考えさせられる事

2016年04月29日 06時30分00秒 | 少年野球

ある少年野球チームでの本当にあった出来事です。(ネットから)
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4年生から入団してきたS君は、当初からずば抜けて野球がうまく、一人光る存在だった。

ただ、家庭のほうはあまり裕福ではないらしく、ユニフォームはもちろん、アンダーシャツからスパイク、グローブまで卒団していった先輩からのもらい物だった。

特にグローブはあちこちのヒモも切れていて、見かねてコーチがよく直してあげていた。

それでもS君は、毎週日曜だけの練習だったが1度も休む事無く、試合に練習に頑張っていた。

5年生の新学期が始まってしばらくたった頃だろうか、たまたま試合が入っていたその日、珍しくS君が遅刻をしてきたのである。

事情を聞いてみると、夕べからお父さんもお母さんも帰ってきてないという。

弁当はどうしたと聞いてみると、おにぎりを持ってきたとの事。

その時はそれ以上深く聞かず、とにかく試合場へと向かった。

試合はS君の好投で勝ち、その学校で弁当を食べる事にした。

何気なくS君のおにぎりを見てみると、中には何も入ってないらしく、白いご飯だけだった。

お茶はと見てみると、これまた、ただの生ぬるい水だけ。

見かねて、他の子供たちから、せめてお茶くらいもらえよと声をかけ、その日はそれで解散となった。

そんな事があった月末に団費の徴収をした時、S君の団費の中身は、10円玉 5円玉1円玉まで入っていた。

聞いてみればこずかいを貯めたのだという。

それから1週間後の土曜日の早朝 あの事件が起きたのである。

校舎の階段にある片隅で、軽乗用車の中に排気ガスを引き込み、あのS君親子が自殺をしていたのだ。

お父さんがサラ金からの借金でここ2ヶ月ほど全然家に帰ってこない、という噂は聞いていたが、まさかこんな事になるとは。

後ろの座席で冷たくなっていたS君の足元に、先週直してやったグローブがあったとか。

10才でこの世を去ったS君。

もっともっと野球がしたかっただろうと指導者全員が泣き叫んだという。
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野球ができるありがたみ。

高価な道具を与えるられる喜びを今一度考えて欲しいです。


脇をしめる

2016年04月28日 22時42分01秒 | 少年野球

よく、バッティング時に

「もっと脇をしめろ!」

て言われた(言ったのを)見た事ありませんか?

この、脇をしめるは大事な事です。

バッティング時に脇(右バッターは左脇、左バッターは右脇)が空くとアッパースイングとなります。

また、バットコントロールもしにくくなります。

バンド時も同じく小飛球が上がりやすくなり、悪い事ばかりです。



他のスポーツでは相撲も脇をしめて稽古している姿をよく見ます。

"脇があまい"は野球だけでなく、色々な面でも勉強させられますね。

脇は絞れば、絞るほど効果を表します。

 

ではお母様、毎朝旦那様を見送る際に、手を振る所を、脇をしめて振って下さい。

どうですか?

新婚当初の雰囲気が味わえたでしょ!

えっ?いつも見送りなんかしていない…失礼致しました。


キャッチャー その1

2016年04月25日 18時40分00秒 | 少年野球

私の高校時代のポジションはキャッチャーです。

キャッチャーは試合は一番楽しいポジションです。

でも、一番辛いポジションでもあります。(矛盾してますが)

真夏でもあの防具(レガース、プロテクター)を着けての練習です。

更にあの防具を着けたままカバーリング(バッターと一緒にファーストまで並走)です。

プロ野球もやっています。機会があれば注意して見て下さい。(球場で試合見れればわかりやすいかも)

では、なぜこのようなカバーリングを行うのでしょうか?

答えは、万が一に備えてのプレーです。

内野手が暴投した場合、キャッチャーがカバーリングを行っていれば、一塁までの進塁で済みますが、カバーリングがなければ、二塁までランナーが進んでしまいます。それを防止するための策です。

では、このような暴投するケースはどれくらいあるのかわかりますか?

ほとんどありません。では、なぜ疲れるカバーリングを行うのでしょうか?

それは、万が一を常に想定しているからです。

キャッチャーも楽はしたいです。

しかし、楽をして勝たせてくれるほど、野球はあまいものではありません。

常に次のプレーを考えれば自然と体は動きます。

何故カバーリングをしなくてはいけないかを教えていき、一つ一つに意味がある事を教えていきたいと思います。


異動

2016年04月22日 22時47分53秒 | 少年野球

私事ではありますが、5月から正式に異動が決まりました。
4月に入り、もしかして…という気持ちはありましたが、改めて聞くと少し寂しいような、かなり不安なような気になってきます。
また、一番の問題は、監督を継続出来るかどうかです。

今回の異動は単純な異動でなく、社外出向です。

全くの他社の異動(出向)ですので、そこに合わせなくてはいけない状況です。
始まる時間も異なれば、休日の取り方も変わります。
一番の問題はシフトに入る事、すなわち土曜日、日曜日に仕事が入る可能が多いに有ることです。

サラリーマンに異動は付き物ですが、全くの変わる環境に戸惑っている次第です。

3月から始めた朝練も継続が難しくなって来ました。
チーム全体の底上げを課題に始め、少しづつ良い方向に向かっていたことは、私も非常に嬉しく思います。

まだ、先の事はわかりませんが、出来る限りチーム又は選手の将来の為、全力で指導・育成にあたります。
何分ご不便お掛けするかと思いますが、ご協力よろしくお願い致します。


寝る子は育つ

2016年04月15日 08時15分00秒 | 少年野球

いつも選手には言っていますが、とにかく

・少なくとも8時間の睡眠
・腹一杯食べる
・沢山身体を動かす

睡眠は身体と脳の大事な栄養です。

また、成長ホルモンに大きく影響します。

に就寝2~3時間後が最も多くの成長ホルモンが分泌されると言われています。

昔から『寝る子は育つ』と言われますが、身体の発育には睡眠は欠かせないのです。

しかし、当然ながら寝るだけで身体が発育するものではありません。

効率よく成長ホルモンを分泌させるには、運動や食事といった要素が必要になってきます。
運動は”エネルギー”を骨や筋肉に変えます。

そのエネルギーを作るのが食事です。

だから、睡眠運動食事の3つは切っても切れない関係にあるのです。

よく食べて・よく遊び・よく寝る。

選手の発育には、とっても大事なことです。


スライディング

2016年04月14日 07時28分00秒 | 少年野球

突然ですが、スライディングを行う時、右足を伸ばした方が良いか?左足を伸ばした方が良いか?考えた事ありますか?

そこまで考えた事ない?そりゃそうですね。しかし、野球には1個1個理由があります。

右足が伸びる=左足が折れるとスライディングの際、重心が左に傾きます。

すぐに立ち上がると必然的に左側を向きます。と言うことは、盗塁の際にはダイアモンド側に顔が向きます。

そうする事で次の塁が狙いやすくなります。

逆に左足が伸びる=右足が折れると、重心が右に傾き、立ち上がった際、ダイアモンドを背にします。

そうするとメリットはキャッチャーからの送球が逸れた際、顔面に当たる危険性がなくなります。

それぞれ答えがあり、どちらが正解はありませんが、自分がしっかりとした理由があれば全然問題ありません。

このような、ちょっとした小ネタをたまに取り入れ、選手のこれからの野球人生に+になる事も教えています。


階段ダッシュPart3

2016年04月13日 07時50分00秒 | 少年野球

先週はジュニアが午前中公式戦だったので、午前中にダイアモンドを使いました。

課題の打撃力向上をメインにフリーバッティング行いました。

あとは、実践式ノックで午前中の練習は終わりです。

午後からは外野で特守と再度、打撃強化のトスバッティングで終わる予定でしたが、時間が余ったので、忘れていた階段ダッシュを行いました。

選手「何本ですか?」
私 「10本!」
選手 !!( ; ロ)゜ ゜

最後まで全員完走しました。

皆言葉が出せないくらいヘトヘトでした。脚がピクピク痙攣している者もいました。


終わって、私から
「試合で勝って嬉し涙、負けて悔し涙を流せる位練習した事があるか?これくらい練習を毎日してはじめて涙が出てくる。

今のあなた達には、それが感じられない。だからあえて10本走らせた。この気持ちを忘れないで来週からの練習の励みにして欲しい。」

試合には必ず勝者と敗者が発生します。

それは勝負の常しかたがないことです。

ですが、まずは一番大事にしたい事はプロセス(課程)です。

どれだけ一生懸命頑張ったか、全力を尽くしたかです。

やれる事をやった結果ならばあきらめもつくが、やってもないのに言い訳等をする事が一番嫌いです。

一生懸命やっても結果が出ない事の方が多いと思います。

私は自分が納得(受け入れ)できれば、結果は気にしなくて良いと思います。

私の持論ではありますが。


生麦中学校野球部部訓

2016年04月12日 07時35分00秒 | 少年野球

またまた、次男の生麦中学野球部の内容です。

生麦中学野球部には部訓があります。



その締めくくり

凡事徹底
意味:なんでもないような当たり前のことを徹底的に行うこと、または、当たり前のことを極めて、他人の追随を許さないことなどを意味する。

とあります。

当たり前のプレーを当たり前に行う、簡単に言いますが凄く難しい事です。

単調な事を繰り返し行う事で、自然とプレーが体に染み付き、あたかも簡単に出来てしまうようになって、初めて言える言葉『凡事徹底』です。



0勝監督

2016年04月11日 08時55分00秒 | 少年野球

区大会 0-10 4回コールド
リーグ 4-9  敗退

いまだに、0勝です。
このブログには『野球論』や『精神論』を大層に書いていますが、全く説得力がない結果となっております。

挙げ句の果てには、先週の試合で、急遽ピッチャーをさせた主将が肘痛で暫くノースローを行わなくてはいけない状況も含め、かなり自信がなくなりつつあります。

なぜ、試合中に気がついてやれなかったのか?

もしかしたら、勝敗にこだわった結果の戒めなのでは?と、自問自答の日々です。

また、今週から暫く朝練も中止させて頂きました。少し考えさせて下さい。

チーム内にも肘痛、肩痛が少しづづ出始めてきました。

監督としては、子供を預かっている立場なので、大変申し訳なく感じております。

少しでも早く復活して頂く事を祈るばかりです。


主従関係

2016年04月08日 07時52分00秒 | 少年野球

監督・コーチ > 選手

でしょうか?それとも

監督・コーチ<選手

でしょうか?

正解はありませんが、私は

監督・コーチ=選手

だと、思います。選手より少しだけ野球を知っているチームメイトだと思います。

時には激しく叱って、チームを鼓舞させたり、時には一緒になってナイスプレーを褒めたり、更には馬鹿言って笑い倒したり、少しだけ(?)年の離れた野球少年です。

ですので、監督・コーチと選手には主従関係などありません。

だから良いプレーをしたら
『ナイスプレー!』
少しでも気の抜けたプレーをしたら
『しっかりしろ!』
と言えるチームでありたいです。