成長

2016年05月31日 23時55分00秒 | 少年野球

久しぶりの投稿です。

 

先週、練習試合をさせて頂きました。相手チームとは約2ヶ月ぶりの再戦です。

あれから選手は、どれだけ成長したかの確認もあり、非常に楽しみな試合でした。

遡れば2ヶ月前の試合開始前、集合した選手は緊張で顔がひきつっておりました。

そのような状況では良い結果がでるはずもなく、一方的な試合で何も得るものがありませんでした。

主将に至っては自分の事さえ出来ず「主将として失格だ。」と叱りました。

そのような事も思い出しながら、試合開始を待ちました。

そして選手の顔を見ると2ヶ月前とは、全く違う「野球を楽しむ顔」になっていました。

まず、打撃ですが三振がほとんど無い事に驚きです。

しっかり目がついてきており、バットに当たっております。

2ヶ月前の練習にマシン相手にひたすら打たせる練習をした時にあるコーチから

「打撃練習はまだ早い」

と言われる事もありましたが、

「選手の動体視力をあげる為の練習(動くボールを目で捕らえる)です。」と説明しました。

練習では空振りばかりで我慢の連続ばかりでした。

色々言われてばかりでしたが、練習内容は間違っていなかったと思いました。

あとは、ボールを遠くに飛ばす事だけです。

因みに主将は2ランホームランのオマケつきです。

投手に関しても、先発の副将がかなり上達しております。

まずは、マウンドさばきを見ます。おどおどする事なく、堂々とした姿勢はベンチも安心して見ていられます。

相手のアンラッキーもあり3イニング無失点は上出来です。

本人の努力(自宅でチューブトレーニング)もあると思います。

2番手は3点失点しましたが、エラーと四球絡みです。これから修正してくれると思います。

3番手はこれもオマケの主将がビシッと2イニング無失点で締めてくれました。

最終的に7-3で勝利を掴むことが出来ました。

 

試合が終わって選手には

「2ヶ月前の惨めな試合を覚えているか?練習は嘘をつかない。あなたたちは着実に成長しています。自信を持って信じてついてきて下さい。」

選手一人一人の目を見ながら話させて頂きました。

選手も私の目をしっかりと見ながら聞いてくれました。

後半戦が楽しみです。


愚痴

2016年05月18日 21時45分00秒 | 少年野球

少しだけ、愚痴聞いてやって下さい。

 

監督は自分から求めて行った事。

1年前にもやっているので、たいへんは百も承知。

ですが、選手育成とチーム勝利の為と頑張っております。

しかし、皆様に監督の業務を少しは判って頂きたく、書かせて頂きます。

 


月曜日、ジュニア監督に今週の案を送信。それまでには、試合が組まれてなければ、他チームとの練習試合のお願いを数チームに渡ってお願いしています。
火曜日、スタッフ向けのメールを送信。
水曜日、保護者向けメールを送信。
金曜日、スタッフからの返信内容を考慮して配車と審判要請をスタッフ・保護者に打診。

他に監督会議、抽選会、親睦会、選抜会、緊急会議ほか 沢山の行事に参加しなくてはいけません。

この無限ループです。

仕事しながら、その調整をしなくてはいけません。

かなりの重労働です。どちらかと言えば、仕事以上に労力を使っています。



如何でしょうか。監督はベンチでサイン出しているだけではないのです。

常にチームの育成と勝利を見据えて、日々努力しつおります。

少しでも理解して頂ければ…愚痴でした。


ペッパー

2016年05月16日 06時30分00秒 | 少年野球

皆さんペッパーってしっていますか?

ペッパーとは主に1対1でやり、1人は野手、1人はバッターになり、5m程度離れた位置から緩いボールを野手が投げて、軽く野手に打ち返すバッティング練習です。

トスバッティングとハーフバッティングの間ですかね。

 

このペッパーの由来は、元々は数人対1人で行って1球毎に違う選手に打ち返す様子が胡椒を振りかけるように見えるためペッパーと呼ばれたようです。(ネットで調べました

常に芯を意識して、どんなボールであっても正確に相手に打ち返すことにより、正確なバットコントロールが身に付き、バットの芯に当てる技術も身に付きます。

見た目簡単に見えますが、これが結構難しいのです。

軽く当てるつもりか芯くってホームラン。今度は軽く当てるつもりが空振り。

バットコントロールが上達すれば、打率も必然的に上がります。

強振も大事ですが、まずはバットに当てる技術を身に付けましょう。


フォロースルー

2016年05月12日 21時40分00秒 | 少年野球

バッティングは、テイクバックでトップの位置を作り、そこからスイングをしていきます。

スイングして、インパクトした瞬間にフォロースルーが大事になってきます。

この時に、手首を返さずにそのままバットを押し込むようにすることを、フォロースルーと言います。

 

このフォロースルーをしっかり行うためには、バットの構え方と肘の使い方と捕手側の手が重要になってきます。

・肘の使い方
インパクトの瞬間に肘が伸びていると、それ以上押し込むことはできません。

無理に押し込もうとすれば、体を前に突っ込ませるしかなくなりますが、スイングで体重の乗り方を考えると不可能と思います。

ミートするポイントで、肘が伸びない状態を確認しましょう。

トップの位置からゆっくりスイングして、ミートポイントで止める。

その時に肘の状態を確認する。そうやって、まずは形を確認しましょう。

練習方法としては、ミートポイントでバットを抑えてもらい、そこから押し込む動作を繰り返すと言うのが有効です。

素振りであるなら、しっかりと肘を意識する事が重要になってきます。

 

・捕手側の手の重要性
意外と見落とされがちですが、捕手側の手の使い方も重要です。

フォロースルーをするのは、投手側の手や両手で行うわけではなく、捕手側の手で行います。右打者なら右手、左打者なら左手となります。

捕手側の手で押し込む意識を持って振ることで、理想的な軌道と大きなフォロースルーを生み出すことができます。

 

・構え方
体の中心に集めるように構える。

一昔前の打撃理論では、脇や肘を体の中心に集めるように絞り込むように構える。

実際にこの構え方をすると、上半身が固まってしまい、トップの位置が浅くなりスイングの時も、肘や腕を大きく使えななってしまいます。

そのうえ、捕手側の手が早く返ってしまうコネる状態になり、打球が上がらなくなります。

プロ選手を見てもらうとわかると思いますが、今は両脇は締めすぎないのが一般的です。

特に、捕手側の脇は開いていても構いません。

そうすることで、肘が綺麗に使えるようになり、バットが波打つことが無くなります。

 

このように、地味で一瞬の事ですが、打球を飛ばす事や、強い打球を打つにはとても重要な事です。

打撃不振の選手が多々います。もう一度意識して指導してみます。


グリップ

2016年05月11日 12時45分00秒 | 少年野球

先日のDeNAベイスターズ教室で言われていた事を、再度選手にも確認させました。

グリップはどのようにして握る?

1.指先だけ(第二間接を中心に)握る。
2.手のひら(親指の付け根)で握る。
3.指の根元(第三間接)で握る。

一番結果が残せるのが3だと思います。

1は単純に力が入らないこと、2は力は入りやすいかと思いますが、バットコントロールが非常に難しくなってきます。

よって3で選手には教えています。

以外にも知らなかった選手が多い事にびっくりです。

自分では当たり前の事が実は選手にとっては初めて聞く事を改めて痛感致しました。


緊張

2016年05月09日 06時00分00秒 | 少年野球

ここ最近の試合結果が良くないですが、なぜなのか?と疑問の日々です。

勝てない原因として

・エラーをしてしまう。
・チャンスで打てない。

普段の練習では普通にさばけているゴロも、グローブの中で捕球できずエラーをしてしまう。

また、普段のフリーバッティングでは簡単にミート出来ていた球がバットをかすめて内野フライになってしまう等 結果が出ない。何故か?

おそらく“緊張”から来るものが大半だと思われます。

もちろん、技術不足もあるかと思いますが、「いい結果を出してやろう!」や「ここでアウトを取らないと監督に怒られてしまう。」といった心の声が邪魔をしているのでは無いかと思っております。

私もいろいろ文献やインターネットで検索してみました。

結果、適度な緊張はプレーを行ううえで大事だという事です。

まったく緊張が無いと、目標のないプレーになってしまうからです。

その適度な緊張が一番難しいのですが…

 

また、ベンチが「ムスッ」とした難しい顔をしていると選手も緊張するそうなので、私もできるだけ「笑顔」でベンチには入れるように心がけます。

でも、ひきつった笑いが更なる緊張を生んでしまいそうですが…


流れ

2016年05月08日 05時55分00秒 | 少年野球

私はこの“流れ”をしばしば、試合中口にします。

ただ点を取っただけでは流れは来ません。

では、この流れをどのように自軍にもってくるのでしょうか。

 

例えば点を取っても、最後の終わり方が併殺打や走塁ミスで終わると、流れはまだおきません。

逆に、点を取られても、アウトの取り方がファインプレーで終わると、流れがグッと自軍にきます。

この流れを自軍にもってきて、相手に渡さない(主導権を握るに近いかも)ことが勝利を呼び込む秘訣です。

打撃にも押せ押せムードになり、テキサスヒットや相手エラーを誘うプレーを呼びます。

 

では逆にこの流れが相手チームに出てきた場合にはどうするべきか?

本当は主将がピッチャーや野手に声を掛けて落ち着かせる事ができれば大したもの。

しかし、中々この流れを読める小学生はいません。

そこで監督の出番です。

「タイム」をとってゆっくりマウンドへ行き(あまりゆっくりしていると主審に怒られますが)全員を集めて笑顔で指示ですが、私は大したことは言っていません。

「ここは大事な場面だ。とにかく平常心で頑張れ。リラックス!」

これだけで大分変ってくると思っています。

流れは非常に大切です。

これを読めるか読めないかで勝率は大きく変わってきます。


キャッチャー その2

2016年05月07日 12時42分00秒 | 少年野球

以前にも書きましたキャッチャーについて、また書かせて頂きます。

私の高校時代には

「捕れるかどうかわからないキャッチャーフライは全部ダイビングをしろ!」

と言われておりました。

キャッチャーは取れなくても良いから、とにかくダイビング(普通にファールグランドに飛んだ球に対してもダイビング)をしろ!と言われ、意味も判らず飛んでおりました。

おかげで、右肘、左肘とも傷痕が痛々しく残っています。

あとで、監督に聞いた言葉が

「キャッチャーはチームの要で、ここが締まっているチームは強いチームの証である。よって、そのキャッチャーが必死でボールを追いかけているという事は、チーム全体の統率が整ったチームである。」

と相手に強い印象を与えるようです。

またキャッチャーや他の野手がガッツあるプレーをすると

「よしっ!俺も!」

と良い意味での相乗効果となり、チームが盛り上がります。

とにかくガッツを全面に押し出し、チームを鼓舞しましょう。

そして声を出して、チームメイトを褒めましょう。