少年野球では、野球をする事以前に大切にすることが多々あります。
・チームメイトを大事にする。
・指導者や保護者の方に感謝の気持ちを持つ。
・チームメイトの事を思いやる気持ちを持つ。
・自分自身の体調管理をしっかり行う。
・自分自身に勝つ。
・道具を大切にする。
・整理整頓を常に心がける。
特に整理整頓をどこのチームも大切にしている事項です。
少年野球では、ほとんどのチームが引き継がれてきている事の一つにバットやグラブ、カバンとチームの道具をきれいに並べるというのがあります。
整理整頓は、野球をすることに非常に大切です。
まとまりがなく弱いチームは、おしゃべりはするわ、ダラダラしてるわ、とにかくテキパキしていなく道具が、散らかっています。
上級生(Reg)が見本を見せることで下級生(Jr)も気を付けるようになると思います。
今回、この整理整頓について書かせて頂きます。
たまに、整理整頓はそんなことは野球に関係ないじゃないかと言われる方もいます。
いやいや、この「整理整頓」は野球(のプレー)に密接にかかわってきます。
では、この整理整頓をググってみます。
『整理とは、必要なものと不要なものを分けて、不要なものを処分すること。整頓とは、整理して残した必要なものを適切な場所に片付けること。』
似たような言葉ですが、意味合いは別の言葉なのですね。勉強になります。
練習から帰ったら、まずカバンの中を整理しましょう。そして整頓する事です。
そうすれば、安心して次回の練習に備える事ができます。
野球をする"心の整理"も含めて整理整頓ですね。
道具を大事にすることは野球人として、そして、人として大切な事だと思います。
まずは練習前や試合前に道具を綺麗に並べる事。
カバン種類や向き、シューズの向き、グラブの置き方はもちろんきれいに揃えて並べる。
見た人が「気持ちいい」と思うくらい全員でそろえる。
何故、道具をきれいに並べる必要があると思いますか?
勿論、見た目が良いからという事もありますが、それだけではありません。
道具をきれいに一つに並べることで、全員の心を一つにするということです。
当然、自分の道具だけを見ていては揃わないので、周りを見ながら自分の道具もきれいに揃えるます。
そうする事で、自分以外の子のカバンの向きが違ったり、ファスナーが閉まってなく空きっぱなしな事に気がつきます。
それを見て直してあげたり、声をかけたりしていく姿が大事なのです。
こういう"周りを見る眼"が野球には必要です。
なぜなら、野球は視野を広くて気づきが必要なスポーツです。
周りを見る眼が養われることで、相手チームを観察することが出来るようになります。
そして、仲間を見れるようになって先に述べた「気配り・心配り」の思いやりの心が養われます。
まずは、道具をきれいに並べられるようにしたいです。
野球は整理整頓からすべてが始まります。
整理整頓は準備のひとつでもあります。
これから活躍するために、道具や心を整理し、整えながらいい準備をしてグランドに立つものです。
野球は毎週毎週、単調な同じ練習を何度も繰り返します。
整理整頓が習慣になれば、反復練習もきちんとできるようになります。
野球をしていく中で、思うように結果がでないときもあるでしょう。
そんな時には、気持ちと道具の整理整頓からスタートしたいですね。
先月(8/24,25)、Jr(4年生以下)のローカル大会(わんぱく大会)に審判として参加しました。
その際に気が付いたこと、「結構牽制球をもらうのが少ないな~」です。
低学年の少年野球では、出塁=ほぼ2塁打となる可能性は非常に高いです。
だからといって、リードを少なめにとったり、スタートのタイミングが遅いと盗塁死となってチャンスをつぶしてしまします。
今回は、この牽制をうまく利用する"牽制球の見破り方"について書いてみたいと思います。
ピッチャー全体を見るのではなく、主には足を見て判断します。(上半身は見なくて大丈夫!)
右投手の場合には、軸足(右足)が動いたら、ランナーは重心を1塁に戻す準備をします。
次に右足がプレートから外れたら、ほぼ100%バックです。
完全に戻るのでなく、セーフティーリードまでのバックで結構です。あとは投げたら帰塁で十分間に合います。
次に左投手です。よく「左投手はリードしにくい」とありますが、あまり気にする必要はありません。
上げた(右)足が軸足(左)とクロスしたらゴーです。逆にクロスしていなければ、ステイでスタートをきれません。
だから、左投手はこのクロスを利用して、クロスしないような投球をしてきます。
よく左投手で牽制死をしてしまう原因として、投手の顔を見てしまう事だと思います。
「顔が捕手を向いているから牽制してこない」とか「顔が1塁に向いているから牽制してくる」は完全な間違いです。
頭の投手は、このことをうまく使って牽制したり投球したりします。
だから、上半身は全く見なくて良い事が理由です。
あと、頭の良い投手は牽制で走者をアウトにしたいのですから、こちらの裏をかくような行動をしてくる事が多々あります。
①牽制を悟られないようこちらを一度も見ない
②牽制球の投球がワンパターンでない
③牽制球を使い分ける
①ランナーに出ても、全くランナーを気にするそぶりが無く、ランナーもそれを見て警戒を解除(下を向いたり、サインを見るため注意散漫になったり)したと同時に矢の送球で牽制が来ます。
②例えば「この投手は牽制球は1回しかしない」とか「捕手を2回見たら牽制しない」とか、ワンパターンの行動は相手チームに見透かされてしまいます。
③これは非常に重要です。ランナーがでたら、最初は90%くらいで牽制してくる。ランナーは100%だと思って「このピッチャーはこの牽制がMAX」と勘違いしてしまいます。しかし、次の牽制では120%の牽制で投げられ牽制死してしまうパターンです。
あくまで少年野球として考えると、投手も捕手も成熟しているはずがないので、そこまで神経質になる必要はないかもしれません。
前に、盗塁を成功させるコツを記載しましたが、リードを大きくしようとするがそれが全てではありません。
リードが大きくなればなるほど牽制で刺されないように帰塁への意識も高まります。
その状態でスタートを切っても、そもそもの意識が後ろに向いているため良い走塁はできません。
セーフティーリードから2~3歩でも、スタートさえうまく切れれば私はリードの幅はそんなに重要視していません。
ですので、正しいリード&ピッチャーの動作をしっかり見て準備さえしていれば、OKだと思います。
沢山 球をもらえる選手になって欲しいですね。
先日、久しぶりにチーム練習に参加させて頂きました。
(審判部やら雨で流れていたので…チームに貢献できず すみません)
そこで、6,5,4年生のノックを見ていて気が付いた点を少しだけ。
打球が来てもグラブがまだ顔の前若しくは胸の前にある事です。
少なくとも、ゴロの打球が自分の正面にボールが来たら、グラブを膝より下に落とす必要があります。
目線もできればボールと同じ高さをキープしたいです。
そして、一番大事な事!「グローブは下から上へ」
グローブは下から上へ上げるようにして捕球したほうが捕りやすくなります。
逆に上から下へは、いわゆる虫取りの網と一緒です。
一見、確実そうに見えますが、次の動作が伴いません。
入部したばかりの選手がよくする捕球方法です。
また、バウンドにあわせてグローブを動かしていて下さい。
(予測してあらかじめボールが来そうな位置で準備しておく)
うちの選手もグローブの手を捕球するまで、上手く使えていない事に気が付きました。
だから、バウンドや打球の早さに追いつけなくなります。
グローブがバウンドなどに関係なく最初から下にあれば、バウンドにあわせて上に上げるだけなので捕球しやすくなります。
グローブを地面にこするぐらい落とすことで自然的に重心も低くなります。
もう一つ大事なのは、グラブを立てる事。
グローブを寝かす(グラブの捕球面が空を向いている)のと立てる(グラブの捕球面がボールに向いている)のでは、ボールに接触する面積と角度がかなり違います。
グローブが寝ていると、早い打球では捕球面が上を向いている為、かなり捕球しづらくなります。
また鏡の反射と同様で、グローブを寝かして捕球する=グローブのフェイスに当たる=顔にバウンドしてきます。
「ちり取り」の選手や、グラブを地面に付けてるときに、グラブの面が逆向きの選手も結構います。
その為にも、地面に角度(スコップで地面に対して90°で入れなくで45~60°くらいで入れるイメージ)を持たせる感覚で指導しています。
ノックを打つときなどに、捕球後でなくノックを受ける前に、注意事項を伝えるようにしたいですね。
選手がエラーや間違ったプレーを起こす前(可能な限り)に指導して、できるだけ正しいプレーを意識させて行わせたいですね。
皆さんの家庭では、子供は何時に就寝していますか?
小学生であれば、できれば9~10時間は寝たいところです。
だから21~22時に就寝すれば、朝の6~7時の間には起床したいです。
昔は睡眠のゴールデンタイムといって22時~2時に成長ホルモンが出ると言われていました。
しかし、近年の研究でこの成長ホルモンが分泌されるタイミングは時間でなく睡眠が始まってからだという事がわかりました。
就寝から3~4時間後が、ゴールデンタイムと言われる時間帯のようです。
よって21~22時に寝れば0~1時に成長ホルモンが多く発生します。
だからと言って、23時まで起きていてもOKという訳ではありません。
よく「金曜・土曜日は夜更かししても大丈夫」というご家庭もあるかと思いますが、できれば毎日同じ時間帯で就寝させたいです。
体内時計のズレや、定期的な成長ホルモンの発生の妨げになるそうです。
だから可能であれば21時までには就寝、7時には起床で爽やかな一日の始まりにしたいですね。
あと、就寝前ギリギリまでスマホやタブレッドを操作する事も、就寝前の妨げになるようです。
「寝る子は育つ」はあっているという事ですね。
先日(9/15)、Jr(4年生以下)の鶴見リーグ秋季大会予選の試合を見させて頂きました。
私事になりますが、19年度(第8回)鶴見大学杯少年野球大会の監督をさせて頂く事となり 4年生以下の状況を見たい事もあり、後審判もあり試合会場の末吉小学校に訪問させて頂きました。
今まで練習では見る機会がありましたが、公式戦は初めてでしたので楽しみです。
対戦相手は、春季大会の本部大会(予選上位通過)出場の東台カルテックスさんです。
厳しい試合になりそうです。
私は午前中、先日報告したあじさいリーグの球審→寺尾小で少しだけ反省会したので、10分程度遅刻で試合観戦です。
池谷戸タートルズは後攻でした。
到着したら、すでに相手チームが4点を取っていました。(´;ω;`)ウゥゥ
しかし、我がチームの攻撃を見れたのでセーフ
相手チームのピッチャーは良いです。またキャッチャーも良ですね。
打順は控えてなかったので守備別で気になった点を。(2回の守備からです)
1.イトケン
2回の頭から投球は見させてもらいましたが、大変しっかりとしたピッチングでした。課題はランナーを背負っての投球・牽制ですかね。
2.リヒト
午前中のRegの試合から続いての2試合目でした。キャッチャーは久しぶりなので勘が鈍ったか?時間があればまた指導しますね。
3.ユウタ
初回はピッチャーだったようですが、中々コントロールが定まらず…。しかしファーストの守備はさすがでした!
4.ヤマト
びっくりしました!成長の度合いに!守備も打撃もしっかり自分の間合いで行えていました。今後が楽しみです!
5.マサト
守備はかなり安定してきましたね。あとは打撃をもう少し強化したいですね。
6.ヒロワカ
さすがRegで鍛えられた事はありますね。Jrを引っ張って行って欲しいです。
7.ユウマ
守備では若干戸惑うプレーがあり、少し迷っている感があったと思います。打撃は思い切りの良いプレーが目立って見ていて清々しかったです。
8.リク
3番手のピッチャーを行っていました。投球にも安定が出てきました。打撃はもう少し努力が必要ですね。
9.オカミナ
2回の表のライトライナーをいとも簡単に捕球する姿は頼もしく思えました。外野の守備はチーム一番ですね!
それ以外の選手も自分ができる事(コーチャー、バット引き、ボールボーイ、応援団)を一生懸命行っていました。
特にソラのランナーコチャーはRegの顔負けの良いコーチャーでした。
試合は負けてしまいましたが、ベンチの指導者・選手とも一体感があり、将来が大変楽しみになってきました。
先日(9/15)はあじさいリーグ秋季大会の3回戦をホストチームとして行いました。
対戦相手は同じ鶴見リーグの生麦ダンディーズさんです。
我がチームはホストですので、私が球審を行わせて頂きました。
試合会場は、たまに練習で使わせて頂いております台町グランドです。
試合は10:00開始です。気候も丁度よくなってきましたね。
試合結果は……毎度のことですが負けです。
1-15の完敗です。
しかし、以前に比べてかなりかなり成長の証が見られます。(イニングも試合をこなす度に増えています)
・ヒデキの安定した投球(我慢の投球)
・内外野の捕球率アップ(エラーの減少)
・中継プレーの若干の向上
・打撃も若干の向上傾向
まだまだ他のチームには全くかなわない状況ですが、着実に着実に成長している事は間違いないです。
練習終了後に、監督自ら6,5年生に対しての熱いノックもありました。
悔しくて泣いている選手、ふがいなく泣いている選手 いましたがこれも良い経験です。
この厳しい練習を経験して、試合に活かして欲しいと思っております。
あと、4年生以下(リヒト、ユメ、ユウキ、コウタ、ヒロワカ、ミナト)の支援も大きいです。
本人達も、ワンランク上のレベルを挑戦しているので、伸び率も非常に大きいと思います。
来年が楽しみです。
6年生には大変申し訳ないですが、今は土台作りをしっかりする時期と思っています。
未来の勝利(✌՞ټ՞ )✌に向けて!
私は野手出身ですので、あまり得意ではないピッチャーについて今回、私の持論を述べさせて頂きます。
ピッチャーは、打者に向かって投球するだけではありません。
もちろん、野手としての送球もありますが、ピッチャーとしての送球「牽制球」というものがあります。
今回は、この牽制球です。
我がチームの試合(JrもRegも…)を見ていて良く思うこと。
「けん制球をもっと上手く使って欲しいな」です。
少年野球は、簡単に盗塁を決められると試合にならないという事が多いです。
それは、高校野球やプロ野球と比べ、まだ技術が未熟な分盗塁の成功率が高くなるからだと思います。
(中学くらいから盗塁に関する考え方が大きく変化します。)
それを盗塁を阻止する為には、
①ピッチャーのクイックモーション
②キャッチャーのコントロール・肩・速い送球
以上の2つが大きなウェートを占めています。
しかし、それだけでは盗塁を阻止する事は難しくなってきます。そこで、このピッチャーのけん制球が大事になってきます。
けん制球を上手に行える事が、盗塁阻止率を上昇させる事ではないでしょうか。
では、ここから実際に牽制の手法や考え方ついて、わたくしの持論です。
間違っていたらどんどんご指摘下さい。m(_ _)m
牽制とはランナーをアウトにする目的だけではありません。
牽制球でランナーをアウトに出来れば一番いい。しかし、そう簡単にいく訳ありません。
だから、牽制球の最大も目的は「ランナーの盗塁を防ぐ」ことです。「アウトにできればラッキー」くらいがちょうどいいです。
例えば、4mのリードを3mに狭めるだけで十分な効果があります。
けん制が上手なピッチャーほどランナーは、スタートをきりずらいものです。
少年野球では、プロ野球、高校野球と比較し、圧倒的に盗塁の場面が多いです。
極端な話、ランナーに出る(四球でもヒットでも)=2塁打的なものです。
そして、盗塁を何度決められてしまうと、試合で勝つのが難しくなる。(チームのモチベーションやテンションもダダ下がり)
だから、盗塁を防ぐ為にピッチャーのけん制が大事になってきます。
では、ピッチャーの牽制が上手くなる為に必要な3つの事とは?
①色々なタイミングでけん制をする事
少年野球では、ピッチャーのけん制が一定になってしまう事が多いです。
特に試合が中盤になってくると、ピッチャーの癖がある程度わかってきます。
だから、セットポジションでボールを持っている時間を変えたり、ランナーのタイミングを外す事を心がけたいです。
ポイントは、自分が考えている以上に極端に変える事が重要だと思います。
また、ランナーを見る回数なども一定にならない事を心がける事が大事だと思います。
少し工夫が必要ですが、効果があるので試してほしいです。
②セットポジション以外からもけん制を行う
プレートを踏まない状態でけん制球を投じる事です。
ピッチャーであっても、プレートを踏んでいなければ、野手と同じ扱いになります。
これは以前ブログに書かせて頂いたプレートを踏んでいなければ、いつファーストに投げてもボークにはなりません。
普通、ランナーはセットポジションに入ってからリードをします。
しかし、少年野球の試合ではピッチャーがセットポジションに入る前にリードしている場合が多いです。
私が1塁審判の時も、1塁手がピッチャーへ返送球したと当時にリードを行う選手が多いです。
1回目の牽制球は80%くらいの力で送球する。そして、1塁手もわざとゆっくりタッグをする感じで行う。
2回目は、その1回目の牽制をピッチャーに返送球してピッチャーが捕球してランナーに背を向けたと同時にすぐに牽制球を行うパターンです。(ピッチャーはランナーを見ない)
この作戦で気を付けなくてはいけない所は、1塁手が一番この作戦を理解していないと成り立たない事です。
アウトに出来なくても、ランナーはリードする時に注意を払うようになるはずです。
この様に、けん制球は試合に勝つためにとても大事です。
だからピッチャーの練習では投球連取以外にも牽制の練習も必要になってきます。
1塁の牽制(クイックとプレートを外さない牽制)、2塁への牽制(右回り、左回り)などを行い、より実戦に近い状況で練習させることが重要です。
更に、この牽制でボークにならないルールも教える事も重要です。(左投手のプレートを外さない1塁への偽投の禁止、プレート後に外す など)
色々準備を行って、実戦で使えるように指導していきたいです。
よく「少年野球では逆シングルは横着になるので駄目」と聞きます。
私も、この逆シングル 少年野球では若干早いかな?と思う所もありますが、ケースバイケースだと思います。
ですので、勝負をしても良い場面としっかり正面で捕球する場面とを状況に応じて使い分ければ、将来的な技術向上も兼ねて良いとは思います。
原則は「正面」を忘れないように!
では、逆シングルはなんぞや?という方に逆シングルについてです。
「野球で、グラブを利き手の反対方向に出して、片手で打球を捕らえる動作。バックハンドキャッチ。」
要は、正面で捕球するのでなく、逆手(グローブ側の逆の手側でボールを)でボールを捕球する高度なキャッチング法です。
ですので、正面とは異なり、捕球し損ねると間違いなく後逸してしまいます。
逆シングルの捕球のポイントは、足の運び方です。
捕球の際、左足が前(右投げ)に出るように捕球します。
それに左足が前になる方が、腕も良く伸び捕球範囲も広がるからです。
右足が前になっている選手をたまに見かけますので、確認してください。
第二のポイントは、目の位置です。
守備はフライでもゴロでも、目で捕れと言われるくらいです。
ボールから目を離さない事は基本です。
これは守備全般に言えることなので、逆シングルに限った話しではないです。
第三のポイントはグラブをボールに平行に入れる事です。
(実際これが一番難しい)
これは少々練習が必要です。
グラブが斜めに入ると捕球ポイントが狭くなります。
グラブを平行に入れ、グラブの面をボールに対して水平に出す事です。
これをスムーズに行うには、ピッチングでも大きくかかわる”腕の外転を利かす動作”をマスターする事です。
何度も言いますが、捕球の基本は「正面で捕る事」です。
例えば、内野ゴロで内野手の左右にゴロが飛びます。
これをできる限り正面に入れるよう全力で回り込もうとして、追い付けない打球は逆シングルで捕る事になります。
これはしょうがないです。
それより、ここで大切なのは「全力で正面に入ろうとする」姿勢が見られるか否かです。
なぜ大切かと言えば、特に少年野球の段階で安易に逆シングルで捕球する癖が身についてしまいます。
逆シングルばかりに頼って、あと一歩で正面に入れるゴロでも正面に回ろうとしなくなります。
だから指導者は、この逆シングルをどのように捕球したか?どの態勢で捕球したかをしっかり見て下さい。
安易な逆シングルの捕球はしっかりと叱って頂き、基本となる正面での捕球を指導下さい。
最初にも言いましたが、基本 逆シングルはお勧めできません。
しかし、状況によってはピンチを救う術にもなる事をご理解下さい。
試合中、若しくは練習中に選手達へ こう声を掛けることってありませんか?
「自信を持て!」
練習でも、試合でも、よく使われる言葉ですよね。
【強い気持ちを出させたい】
そんな思いでかけると思うのですが、実際のところ、自信なんてコーチから言われたって持てるものじゃないです。
そんな簡単なものじゃないと自分は思っています。
小さな成功や失敗を積み重ねて、小さな自信をいっぱい積み重ねていって、はじめて自信というもの生まれてくるもだと自分は思っています。
だから安易に「自信を持て!」とも言えない。
選手達は自信を持つ事が少しでも出来ると、色々な事(守備でも打撃でも走塁でも)対して自ら行動をしてくれます。
それがまた自信に繋がります。
「自信を持て!」と声を掛ける前に、
普段の練習から、試合からを通じて導ければと考えています。
練習・試合だけでなく、叱ることも褒めることも、そうです。
お母さん、お父さんへ
練習を休まず参加し続ける事が、子供の自信に繋がることを一番に解ってあげて欲しいと自分は思っています。
上手になりたいと思っている選手の気持ちを後押しする事の『楽しさ』を味わって欲しいと願っています。
ここ最近、ジュニア(4年生以下)の指導にあたっています。
その練習での出来事。素振りをして気が付きました。
「あれ?軸足に体重がのってないぞ!いや、そもそも軸足が定まっていない!」
でした。これ結構、致命的なミス動作です。
この軸足がズレるについて、今回は考えて行きたいです。
まず、この軸足がズレるおもな原因としては
①上体が浮き上がって(重心が上半身に移動して)しまう為
②ボールを迎えに行き、ステップした足に重心が移動してしまう為
③体が早く開き、軸回転に負けて軸足が動く為
などが考えられます。
軸足は、スタンスの位置から絶対に動かさないことが重要です。
下半身を正しく使うことで、鋭い腰の回転ができて、強い打球になります。
軸足からの力が腰から腕へと伝わってパワーを生むと言われています。
構えから、ステップ、インパクト、フォロースルーまで、軸足の親指付け根に、重心をかけて回転する事がよく理想とされています。
ボックスのラインと平行になるように90°回転し、かかとが上がりつま先で支える状態をつくりますが、このときに軸足がずれないように気を付けて観察してあげて下さい。
軸足が半回転や、べた足では正しい腰の回転はできません。逆に回りすぎても、バランスが悪くなり、フォロースルーの悪化に繋がります。
調子が悪くなった時に、ヘッドが下がっているとかドアスイングになっているとか等、上半身のチェックだけでなく、軸足をチェックすると早く修正する事もできます。
練習から、常に軸足を意識しながら打つように指導したいと思います。