患者側の人間だから

技師「先週の◎◎先生の時に
　　　▽▽検査した患者さん覚えてる～？」
σ(･･)「あぁ～あの▽▽で時間かかった人ですか？」
技師「そうそう～あの人の読影見た～？
　　　ちゃんと採れてなかったみたいで
　　　▽▽検査をもう一回やるかもしれないよ。
　　　おそらく□□□(悪性疑い)みたいって」
σ(･･)「あぁ。。。そぉ～なんですかぁ･･･」
技師「▽▽やるとしたら来週の◎◎先生の日だよね？
　　　その日、私夜勤でさぁ。あぁ～残念～
　　　追加の▽▽検査見たかったのになぁ(>▽<)」
σ(･･)「あら～そうなんですかぁ。残念ですね(^^)」

何が残念なんだろう･･･と。
自分の口から出た言葉を考えてしまった

もちろん技師さんは検査技師なんだから、
いろんな症例を見ることは勉強になるし、
それが珍しい症例や難しい症例であればあるほど
興味が沸くのは当たり前なんだろうけど。。。

その患者さんは確定診断されたわけじゃないし、
それをハッキリさせるための検査なんだろうけど。

悪性かもしれないんだよね？？？

なんだろう･･･
ココで「残念」という言葉を使うこの空間。
なんだか･･･ね。この気持ちをどう表現したらいいんだろう。

σ(ーー)はやっぱり患者側の人間だな。

午後、OPEを要する患者がMy検査室へ来室。
Drが次から次へとやってきて検査。

DrA「来週よりは明日が都合いいなぁ」
DrB「OPE室に聞いてみましょうか？」
DrC「□□先生(麻酔科)は大丈夫って言ってましたけど」
DrA「じゃ～明日やっちゃうかぁ～OPE室連絡しといて」

DrB「家族は今日は病院に来ますか？」
患者「え･･･あ、えぇ･･･娘が･･･」
DrA「じゃ～明日手術やっちゃおうねぇ～～
　　　家族には僕が説明するから
　　 ☆☆(DrC)は同意書準備しといて～」

急遽、明日OPE決定ﾏｼﾞ?

患者さんの都合は無視っすか？
ココロの準備は無視っすか？？(^^;)

DrたちはPCに向かって淡々とOPEの準備をしながら
既に他の入院患者の話や雑談が始まる。
その側で黙々とシーツを変えるσ(ーー)

病棟に帰るNrsのお迎えを待ちながら
ただベットに横たわり天井をボーッと見つめる患者さん。
患者さん、動揺してるんじゃないのかなぁ
せめて患者さんが病棟に戻って落ち着いてから
家族も居るときに決めた方がいいんじゃないかなぁ。

σ(ーー)はやっぱり患者側の人間です。