なんくるないさぁ~だんな と わたし と SLE と

  12歳SLE発症。ループス腎炎Ⅳ型。
早発閉経で妊活強制終了。子なし人生の幸せ模索中。

不妊治療と仕事の両立

2017年05月13日 | 志織のあしあと
不妊治療患者のサポートをしている
「NPO法人 Fine」が
「仕事と不妊治療の両立に関するアンケート Part 2」
を実施しています。2回目です。

仕事と不妊治療の両立が困難だということは
ネットでもよく取り上げられていて
周知の事実だと思いたいのですが。

やっぱり経験者にしか
その大変さや辛さはわからないと思います。

急な休みが取れないとか
仕事と両立できないのは
「時間」だけが問題じゃない。

私が居た職場は、
通院時間の融通は効きました。

もともとSLEで休みがちだったこともありますが
通院日は休むことを前提に雇ってもらっていたし。
定時に帰ろうと思えば帰ることもできました。

急に「明日休ませてください」
と言ってもなんとかなりました。
(そのぶん仕事は倍になりますが^^;)

とても恵まれていた職場だっと思います。
なんだかんだ言っても「病院」ですから
職員とはいえ「病人の私」には
優しい職場だったと思います。

私が「退職希望」を出さなければ
待っていてくれたとも思います。

でも耐えられませんでした。

診療報酬の算定要件も変わって、
ベッドコントロールを任されていた私は
毎日が緊張で張りつめていました。
そのストレスは徐々にSLE再燃という陰を
呼び起こし始めていて。

SLEのことも不妊治療のことも
何でも相談していた看護師が定年退職して
精神的な支えが無くなってしまって。

なによりも辛かったのは
妊婦の上司に不妊治療のことも
話さなくてはならないこと。

幸せそうな彼女を妬ましく思う自分。
素直に「おめでとう」が言えない自分。

「こんな捻くれた根性だから
 私は妊娠できないんだ」
という自己嫌悪は私を苦しめました。

そんな嫉妬心と自己嫌悪は
日に日に大きくなるお腹と比例するかのように
私の中で膨らみ続けて私を苦しめました。

もうホントに辛くて辛くて。
精神的にボロボロでした。。。

「切迫流産で1カ月休職が必要」
という診断書を貰ったときは、
流産するかもしれないという不安よりも
仕事を休めることにホッとしたのを覚えています。

最近は外で妊婦さんや子ども連れを見ても
以前よりは卑屈になりません。

以前はショッピングモールでは子ども服や玩具売り場さえ
目に入ると涙が出てきそうでした。

今は「無意識に目で追わなくなった」
と言う方が正しいかもしれません。

券\人の出産報道も聞き流せます。
「またか…」とは思いますけどねw

仕事を休職して退職して。
まだまだ完全復活とは言えませんが
今のココロの状態になるまで2年かかりました。

もし退職していなくて
仕事復帰するかと言われたら・・・・
やっぱり戻る気になれません。

やっていた仕事のことを考えるだけで
身体とココロが緊張するのがわかります。

だから「退職」は正解だったと思ってます。
もし辞めていなかったら
ズルズルと悩んで悩んで悩んで・・・・
ずっと不安定なままだったかもしれない。

まぁ「再就職できるのかな」っていう
別の意味で悩む結果にはなっていますけどw

こうして家で悶々と悩めるのも
ゆっくりblogを書けるのも
ワイドショーを見て「またか」と思えるのも

これもまた恵まれた環境ですね。

沖縄は梅雨入りしたとか。
朝から豪雨rain雷もゴロゴロpika

毎年なにかと変化のある5月。
平穏に暮らせますように。