。
しかし、その前に野球のルールやセオリー等 若干頭も使う部分がどうしても出てきます。
そこも、なるべくわかり易く説明して、是非試合に使えるレベルまで底上げしたいです。

彼ら彼女たちには、中学→高校と野球を続けてもらえるような指導をして、立派な野球人になって欲しいと思っています。


アンダーシャツ

2019年08月25日 06時47分00秒 | 少年野球

自分の小・中学生の頃(30年以上前)は、アンダーシャツといえば袖から肩にかけて紺(黒)のツートンカラーの袖長さ七分丈が主流でした。



私も久しぶりに見ました。懐かしい
今の子供達にとっては「ナニコレ?」って言われてしまうかもしれませんね。

 今のアンダーシャツはただ単に着るだけでなく、適度な圧迫が筋肉の動きを助け、パフォーマンス向上につながるといわれています。
乳酸·老廃物の排出を促すとも言われており、少年から大人まで広く愛用されています。
速乾性をうたったものもあり、汗をかいてもべたつきません。
今回は、着ているだけで技術が向上(?)しそうなアンダーシャツついて述べさせて頂きます。
 
ここ数年でアンダーシャツの素材は大きく進化しました。
アンダーシャツは普通のシャツよりは高価ですし、ぴちっとしているものも多く「なぜ着るのかな」と思ってしまった人もいるでしょう。
「普通の長袖や肌着で代用すればいいんじゃない?」と考えてしまいますよね。しかし、アンダーシャツは普通のシャツとは違うのです。
普通の長袖もそれなりに汗を吸ってはくれますが、その後速乾性はないので水を吸って重くなりますよね。
また、汗がひいてくると寒気を感じたりして風邪をひきやすくなります。
※これが前に述べた「アンダーシャツの下に肌着は」の理由です。
 
先に述べた、アンダーシャツは着圧効果によって疲労感を減らしてくれますし、筋肉の疲労を回復させてくれるので、ケガの防止にも役立つとも言われています。
テーピングで身体の動きがサポートされることはよく言われていますが、アンダーシャツにもそういった効果が期待できます。
 
アンダーシャツを選ぶ上でまず最初に気をつけたいポイントは、動きやすいかどうかです。
アンダーシャツを着て、何か違和感があったり、サイズがあっていないと気になってプレーに集中できないです。
その為、自分にあったアンダーシャツを見つけることが選ぶ上で重要になります。
人によって好みは違いますので、自分にあった違和感のないアンダーシャツを見つけましょう。
 
アンダーシャツの袖は、意外にも多く種類があります。
大きく分けると種類は4種類あり、ノースリーブ、半袖、七分袖、長袖があります。
袖の長さですが、これは季節や好みによって選ぶといいでしょう。(私は七分袖が好きで愛用してます)
しかし、夏場はノースリーブが気持ちいいです。
 
如何でしょうか。
野球のアンダーシャツは、野球する人たちにとって必需品と言えます。
色はチームカラーに合わせる必要がありますが、メーカーやタイプは自分に合うものを選びモチベーションを上げましょう。


ベースカバーとバックアップ

2019年08月24日 06時10分00秒 | 少年野球

今回、選手には口酸っぱく言っているバックアップとベースカバーについて書かせて頂きます。
このバックアップですが、試合ではあまり目立ちませんが、実際にその場面(エラーしてバックアップが機能したかしていないか)によって、失点に繋がるか否かに関わってきます。
非常に地味なプレイですが、いわば「縁の下の力持ち」です。
今回、このバックアップについて書かせて頂きます。
 
①ランナーなし三遊間への打球
悪送球に備えて、各野手はバックアップにまわります。
まずライトは1塁へ悪送球(ライト側)を想定したバックアップにまわります。レフト&センターは、2塁への悪送球に備えて1,2塁の延長上でバックアップします。
キャッチャーはバッターランナーと並走で、ライト同様1塁の悪送球(ホーム側)に備えます。
それ以外の内野手は、バックアップでなく各担当塁で待機します。
 
②ランナーなしライト前の打球
今度はライトゴロを狙うためのベースカバーです。レフト&センターは、2塁への悪送球に備えて1,2塁の延長上でバックアップします。
内野で①と異なる点はピッチャーです。ピッチャーは右方向の打球なので、ファーストへのカバーに入りますが、打球が内野を超えたら次はライトから1塁への悪送球を想定したカバーに入ります。
キャッチャーは①程1塁には走らず、1塁ベンチ前あたりで悪送球に備えて待機です。
 
③ランナーなし1,2塁間の打球
ピッチャーは右方向の打球ですので、ボールを追っかけつつ1塁ベースカバーを頭に入れる。
ファーストは打球を追っかける。セカンドはピッチャー、ファーストが捕球できなかった際の打球処理を行う。ピッチャー及びファーストが捕球したら1塁へのベースカバーに入る。
ライトはライトゴロを狙えるようにチャージする。レフト&センターは、2塁への悪送球に備えて1,2塁の延長上でバックアップします。
キャッチャーはバッターランナーと並走で、ライトゴロになりそうな場合には1塁ベンチ前あたりで備えます。
 
④ランナー2塁センター前ヒット
レフトとライトはセンターの後逸した時のカバーを行います。
ファーストは中継プレーに備えてマウンドへ。ショート・セカンドは長打になった際の追っかけor2塁の待機です。
ピッチャーは本塁後ろでキャッチャーの後逸のカバー待機です。
 
まだまだ色々なパターンがありますが、とりあえず上記4パターンで書かせて頂きました。
 
また、バックアップはプレーだけではありません。”選手同士の気持ち”のバックアップも大事です。
「俺が!俺が!」でなく、常に相手(廻り)の気持ちを察して、先回りした配慮が必要です。
 
あとバックアップというのは仲間のミスを最小限に留めるだけでなく、チームメイトに最高のプレーをさせるために行うものだと思います。
仲間に最高のプレーをさせるために、廻りが全力でカバーに行く事だと思います。
そしてその為には、普段からの信頼関係が必要になってくると思います。



外野フライ その3

2019年08月19日 06時25分00秒 | 少年野球

なんだかんだで、第三段です。
当初、3部作になるとは思っていなかったが、書きだすと色々思い出してきました。
今回で完結編です。

前回のやってはいけない捕球方法で"グローブを出して走らない"を説明しました。

今回のもう一つの"ボールに正対しながら後ろに下がってしまう"を説明します。
いわゆる"電車バック"なんで揶揄します。
こちらも移動するスピードが遅くなりますし、正しい捕球姿勢をとることも難しくなってしまいます。
中々高度な技にはなりますが、自分より後方の打球は、先に説明したように半身でボールから目線を外さないようにバックして捕球したいです。

最後に、RegもJrもですが、練習中のフライに対して無難に2バンドや3バンドで捕球する傾向にあります。
外野を守る選手は、練習の時からノーバウンドで捕球するこ事を約束事にしてチャレンジするべきだと思います。
練習でできないのだから、試合で捕球できるわけないです。
どんどんチャレンジして「あ~この高さは無理だな」とか「このライナーは行ける!」とかを学習して試合に活かして欲しいです。
少年野球の子供たちに外野フライの落下点を予測することは至難の技かもしれません。

だからこそ、できるだけ多くの外野ノックを受けて、フライを捕球する経験を重ねる必要があります。
難しい物理の計算式なんか知らなくても、何度も何度もフライを追いかけることで、人間は飛んでくるボールの落下点を予測出来るようになると思います。
要は場数をこなすしか、特効薬はないと思います。

しかし、外野フライは前のブログで記載した通り、ノッカーにも結構 高度な技術を要します。

今回は初歩の練習ですので、以下の内容で練習をしました。
まず、最初はノックバットを使いません。手で上げて模擬フライを行います。
またフライを捕る事を教えるのでなく、まずはグローブに当てればOKの練習です。
だから捕球できなくても、今の段階ではOKで、捕球できるのであれば捕球してもOKです。
最初は正面の低いフライです。次は正面の高いフライに挑戦させます。
最後は移動しながら目をきらない捕球の練習です。
私の「ゴー!」と同時に、左側へ全力でダッシュさせます。
私は選手が捕球できるか否かのギリギリにボールを投げて、選手に走りながらの捕球をさせます。
目をきらない捕球方法と、ギリギリで捕球(駄目でも絶対にグローブを出して捕球する意思を見せる)する技術を身に付ける事です。

先に述べたように、外野フライはとにかく回数をこなすしかありません。
自主練習もできないので、中々一人では難しいですが、キャッチボールから意識して行っていき、是非試合で外野フライを捕球して欲しいです。


ランナーコーチの声出し

2019年08月18日 05時21分00秒 | 少年野球

以前、ランナーコーチャーの役目について少し書かせて頂きました。
 
今回は、ランナーコーチの声について考えてみました。
 
ランナーコーチの役目は以前にも話しました通り、非常に重要な役割です。
ランナーコーチは、チームの勝敗にも大きく関わる重要な任務なんですよ。
 
ランナーコーチは攻撃のチームにて2名(3塁側と1塁側)設置することがルールです。
そして、チームのユニフォームを着てることやヘルメットを着用していることもルールとなっています。
鶴見リーグではランナーコーチのグラコンは禁止ですが、事務局(審判部)の許可(寒い場合等)があれば、グラコン着用が可能です。
学童野球の場合には、控え選手や自分の打席が終わったばかりの選手がランナーコーチに入ることが多いです。
我がチームも人数が少ないので、打席の一番遠い人(1番バッターが打席に立ったら、ピッチャー、キャッチャー以外の9,8番バッター)がランナーコーチをします。
 
では、前回書けませんでした、ランナーコーチの立ち位置です。
ランナーコーチは、ただコーチャーズボックス内のどこかに立っていればいいわけではなく、状況に応じて立ち位置を変えて欲しい(我がチームはできていませんが)。
それは、より的確に指示を送るために必要なことなんです。本当は、中々大変なんですよ。
ランナーがいない時はホームベース側に、ランナーがいる場合にはランナーに近い所で立って欲しいです。
 
塁コーチの主な役割
ボールをどの野手が持っているか走者に伝達する。(特に牽制球の際)
どの野手(ショート、セカンド、センター等)がベースカバーに入っているかを伝達する。
野手の守備位置、フォーメーションを走者と共有する。
アウトカウントとそれに対する次のプレイを共有する。
例えば、右バッターはレフト方向に打つことが多いですが、その場合走者からは打球の行方確認するのは困難です。
塁打になるような打球でしたら、2塁への進塁を指示するなど細かな対応が必要になります。
また、3,2塁の時には2塁走者に牽制の有無を伝えなければなりません。
ベースカバーに入ったかどうかは走者からは確認しづらいですから。
 
三塁コーチの主な役割
基本となる役割は1塁コーチと変わりませんが、3塁やホームへの進塁を指示するという直接得点に絡むプレイに関わるのが大きな特徴です。
そういう意味では3塁コーチの方が非常に重要です。
ランナーの走力・外野手の捕球位置・肩・内野手のカットプレー状況・アウトカウント・点差等を瞬時に判断し進塁の有無を指示します。
あと、3塁コーチャーは気を付けなくてはいけないのが、肉体的援助です。
この肉体的援助とは、コーチャーが直接ランナーに接触すると、援助とみなしアウトになってしまいます。
例えばホームランを打って、コーチャーとハイタッチ!してしまうと、肉体的援助でアウトになる可能性があります。
最終的には審判の判断にもよりますが、選手には指導しておいた方が良いです。
 
次に本題であります、掛け声とジェスチャーについて述べさせて頂きます
ランナーコーチャーは大きな声とジェスチャーでランナーにアピールしなければなりません。
 
GO!(周れ!)
腕をグルグルと回して、進塁を指示します。
すぐにランナーが気づくように、派手に回しましょう。
モーションは大きくド派手に。
 
STOP!(止まれ!)
通せんぼするように両手を横に大きく横に広げてストップを指示します。
確実に気づいてもらえるよう、こちらも大きな動作でアピールしましょう。
気を付けるのは、先に述べた3塁コーチャーの肉体的援助です。(接触しない事!)
 
スライ!(滑れ!)
腕を上下に大きく振ってスライディングが必用であることを示します。
 
ノースライ!
スライディングは必要ない時にランナーへ指示します。
スライもノースライも2塁への進塁の場合にはジェスチャーは見えないので、より大きな声で指示する必要があります。
 
次に、塁についている走者への掛け声です。
塁や3塁についている走者には、牽制への対応や盗塁などのフォローを行います。
ランナーコーチというと、こちらを思い浮かべることの方が多いかもしれませんね。
「リーリーリー」ってやつです。
ベンチからのサインを共有しながら投手の動きを見て走者をフォローします。
「リーリーリー」と声がけしながら、投手の動きを見て牽制が来るなら「バック!」。
牽制がなければ「ゴー!」です。
また、牽制があった場合にはボールの所在を走者と共有します。
スライディングして帰塁した場合には、走者からするとボールがどこにあるかわかりませんから。(実際に指を差してある場所を知らしめる事も重要)
塁手がまだボールを持ってる場合には「持ってるよー持ってるよー」と注意を促し、投手へ投げ返した時点で「投げた!」と声がけしたりします。
こうしておけば、ボールがどこにあるかもわからないのにフラフラと塁を離れたり(我がチームではJrだけでなくRegもあります…)隠し玉に引っかかるような事もありません。
 
ランナーコーチってかなり重要な役割なんですよね。
少年野球なんかでは選手たちが持ち回りしますが、本来は固定の選手が専門職としてやった方がいいくらいだと思います。
控え選手が担当するようなイメージから、もしかしたら大したことない役割かと思われるかもしれませんが、全くそんなことはありません。
特に3塁コーチは、その判断ひとつで得点することもチャンスを潰してしまうこともあるので、責任重大です。
落ち着いて判断しながらも、大きな声とジェスチャーでアピールしましょう!



リズム

2019年08月17日 06時05分00秒 | 少年野球

学童野球には試合時間という制約があります。Jr(4年生以下)なら60分、Reg(6,5年生)なら90分です。
一番いいのは既定の回数(Jrは5回、Regなら7回)を、この時間内に終わらせることです。
しかし、だいたいは時間が先で終わってしまう事が多いと思います。
 
私も審判をしていて、この時間以内に終わる試合を数試合みてきました。
では、時間以内に終わる試合と終わらない試合、どこに違いがあるのでしょうか?
 
時間内に終わらない推定原因
①投手が四球を連発する
②野手のエラーが多い
③投手の投球リズムが悪い
 
①と②に関してはすぐに直せるものではありません。(特に我がチームです。(´;ω;`)ウッ…)
しかし、③はピッチャーの意識を変えれば、直ぐに直す事ができます。
リズムに乗った投手は、次々とテンポ良く投球してきます。
そういったチームは攻守交替の駆け足や、打席への入り方などもすごくスムーズです。
だから、野球のテンポが一番影響する守備は投手なのです。
何せ、投手が投球しないことには野球の試合は進行しませんので。
 
だからと言って、キャッチャーから返球されたら、直ぐに投げる必要はありません。
ですが、先に述べた通りテンポよく来ている時には、流れを止めない試合を進めたいです。
逆に、エラーや失点が続いた際には、しっかり時間を取って”流れ”を止めたいですね。
 
野手は投手と違って、準備(捕球待機)の時間がどうしても長くなり、その時間が長続きしない=エラーが発生しやすいとなってしまいます。
先の述べたように、投手が投球しないとプレイが始まらないからです。
だからこそ「投手の投球間隔が短いと野手が守りやすい」の理由は、こういうところにあるのだと思います。
 
そして、テンポ良く投球していくことは投手にもメリットがあります。
「迷いや不安がなくなる」ということです。
特にピンチの時など、ピッチャーは
「次の球、打たれたらどうしよう…」
「ストライク入るかな…」
などと不安になるものです。中にはポジティブな投手も居ますが、ほとんどの投手は時間をかければかける程、不安が増します。
逆に考えれば、そういう事を思わない性格の持ち主がピッチャーに向いているとも言います。
でも、やっぱり人間ですから不安も出ます。
投球間隔が間延びすればするだけ、この「迷いや不安が出る時間」を生んでしまいます。
逆に言うと「テンポ良く投げる」ということは「迷いや不安の出るヒマを与えない」ということに繋がるということです。
そして、この投球のテンポは「ピッチャーとキャッチャーの共同作業」で作り上げるものです。
「思い切ってドンドン投げてこい!」とピッチャーを乗せていくのはキャッチャーの役目なのです。
キャッチャーが「女房役」と言われるのは大人になると良く理解できます。
 
だからといって、ポンポンと一定の間隔で投球していては、相手のバッターも投球と打撃がシンクロしてきます。
そうするとポンポンとヒットが出やすくなってきます。
そうなってくると「兎に角早く投げてベンチに帰りたい!」と思うばかりに、逆にいつのまにか自分のリズムがおかしくなってしまうこともあります。
制球を乱すなど、思い通りのピッチングが出来なくなってしまいます。
とにかく「自分のリズム」というのが大事なんです。
早く投げることもいいですが、最低限自分の間を保てる範囲でなければいけません。
それからランナーが出たときは要注意です。
いつも同じテンポで投げていると盗塁をされやすくなってしまいます。なので走者が出たら警戒しながらじっくり投げることも必要です。
それを覚えるには、はやり沢山経験する(場数を踏む)しかないですね。



外野フライ その2

2019年08月16日 06時29分00秒 | 少年野球

前回の「外野フライ その1」の続きです。

では、おさらい

・半身で構えてスタートして、素早くボール落下地点に向かう。
・ボールから目をききらない。
・捕球できる状況に入ったら大きな声で捕球の意思を他の選手に示す。
・可能(捕球の余裕)であればおでこから顔の前で捕球できるような態勢に入る。
・捕球時は腕が伸び切った姿勢で捕球しない。
・グローブで捕球したら逆の手(右投げであれば右手)でグルーブからボールが出ないようにフォローする。

次に捕球時の気を付ける点です。
ボールを捕球する所は、おでこ付近から顔の前あたりです。
角度であれば40~50°くらいの角度が一番捕球しやすいと思います。
更に、腕が伸び切っていたら風の影響や不意なバランスを崩した際、咄嗟の動きができないため、少し腕が曲がった程度での捕球がベストです。
最後に、グローブで捕球し終わってもボールの回転やグローブの状況によってグローブからボールが出てしまう事もあります。
その捕球したボールをグローブから出さないために、右投げであれば右手でしっかりグローブに蓋をしてガッチリ捕球しましょう。

では飛球の追い方を簡単に説明します。

そして、広く動く場合の追い方です。
外野フライを捕球するためには、最初の一歩目のスタートが非常に重要になってきます。

・打球の方向を確認したら素早く一歩目を踏み出す。
・低い姿勢のまま落下地点までダッシュ。
・打球の軌道に合わせてグローブを出し捕球する。

あと、最後に「これは駄目だよ」と教えた事。

グローブを出したままボールを追っかける事

これをやってしまうと、全力ダッシュなんかできませんし、自分のグローブで視界をさえぎることにもなるのでミスしやすくなります。
選手には「運動会で腕を前に出して走る?走らないよね。素早く早く走るんだから、グローブは前に出さないで走ろう!」
と指導させて頂きました。おかげさまで、終わる頃には全員出来ていました。
落下地点に入るまではとにかく全力疾走、落下地点に入ってからタイミングよくグローブを差し出しましょう。

まだまだ、書き足りない…

続きは、その3で!



外野フライ その1

2019年08月14日 06時33分00秒 | 少年野球

少年野球の守備で、いつも注目されるのはピッチャーの球の速さやキャッチャーの肩、ショートやサードなどの守備の上手さなんですが、中・高校と進むに従って次第に外野手の方が目立つようになります。
それは、内野手はエラーしてもワンヒットでしかありませんが、外野手のエラーは、大量得点になってしまうからなんです。
また、球場も広くなり外野手のスタートダッシュやスピードを一番求められるからです。
少年野球では、野球があまり上手でない=外野手という事を以前のブログで記載しました。

信頼される外野手の一番の使命は、外野に打たれたフライを捕球することです。
イージーなフライは出来れば捕球して欲しいし、難しいフライを捕球すればチームが盛り上がります。
あと、2塁打になるかならないかの打球を回り込んで、2塁に行かせないプレイができる外野手…最高です。

先日、あじさいリーグのOT(オープントーナメント)を台町グランド行いました。
OTとは本戦に出れなかったチーム同士のトーナメントいわゆる教育リーグです。
その球審を私は行いました。新入部員も全員試合に出るとの事でしたので楽しみでした。
結果は…聞かないで下さい。まだまだ発展途上のチームです。
そこで、先程の新入部員は外野守備についていました。びっくりしたのが、外野フライを1度だけですが捕球できたことです。
あとはやっぱり「バンザイ」ですね。こればかりは仕方ない。練習するしかありません。
そこで、試合が終わってからこの新人君4人を私が教えさせて頂きました。

まず、フライを捕る際の注意事項(姿勢や形)について指導しました。

・半身で構えてスタートして、素早くボール落下地点に向かう。
・ボールから目をききらない。
・捕球できる状況に入ったら大きな声で捕球の意思を他の選手に示す。
・可能(捕球の余裕)であればおでこから顔の前で捕球できるような態勢に入る。
・捕球時は腕が伸び切った姿勢で捕球しない。
・グローブで捕球したら逆の手(右投げであれば右手)でグルーブからボールが出ないようにフォローする。

斜めに構える理由はスタートダッシュを早くさせたいからです。
あと、決して目をボールから離さない事です。
それと一番大事なことは大きな声を出して捕球する事です。
先に述べたように、目をきらないで一心不乱にボールを追いかけていて、実際追いかけるのが自分だけであれば良いですが、右・左中間に飛んだ場合には、他の外野手も追っかけてきます。
その為に、自分が捕球する場合には大きな声で「オーライ!」と言って、他の野手を寄せ付けないで下さい。
一番最悪なことは、声を出さないでぶつかりボールを落球して怪我をしてしまう事です。
だから、廻りに自分が捕球する事を示してください。

少し長くなったので、続きはその2で記載したいと思います。



心をつかむ

2019年08月11日 06時51分00秒 | 少年野球

最近改めて考えたのですが、 人の心をつかみ惹き付ける人ってどんな人なんでしょうね?
私は野球のコーチをしているので、とても興味がわきます。
どうすれば子供(選手)の心をつかむことができるのか?
 
色々ネットで調べてみました。
ネットには色々書かれていました。う~ん、何かピンとこないな。
 
しかし、一番自分がビビッときたフレーズ
 
『自信がある人』
 
だそうです。だから話し方は疑問形でなく、言い切り口調「~です。」や「~だ。」(決して命令形ではありません。)
反対に、伝聞の口調「~だそうです。」や「~のようだよ。」は相手も疑問をもつ=信用できていない関係だそうです。
 
自信がある人って、信念を持って自分の考えを持っている人なのかもしれないですね。
その人が発しているパワーやエネルギーに惹き付けられるでしょうかね?
 
例えば、テレビのキャラクターの話などをする際に
「○○くんは、ポケモンのキャラで何が好き?」
では、相手の心の中で「どうせ知らないくせに、何聞いているんだ?」とあまり話に乗ってきません。
そこを「○○くんは、ポケモンのピカチュウしっている!ピカチュウって電気ポケモンなんだぜ!」など。
そうすれば、あ~この人は知っている!もっと聞いてみよう!となる訳だそうです。
 
それともう一つ、それは
 
『相手の興味を引く話をすること』
 
自分が話したい事だけではなく相手を主体とした言葉で、相手の興味を引く話をする事が大事なんだと。
野球が好き選手は、ルールやマメ知識の話をすると食いつきてきますが…我がチームは中々いません。
 
私は野球のコーチですが、選手と接する際にも、「コーチ」と「選手」という間柄で接している限り、その距離は縮まらないです。
でも、選手が「今、何に興味を持っているのか」「どんな話をすると心を開くのか」をよく観察する事ですね。
そして、選手が話してほしい話をする。
さらに、上と下という関係ではなく、友達感覚で接っすると、心を開いてくれて、選手の心をつかむ事が出来ると思います。
 
また、その文章の最後に
「子供には口で言っても伝わりません。心で伝えないと伝わらない。」
こんな言葉が胸に響きました。
 
これは、コーチと選手だけではなく、親と子供、仕事上のお客様、その他人間関係全てに言える事なんだと思います。
そういう訳で 中々難しいがチャレンジしてみるか。