今回は、バッテ(バッティンググローブ)の上手な使い方について。
小学生のうちから、バッテをつけた方がいいのか?まず、基本的な考えは、『自由に使った方が良い』と思います。
指導者の中には、「手の感覚をつけるためにつけない方が良い」という指導をされる方もいるかもしれません。
しかし、バッテを使って練習をすることで、
・手の保護になる。
・グリップが強化される。
という技術的なメリットがあります。
また、野球少年にとっては、憧れの選手がつけていたりして“単純にかっこいい”ということもあるかもしれません。なので、“素振りや練習をするためのモチベーションになるなら大いに使った方が良い”という考えを持っています。
ただし、これだけは気をつけて欲しいことがあります。それは、“バッテを試合で使うかどうか”ということです。
試合で使わないならスイングの感覚が違ってしまうので普段からつけない方が良いでしょう。これが大前提です。
ちなみに、始めたばかりや練習を増やしたときなどは豆が気になったり皮がむけるということもあると思います。
ただし、普段からグローブをつけないと決めたならたとえ豆ができても皮がむけても絶対につけない方がよいです。
手のひらの皮を厚くするためにこういう時期はどうしても必要になってきます。
バッテをそんな中でつけてしまうと折角の練習も結果を出しにくいでしょう。
何度も振ることでバットを振るための手を作り上げて下さい素振りをたくさんする時にはどんな選手でも手を保護するため、グローブを付けた方が良いです。
バットを振り続けているプロでも素振りの数を増やすだけで手の皮がむけてしまうのですから、もしお子さんがバットをたくさん振りたい、という時は練習中のスイングではつけることをおすすめします。
いずれにせよ、バッテの選択は選手の自由でよいと思います。
今回は、波打つ打撃フォームの修正法について。
『波打つ』という表現は人の見方によっても定義が変わる難しい表現です。
ただ、波打つスイングをする選手のほとんどが、『ヘッドが下がっている』という共通点があります。
ではなぜ、このようにバットの軌道が波打ち、ヘッドが下がってしまうのでしょう?
その原因は大きく2つあります。その原因というのが
①手首の力が弱い
②手首の返しが早い
この2つのうちどちらかだと思います。(両方はないと思います。)
力が無い選手は①が多いと思います。(低学年に多いです。)
本来であれば手首は最初に構えた角度をロックしてスイングするものです。
しかし、そこで手首の力が弱かったり手首の力が抜けてしまうとそのロックするべき手首が安定させられないのです。
そこで安定させられないため、バットを上手くコントロールできず軌道が波打った形になったり、ヘッドが下がったりしてしまうと思います。
また、手首がインパクトより先に返してしまう選手は②のパターンです。
インパクト後、すなわちピッチャーと重なった辺りで返しがあれば、波打つ事はありません。
もし思い当たる場合には、スマホなどでスイング中の手首を撮影する(以前紹介しました動画を参考)と良いでしょう。
客観的に見ることで正確に現状を把握することができるからです。
今回の場合も、やはりこの手首の弱さが大きな要因の一つとなっています。
そのため、この波打ってしまう癖を改善するには手首の力をつける必要があります。
では、実際にどんな方法で鍛えれば良いのでしょうか?
方法としてはいろいろ考えられますが、例えば素振りで手首を鍛えたり、ピンポイントで手首のトレーニングを行うなどの方法があります。
具体的な練習方法を教えます。その方法とは、ロープの上をバットで擦るようにスイングする練習です。
この練習を行うことでバットの軌道を修正することができるでしょう。
ロープや紐を1本用意して下さい。そのロープをベルトくらいの高さで地面と平行に、ピンと張って下さい。これで準備は完了です。
あとはスイングするときにそのロープの上をバットで擦るようにスイングするだけです。
最初はスローで徐々にスイングスピードを上げていってください。
そうすれば波打つスイングに悩まされることも無くなります。
より無駄の少ない動きに変わることができるので、今までと比べてボールに当たった時の感覚も良い方向に変わってくると思います。
外野フライノック難しくないですか?
実は、フライノックって結構なスキルが必要なんです。
思ったようなフライが打てない とか…
思ったところにフライが打てない とか…
そもそもフライが打てない とかとか…😢
でも、少年野球は外野フライが捕れるか捕れないかで失点は大幅に変わります。
捕球すれば確実にアウトが取れるので、外野フライはぜひ確実に捕れるようにしたいものです。
そのためにはフライの練習が必要です。
それは分かってるからノックを打つけど、一向にフライが上がらなくてゴロを捕る練習になっちゃたりして、しまいには子供達がシラけてきて芝生で遊び出しちゃったりして…(´×ω×`)
フライノックが打てなくて悩んでいるコーチも多いのではないでしょうか?
そんな方必見の外野フライ練習を紹介します。
テニスボールとテニスラケットを使った練習です。
これであれば、ノッカーは細いバットでなく、幅広いラケットでコントロールよく、狙った所に打てます。
また、ボールもラケットも軽いので、お母さんコーチでも簡単に参加できます。
さあ、実践です。⚾︎
外野フライは以下のポイントを意識して、とにかく数をこなさなければいけません。
逆に言うと、数さえこなせば必ず捕れるようになります。
フライキャッチのポイント
1.素早く落下点に入ること。
2.目線をブラさずに走ること。
3.ボールを真上に置かないこと。
4.ボールとグラブと目の位置を一直線にしない。
5.ボールは落ちてくるので、捕りにいかない。
お父さんの運動不足解消にもなりますし、低学年ならお母さんにお手伝い頂くのも良いと思いますよ(^-^)ってか、練習にハマってどんどん熱くなっちゃったりして…(^ω^)
でも、学童野球は子供と一緒に是非練習してあげてください。
子供達の成長を間近で見れるなんてこんな幸せな事はないです。
テニスノックをしてあげて、フライを捕れなかった子が捕ったもんならもう涙腺崩壊ですよ!
勝った負けたよりも、小さな成功体験を沢山させてあげることが少年野球にはとても大切です。
子供と一緒に、沢山の成功体験を積み重ねましょう!
小学生の少年野球の試合、身体が大きく速いボールを投げるピッチャーと対戦することがあります。
とにかく、ストライクが入ればバットに当たることがないし、多少外れていても、ついバットを振ってしまいます。
そんな速球投手と対戦したときには、
①トップを早めに作る。
②バットを短く持つ。
相手の投手が球速が速い場合、「バットを寝かせて構えろ」という指導者がいます。
その方が振り遅れがなく、ボールに当てやすいという理由からだと思います。
ただボールにバットを当てるだけならそれでいいかもしれません。
しかし、その打ち方がその選手に合っていて、強い打球が打てるという場合以外なら、バットを寝かせて構えさせるべきではないと思います。
いつも練習をしてきた自分の構えでないと、しっかりとバットを振ることができませんし、強い打球を打つことができません。
例え、バットに当てることができても、ヒットにはならないでしょう。
相手のピッチャーのボールが速く、振り遅れてしまうのであれば、いつもより少し早めに始動して、トップの形を早く作るように言います。
いつでもバットが振れる状態で、相手の投げたボールを待つようにします。
相手のボールのスピードに関わらず、いつも同じ形でボールを待つことが大切だと思います。
あと、早めにトップを作っても振り遅れてしまうのであれば、バットを短く持つように指導します。
バットを短く持てば、スイングがコンパクトになり、速球の勢いにも負けずに弾き返すことができます。
カウントによって短く持っても良いと思います。
1球、2球とバットを振って、速球に振り遅れてしまうのであれば、ちょっとバットを短く持ってコンパクトに振り抜くようにします。
速球投手のボール対して当てにいくのではなく、トップを作るタイミングを若干早くしたり、コンパクトなスイングを心がけさせた方が良いと思います。
弾き返す気持ちで打席に立つことが、速球投手の攻略法です。
息子は、長男が小学1年生の時、次男は幼稚園年長で少年野球を始めました。
それより前に、私は少年野球に関わっており(なぜ?🤔🤔🤔)ました。
息子が野球を始めて、私が少年野球を関わって15年が経ちました。
次男は野球で甲子園を目指して、毎日、朝から晩まで野球の練習をやっています。
そんな中、私も少年野球コーチ15年迎えました。少年野球を通して、私が今までやってきたことを子供に伝えるということです。
子供が中学生になると親離れが始めります。親が言うことは聞かなくなります。
何を言っても。
「うるさい…」
で終わりです。
最近思うことは、親がやって来たことを伝えるのは、小学生のうちだということです。
野球の親子練習は、野球だけを教えることではありません。
・コツコツ積み上げること
・弱音を吐かないこと
・最後まで諦めないこと
・コミュニケーションの大切さ
・チームワークの大切さ
・リラックスすること
・できると思ってやること
などなど沢山あります。
野球の練習を通して、親父から息子に伝えたい大切なことを伝えるのが、少年野球なのかもしれません。
そして、小学生のうちに親子のコミュニケーションをとっておくと、子供が中学、高校となったときに、親子関係のパイプができていることに気付くと思います。
バントと言っても種類が大きく分けて三つあります。
①送りバント
②セーフティーバント
③スクイズ
このバントの種類によって、バントの仕方も違ってきます。
最初にバントのスタイルから。
バントのスタイルは膝を曲げてバットを顔の前で構えます。
それで、ボールの高さに対応するには、膝を使って高低を調整します。
バントの注意点はバッティングの時と同じように、バットの先(ヘッド)を立てた状態でボールを捕らえることです。
ヘッドが下がった状態(右打ちバッターでは左脇が開くこと)では、フライになる確率が非常に高くなります。
バントは転がさないと意味がないので、バットのヘッドが絶対に下がらないようにする事です。
それと、ボールの勢いを殺す必要があります。(これはまず、バントが出来るようになってからですが。)
その為には、バットでボールを受け止めるようにします。
コツはバットを軽く持って、腕をつっぱらないことです。
ボールの衝撃でバットが少々後ろに押されるくらいで調度です。
ここからはバントの種類についてです。
①送りバント
送りバントは、自分を犠牲にしてランナーを進塁させるのが目的です。
だから、自分のスタートが遅れても良いので、しっかりボールを見て(転がる所を見てスタートする感覚)確実に転がす事が求められます。
転がす場所は当然、野手のデッドスペースになる所をです。
例えばランナー1塁の送りバントはファースト側、ランナー2塁ではサード側になります。
そこを狙えば成功率はかなり上がります。
②セーフティーバント
セーフティーバントは自分が生きる為のバントです。
これも先ほどの送りバントと同様に相手の投げにくい所へ転がすのが重要ですが、それよりも相手にバントと判らないようにする必要があります。
だから、チャンスは一回!一度、ファールにしてしまうと相手に警戒されてしまいます。
セーフティーバントは、さっきの送りバントとは違って、何が何でもって感じではないです。
ピッチャーのタイミングが合わずヒットの確立が低い時とか、相手野手にプレッシャーをかける時とか、戦略としてはサブ的な要素になります。
だから、成功すればラッキーくらいの気持ちで試みたら良いと思います。
ポイントは相手の投げにくく、捕りにくいところです。投げにくいって事は、サード側よりファースト側に転がした方がセーフの確立は高いです。
ですが、サード側でもピッチャー・サード・キャッチャーの中間点に転がせば良いわけです。(特にライン際)
よく、左バッターがサード側にセーフティーバントをやります。
あれは走りながらバントが出来るからです。特にライン際を狙えば、仮にファールになっても良いわけです。
③スクイズ
スクイズはピッチャーが投げたと同時に3塁ランナーも走ります。
だから、野手の正面に転がってもセーフになりやすいです。(当たりが強いとダメですが)
だから、ポイントは何が何でもバットに当て、フェアゾーンに転がすことです。
転がす場所は特に考えなくても良いわけです。とにかくフェアゾーンに転がすことだけを考えましょう。
試合展開によっては、ここはどう見たって送りバントだというケースがあります。
こんな時、バッターの構え方ですが、ピッチャーに対して平行に構える(オープンスタンス)のと、垂直に構える(スクエアスタンス)のと二通りあります。
この時にピッチャーに対して平行に構えてしまうとバントしか出来なくなります。
どんなに、この場面はバントだと分かっていても、これでは相手に「絶対にバントします」って言ってるようなもの。
勝負なんだから、この場面は絶対にバントだと分かっていても、相手に「ひょっとしたら…」って思わせないといけないと思うのです。
つまり、平行構えるのが理想だと思います。垂直に構えていると、バスターに切り替えることもできます。
これだけで、相手は警戒し守りにくくなると思います。
少年野球(学童野球)で『 練習』とは?試合に勝つため即ち、試合で出来るようにする事、出来なかった事をできる様にする為に練習はします。
しかし、出来ないからといって、出来ない事ばかりやっていてはモチベーションがさがり、練習にも集中できません。
では、どうするか?
成功する(楽しめる)練習を挟めば良いのです。そうすれば、選手も幾分かはモチベーションがあがるはずです。
その為には、若干時間を無駄?にはしてしまいますが、ダラダラと出来ない練習ばかりやるよりは、選手も集中してくれると思います。
学童野球の一番の目的は「楽しく」野球をして基礎を学び、中学·高校でも野球を続けてもらう事です。