我がチームもそうですが、鶴見区内の学童野球チームの登録数が毎年減少傾向にあります。
試合前のオーダー表を見ながら、事前に受領している登録名簿を審判事務局は確認しますが、
先に述べたように、1チーム平均15名程度(レギュラの6,5年生+場合によっては4年生)のような気がします。
登録表は20名まで記載が可能ですが、2枚使っているチームはほぼいません。よく言われている野球人口の減少でしょうか?
23年に開催されたWBC(WORLD BASEBALL CLASSIC)の日本優勝で若干伸びてきたように思えますが、
あまり大きな上昇にはつながりませんでした。
学童野球に関しても、親の負担(時間的な拘束、お金)の大きいことなどの様々な原因が考えられる中、長時間練習、指導者による罵声や暴言など、
過度に勝利を求める「勝利至上主義」のチームもある事が一つの原因だとも思われます。
では、どのようにすれば、また子供・保護者は野球に目を向けてもらえるのでしょうか。今回はそこを深堀したいと思います。
前にもブログで記載させてもらいましたが、まずは野球の楽しさ、素晴らしさを知ってもらう事です。
チームに入っても、思っていた以上に厳しい指導もあり、続ける事が辛くなり、志半ばで諦めてしまう選手もいます。
ですので、学童野球では勝利を求めすぎず、まず野球の楽しさを教えることが先ではないかと思っております。
勿論、勝負事ですので負けて良い試合なんてあるわけないです。
負けてしまった試合だからこそ、どうして負けたのか理解して改善していく気持ちも大事だと思います。
そこから「野球はこういうものなんだ、こうやって勝つんだ」ということを学ばせてあげるのが望ましいと思います。勝ち負けはその先だと思います。
また、子供たちには今だからこその社会性の弊害も生まれています。
今の選手は叱られて育っていないので、叱ることに拒否反応(どのように対応していか)を起こす選手も少なくありません。
だからこそ、指導者としての言葉の伝え方は非常に重要な事です。
昔ではあたりまえであった言葉遣いでも、今では受ける側の捉え方によっては「言葉の暴力」に受け止められてしまう事も現状です。
だからこそ、前にもこのブログで記載した叱ると怒るの違いを再認識して頂きたいです。
また、一番重要な事は信頼関係だとも思います。
・監督コーチが集合時間に遅刻してくる
・あと5分で終わると言ったのに終わらない
・嘘をつく
・服装がだらしない/清潔感がない/酒臭い などなど
信頼関係さえあれば、言葉ひとつひとつに重みと愛情を感じることになります。
私も学童野球の指導に20年くらい携わってきましたが、近年の指導者は本当に皆さん良い意味で変わってきてます。
中には「昭和の時代か!」って突っ込みたくなる監督コーチもいますが、本当に良い雰囲気で野球ができているな~と思っております。
先に述べた、今の時代の流れかもしれませんが、指導者の選手に対する叱り方が変わってきているのは確かです。
あとは人間関係が築けていけたら最高のチームになるのではないでしょうか。
それが今の指導者のスキルにもなって、これは学童野球に限らず、会社(社会に出ても)同じだと思います。
信頼関係を築いた上で、色んな叱り方ができる事ができ、選手たちに信頼される関係を構築する事が大事だと思います。
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