前回、書かせて頂いた「キャッチボールの行い方 その1」の続きです。
では、比較的上手な者同士でも、何故か上手くならない?と思っておられる指導者へのご提案です。
まずは通常通り普通のキャッチボールです。
恐らく、今日初めて投球するので、時間をかけてゆっくり・山なりにキャッチボールさせます。
指先にボールが掛かっている感覚も、ここで感じさせます。
体全体(つま先から指先まで)を使って、ピッチャーのように大き
それが出来たら、いつものキャッチボールです。
キャッチボールについての詳細は、以前ブログで記載しました「キャッチボールの重要性」を参照ください。
通常のキャッチボールで、Jr(4年生以下)は、塁間までのキャッチボールが出来れば十分だと思います。ですので遠投は必要ありません。
試合中も、塁間以上のコントロール精度を求められる事は無いと思います。(キャッチャー盗塁送球は除く)
ですので、キャッチボールはJrであれば塁間までで十分です。
で、ここからが重要な事です。
ある程度肩が出来たら、上記で述べた「キャッチボールの重要性」通りのキャッチボールを行います。
送球者がしっかり捕球者へ投げれ、また捕球者もしっかり捕球できれば一歩下がって、キャッチボール距離を延ばします。
しかし、送球者の暴投や捕球者のエラーがあったら一歩近づきます。
一進一退などしながら、最終的には塁間で停滞して頂ければ、ほぼ成功したと思います。
要は、ミスしたのに同じ距離でキャッチボールしているからエラーするのです。
一般的にも考えても、STEPを踏んで徐々にクリアしていく事が普通です。
しかし、彼らはクリアも出来ていないのに、次のSTEPに進もうとしているから上達しない。
だから、私からJr監督には進言させてもらいました。
「出来たら下がる、出来なかったら近づく」です。
あと、その1で説明しましたように、初心者や低学年にはワンバウンドキャッチボールから始めます。
これができてくれば、守備の送球も安定してくると思っております。
コロナの影響で公式戦は減りますが、次の試合で成果を見れることが楽しみです。