先回りのやさしさ?!

2024年04月28日 05時10分03秒 | 少年野球

私がチームのコーチをしていた際に、選手の付き添いで来ていた お母さんが私を見て言った一言

お母さん「コーチに大きな声で挨拶しなさい!」

選手「おはようございます」

私「おはよう」

私は少しだけ戸惑いました。もしかしたら選手から

「おはようございます!」と挨拶してくれたかもしれない・・・結果、自発的な挨拶はできなかった事は事実。

お母さんは悪気は全くないです。逆にコーチより先に選手が言った事で「よかった」と思っているかもしれない。

 

挨拶や返事は、相手より早く大きな声で行いなさいとは常日頃から教えている事。

今回の行動も正しい・・・といえば正しいが、やはり若干引っかかるものがある。

もしかしたら、選手は私を見つけて今から挨拶をするつもりだった。

しかし、お母さんに「挨拶しなさい!」と言われてしまった結果が今回の結果かもしれないし、

私と目が合っても挨拶はしなかったかもしれない。こればかりは私には判らない・・・が、

この選手は、指導者より先に大きな声で「挨拶をする事」のチャンスを奪われた事は明確です。

このチャンスが保護者(お父さんコーチやお母さん)から失われると、自立することが出来なくなります。

私個人の意見としては、やはり自立させるには「だまって見守る」事も重要な気がします。

何でも間でも、怒られないように先回りで回避する事は、ケースによっては正しい事もあれば、少し異なる意見もあるかと思います。

生意気な意見ですが、参考になれば幸いです。


部員数足りない問題への提案

2024年04月14日 05時02分13秒 | 少年野球

今の時代、どのチームも部員減少に悩まされていることと思います。

以前にも書きましたチーム選びから入部後まで、チーム選びは慎重かつ色々検索して選んでください。

あと最終的には選手が決めますが、やっぱり本当の最終ジャッジは保護者で決めて下さい。

各チームでもポスターを張ったり、体験入部を行って勧誘をしております。

 

鶴見区では横浜市少年野球連盟に加盟しているチームが20チームあります。横浜市の全区と比べても多い方です。

地域にもよりますが、この20チームで選手を奪い合っている状況です。ただでさえ少子化なのに・・・

で、私からの提案です。非難覚悟で書かせて頂きます。

チームによっては「創部○○年」とか「過去にプロ野球選手を排出!」とかうたっているいるチームもあり、

各々プライドや歴史をもっている事は重々承知しています。

しかしながら、上記のチームで選手が足りない問題で、頭を悩ましているチームがある事も現実です。

ジュニア(1年~4年)は合同チームで対応しておりますが、レギュラ(6年生以下)に於いては、上部大会の兼ね合いから

合同チームは見送られれている事が現状です。

よって、そろそろ地域によっては『チームの見直し』を行うべきだと思います。要は、チーム同士が合体して新しいチームを作る案です。

前から提案をしてはいますが、先に述べたチームとしてのプライド(歴史を終わらせるのか)もあるそうです。

そんなことをしてると、本当に学童野球は終わってしまいますよ。みんなサッカーやバスケットボールに行きますよ。

 

合併案で問題になるのが

「チーム名はどうするの?」やら「監督は?」など様々な問題もありますが、まずは前向きに検討を始める事がスタートだと思います。

選手達が試合に出る喜び、ポジション等を競い合う厳しさ、野球の楽しさをより一層増すと思います。

そろそろ真面目に検討する時期だと思っております。その為には、まずスタッフ・保護者も含めて、ヒアリングする事は重要かと思います。

長年、目を背けている事象に前向きに取り組んでも良いかなとは思っています。

 

とある、いち審判員の戯言です。


声出しの重要性

2024年04月07日 05時59分20秒 | 少年野球

練習の時の声出し、今回はこれについて深堀していきます。

 

練習が始まると選手達は「バッチコーイ!」「ナイボール!」「オーライ!」など様々な声を出しています。

なかには、静かな選手を発見すると指導者から「声が出てないぞ!」と発破を掛けられる選手もいます。

恥ずかしがり屋な選手も、勇気を振り絞って声を出しますが、コーチからは「聞こえんぞ!」と言われ、はぁ~という顔をする選手もいます。

ではこの声出しって、試合や練習に効果があるでしょうか。

私、個人の見解を述べさせて頂きますと、練習中に声出しする理由としては

 

「試合に備えた準備と事前のチームメイトとのコミュニケーション」

 

の為だと思っています。

常日頃から、静かな選手が いざ試合中に「オーライ!」と大きな声を出しても、実は声の響き方や反響で

聞き分けが出来ず、選手同士で衝突する事象も起こっています。

日頃からの練習時の声出しが、試合で大きな役割になっているものです。

また、自分自身の鼓舞やチームへの発奮する材料にも大いになるかと思われます。

 

だから逆を言えば、意味の無い声出し 私は必要ないと思っています。奇声や野次などがそうです。

以前(もう消された可能性がある?)YOUTUBEで桑田さんが「キャッチボール中の声出しは禁止」と言われてました。

はぁ?矛盾してるじゃん と言われそうなので補足を・・・

全てが禁止では無く、良いボールがきたら「ナイスボール!」 難しいボールをキャッチしてくれたら「ナイスキャッチ!」

これは言って欲しい(逆に言いなさいと言ってました)との事です。

ボールを投げる途中(モーションになっているのに)はダメ、キャッチする方も集中して欲しいとの事。

 

あと、選手同士のコミュニケーションの重要な事となります。

「ナイスカバー」「サンキュー」「ごめん」「ありがとう」など、仲間が気持ち良くプレイ出来る声掛けは絶対に必要です。

ノック中も、意味のない声出しするより

「ナイスファイト!」や「大丈夫!頑張れ!」など、相手に対しての声掛けが大切だと伝えると、選手達も理解しやすいと思います。

 

そのような、『必要性のある声』が重なり合い+準備する声が合わさって「チームの声」になるのだと思います。

必要な声、準備の声、仲間が助かる声 を出すことの重要性を説明してあげるのが良いかと思います。

 

因みに、「オーライ!」は和製英語でMLBでは全く通用しないとの事。

正しくは「アイガーリ!(I've got it!)」だそうです。参考までに