私がチームのコーチをしていた際に、選手の付き添いで来ていた お母さんが私を見て言った一言
お母さん「コーチに大きな声で挨拶しなさい!」
選手「おはようございます」
私「おはよう」
私は少しだけ戸惑いました。もしかしたら選手から
「おはようございます!」と挨拶してくれたかもしれない・・・結果、自発的な挨拶はできなかった事は事実。
お母さんは悪気は全くないです。逆にコーチより先に選手が言った事で「よかった」と思っているかもしれない。
挨拶や返事は、相手より早く大きな声で行いなさいとは常日頃から教えている事。
今回の行動も正しい・・・といえば正しいが、やはり若干引っかかるものがある。
もしかしたら、選手は私を見つけて今から挨拶をするつもりだった。
しかし、お母さんに「挨拶しなさい!」と言われてしまった結果が今回の結果かもしれないし、
私と目が合っても挨拶はしなかったかもしれない。こればかりは私には判らない・・・が、
この選手は、指導者より先に大きな声で「挨拶をする事」のチャンスを奪われた事は明確です。
このチャンスが保護者(お父さんコーチやお母さん)から失われると、自立することが出来なくなります。
私個人の意見としては、やはり自立させるには「だまって見守る」事も重要な気がします。
何でも間でも、怒られないように先回りで回避する事は、ケースによっては正しい事もあれば、少し異なる意見もあるかと思います。
生意気な意見ですが、参考になれば幸いです。