体の近くで動作

2020年11月29日 06時54分40秒 | 少年野球

前にもブログ内で書かせて頂きましたが、バットが体から離れれば離れるほどバットコントロールが難しく力が伝えづらくなります。

バッティングの構え - 少年野球BLOG  ~一球懸命~

人間の体の構造上、体に近いところで力を伝えやすくつくられています。

例えば、重いものを引っ張る際には、体の近くで引っ張った方が力が出し易いと思います。

ですので、人間は無意識でなるべく体に近いところで引くようににしているのではないでしょうか?(間違っていたらスミマセン)

プロ野球でも、ほぼ全員といっていいほど、体に近い位置を両手(両肘)が通っています。

体から離れてしまうと、タイミングを崩されたときに腕が伸び切って(スウェー)しまっているため対応することができないからだと思います。

また、ドアスイングの原因にもなります。

あと、前のブログでも伝えましたように、右打者はボールに向かって左側半分(体に近い側)を打つイメージでよいと思います。

だから、ボールの内側を見て打とうと思うと、両手が体から離れていくことを防ぐことができると思います。

そして、両手が自然とたたまれて(難しいですが)理想のスイングをすることができます。

これがマスターできると、打撃技術が飛躍的に向上します。

是非実践してみてください。

 


ハーフスイング

2020年11月22日 06時18分39秒 | 少年野球

以前「プロ野球のリクエスト制度」で少しだけ書かせていただいた『ハーフスイング』について今回書かせて頂きます。 

プロ野球を見ていて打者がスイングを途中で止めているのに、球審から「スイング」を取れれたり、塁審が「スイング!」のコールをしたりして、選手が怒っている光景をたまーに見ます。

では、このハーフスイングどこまでスイング(振った)がダメで、どこまではノースイング(振ってない)でしょうか?

では先に、『ハーフスイング』ってなんぞやから。

ピッチャーがボールを投げて、打とうとした打者がバットを中途半端に出して止めることです。

では、肝心の『ハーフスイング』定義とは…

結論から言うと、野球規則「ルールブック」でも明確には決まっていないのです。

じゃあ、球審や塁審は何をもって、判断しているのでしょうか?

その判定の仕方は「どこまでバットが回った」とかいうのではなく、

「バッターがボールを打つ意思があったかどうかなかったかどうか」を判定しているそうです。

まあ、そうは言っても、実際のプロ野球の審判の方たちはバッターがスイングをしたという基準について、ある程度自分の中で基準を設定しているとは思います。

・どの辺りまでバットが出たか

・バットヘッドが見えている

・手首が返っている 等

しかし、球審が判断する事が難しい&キャッチャーからのリクエストがあれば、塁審へジャッジを求めます。

球審はピッチャーの投げたボールがストライクかどうかを見て、更にバッターのバットがどこまで出ていたかを見るのは難しいので、1塁審判(右打者)と3塁審判(左打者)の塁審にバットの方の判定を任せるます。

しかし、球審が「スイング!」と自判したのに、バッター本人は振ってなく、バッターから球審へリクエストはもちろんできません。

基本は、球審の判断は絶対です。

また、前回のブログで書かせていただいたように、ハーフスイングはリクエスト制度に適用されんません。

つまり審判が正確に判断できるかどうかではなく、審判がした判断が正しい答えっていう事です。

思ったよりもルールが曖昧だったんですね。

いまはカメラや機材がすごく高性能・高精度化されています。

もしかしたら、この「ハーフスイング」もカメラ判定になってりして…。でもやっぱり、そこは人が行いたいですね。


愛のあるコール

2020年11月15日 09時40分08秒 | 少年野球

試合中の審判のコール・ジェスチャーは大きく、わかりやすく行う必要があります。

「プレイに対するジャッジのコール&ゼスチャーはできる限りはっきりと大きく行う」と審判講習会で教えられてきましたから。

あの審判はオーバーアクションだなと言われるくらいの方が、結果的に「良い審判」と言われる率が高いからです。

だから私は、基本コール&ゼスチャーも大きく行います。

しかし、私は場合によっては、コール&ゼスチャーを少しだけ下げて(小さく)行う場合があります。

その場合とは、1塁審をしていて明らかなアウトの場合です。

ベースの手前、2mくらいで完全捕球して1塁手も投手へボールを返球している場合などです。

※もちろん、しっかり捕球しているかやベースを踏んでいるかを見ますよ。

そのような状況で、大きな声&オーバージェスチャーで「ヒズアウト!」と叫ぶ必要はないと思っています。

また、ベンチ・グラウンド全体・観客も、勿論アウトと判っているはずです。

先ほど言った 声のボリュームを少し絞って「ヒズアウト」とコールし、右手で軽く打者走者に見えるようにジェスチャーします。

また球審の際にも、明らかな空振り三振(キャッチャーが完全捕球しての)も同様で、声のボリュームを少し絞って「ストライクスリー」とコール&ジェスチャーします。

 

審判の中には「全部同じボリュームでコールしなさい」と言われる方もいます。

ですが、やっぱりは私は敗者にも敬意を払うべきだと思っております。

特に学童野球では、このような場面で特に意識して行っています。

だから、声のボリュームを少し絞って「ヒズアウト」や「ストライクスリー」とコールしても、心の中で

「次は頑張れよ!」って、ちょっとだけ応援してます。

賛否両論あるかと思いますが、私なりのちょっとしたこだわりです。


反則打球

2020年11月14日 06時21分54秒 | 少年野球

たまたま、アマチュア野球審判員1級取得の審判員の方と話をする機会があり、先日起こった事象について聞いてみました。

反則打球についてと、その対応(コールや処理方法など)について相談させて頂きました。

 

先日、公式戦があり私が球審を務める事となりました。

1アウトランナー2塁で、打者はバントを試みました。私は、打者がバッターボックスから足をはみ出してバントを行っている事を確認してプレイの完了まで見届け(結果、内野安打で2塁ランナーは3塁へ、打者走者は1塁)た所で、タイムを宣告して

打者走者を指さし「反則打球、バッターアウト」「3塁走者は2塁に戻って」とコール、指示しました。

この件の処理方法があっているかどうかを聞いてみました。結果………間違っておりました。かっこ悪い

正しくは、まずは事象が起こった時点で打者をポイントしつつ「反則打球!」とコールし、「バッターアウト!タイム!」と宣告でした…

それから3塁ランナーを2塁へ戻す行為を行って、試合再開でした。

頭ではなんとなくわかっている行為も、瞬時に判断・コール・ジャッジをしなくてないけないので、本当に緊張します。

 

このような事象はあまり滅多に発生するものではありませんが、逆に発生した場合の対応やコール、処置によって球審(審判)の信頼も大きく向上するか下がるがどうかが変わってきます。

日々精進&勉強ですね。


切り替えと準備

2020年11月08日 06時44分14秒 | 少年野球

少年野球でよくある事例を、私なりの持論で解説させて頂きます。

ピッチングですごくテンポよく、ひょうひょうと投げていたかと思いきや、何かのきっかけで急に崩れてコントロールが乱れて四球を連発してしまうことがあります。

この場合、ほとんどが気持ち(メンタル)の問題だと思います。

では、自分が監督の際にはどのように対処るればよいでしょうか?

私なりに纏めてみました。

①「3塁まではOKだよ。要は本塁を踏ませなければ大丈夫!」と気持ちに余裕をもたせる

②ピンチなったらマウンドからセンター方向に向かって全員へ声をかけさせる(打たせるぞとか)

③ピンチの場面を想定した練習を行い、事前準備をしっかりと行う

上記の3つを実践してみてはいかがでしょうか

 

①「点が入らなければ負けることはない」

気持ちに余裕を持つことです。要は野球は点が入らなければ負けることはありません。

ランナーを貯めたとしても、ホームまで帰ってこなければ点が入らないのです。

自分のピッチングをすれば大丈夫!と自信を持たせてください。

「自分の方が有利」と思うことで気持ちに余裕を持つことができ、焦りなく自分の投球ができるようになると思います。

 

②「困った時は仲間を信じる」

周りにどういう言葉をかけて欲しいのか、どうやったら落ち着くのかをあらかじめ調べておくことです。

野球は1人でやるものではなく、チーム全員でやるものです。

また、野球は投手の出来不出来で8割勝敗を決めると言われています。

ピッチャーがピンチになったら、どういった声をかけてほしいか本人に聞けばいいと思います。

こういったことをチーム全員で話し合うことで、ピッチャーが冷静ではない時に助けてくれたりします。

「困った時は周りが助ける」これこそチームプレイだと思います。

 

③ピンチの場面を想定した練習を行い、事前準備をしっかりと!

中々難しいですが、事前にピンチの場面を想定して練習をすることはとても大切になるかと思います。

ピンチの場面で、ありとあらゆる状況を想定してておくことで、その状況になった時に冷静になれたりするかと思います。

 

話は異なりますが、ある仕事の先輩から「仕事は段取り(準備)が8割、作業が2割」と教えられました。

準備がしっかりとできてれば、何にも慌てる必要がないのです。

準備できてない者ほど、当日バタバタと慌てて「時間がない!時間がない!」と話していると聞きました。(耳が痛い

野球(スポーツ)においても、しっかりと準備することで落ちついて対処できますので、準備をしっかりと行っておきたいです。

以上がピンチの時の気持ちの切り替え方です。

 

参考にして頂き、ピンチに周りがバックアップできるチームになるよう指導して行きたいですね。


監督

2020年11月03日 07時05分12秒 | 少年野球

先日の鶴見大学杯少年野球大会で1年ぶりに監督を行わせて頂きました。

先日のブログにも記載させて頂きましたが、1年ぶり(年1回の鶴見大学杯少年野球大会だけ私が監督します)の監督でした。

私は前のチームで、ジュニア(4年生以下)で4年、レギュラ(6,5年生)で4年 計8年 少年野球の監督をしてきました。

傍から見ると、実績があるように見えますが、後から振り返っても全くの独りよがりが多かったです。

そのあたりを見直すことが出来たのも、池谷戸タートルズに入ってからだと思います。

 

まず、監督とは何をするのかから考えてみました。

ノックを打って、内野守備見て、外野守備見て、バッテリー見て、フリーバッティング見て、サインプレイの確認して、走塁見て…すべて自分自身でやっていたら終わりません。いや、すべて確認できません。

だからこそ私は「マネジメントと最後の判断だけ私が行い、個々の部門はコーチに任せよう」と決断しました。

この事って他の方から「当たり前じゃないか!」と突っ込まれそうですが…私は出来てませんでした。

これを改善すべく、コーチに役割分担をして任せ、最後に結果だけ聞く若しくは試合中や練習中にアドバイスを聞いてシートを変えたり等の方法を行ってきました。

私は練習内容を指導者に伝え、各部門の巡回をしながら選手個々の状況などのヒアリングして統括的に纏める作業に専念しました。

また一番重点的に考えた事は「誰一人暇そうにしているコーチをつくらない事」です。これも当たり前!と言われそうですが…。

鶴見大学杯は5,4年生で構成されるチームで我がチームは4年生お父さんのコーチが多いです。よって、必然的にコーチの人数も多くなるわけです。だからこの部分は自分自身、凄く考えて行ったつもりです。

更に練習内容も2~3日前に考え、役割分担して高効率で行いました。皆さんの協力もあり本当に効率よく練習も行えました。

前のブログでも記載しましたが、練習場所が無い時もあらゆる手段&最終決断を考えておく事も監督の采配だと思います。

そういったところまで監督は行うの?と思いますが、私はそういった事が嫌いじゃないので苦にはならないだけですが

監督のスキルは、私自身「微増」したと自負しております。

 

また、コーチの方はせっかく忙しい時間を割いて来て頂いているのですから、選手と一緒に楽しく有意義な時間を過ごして頂きたいです。

11月から更に指導者の数も増えると聞いてます。

 

どうしても選手に目が行きがちではありますが、たまには指導者にも視点をおいて「指導者も楽しくなるためになる練習」を続けて行きたいですね。


球際

2020年11月01日 06時08分08秒 | 少年野球

よく高校野球やプロ野球で「球際に強い」というワードが聞かれます。

今日のブログテーマは、球際について(強くなる)です。わたくしの持論ですのでご意見あればお願いいたします。

 

では、この球際ってなんぞや?っている方もいると思いますので、簡単な説明を。

球際のプレイとは「球を取れるか取れないかの微妙なプレイ」という意味です。

あと、捕球の正確性さにも言えるかと思います。

せっかく追いついても、ファンブルしたりジャッグルしたりしないようにする動きを「球際」と私は理解してます。

で、ここからが球際に強い選手の資質や練習方法です。

①ボールまで素早く最短で到達及び回り込める

②しっかり捕球するためにボールを最後まで見る(目を切らない)

③内野手であれば「逆シングル」は習得したい

①、②は絶対条件ですが③も極めて近いマスト条件だと思います。

球際に強くなるためにも、手のひらの向きを普段から意識して練習に取り入れたいです。

 

鍛え方は、特に下半身の粘りが重要になってくるかと思います。

ですからアメリカンノック的な下半身を中心とした捕球練習が有効です。

ギリギリ追いついているのにグラブが出ない、膝が曲がらず捕球できないケースでは下半身が弱いということです。

逆を言えば、下半身が強い選手は球際に強い選手だと思います。

 

まあ、学童野球から逆シングルで捕球してファーストに送球したり、外野手で地面すれすれで捕球したりする場面はほとんど見ませんが、中学野球・高校野球ではこの「球際」が弱い選手はベンチ入りすら難しくなってくるので、是非とも習得して欲しい動作です。

 

これから寒い季節になってきます。下半身トレーニングをふんだんに取り入れ、野球シーズンに備えて下さい。

アリとキリギリスのような童話にならないでくださいね。