こぐまのらくがきファイル

日々の出来事、思ったことをつづります。

さよならカタツムリ

2015-07-01 11:08:47 | カタツムリ

先日、カタツムリを逃がした。



カタツムリを飼い出して二年余り。増えたり減ったりの繰り返しで産卵などを観察し、お世話してきた。

飼育ケースの掃除にちょっと疲れていたけれど、カタツムリが嫌いになった訳ではない。
餌も、冷蔵庫にあるもので済むし、カタツムリは動きがゆっくりで丈夫なので昆虫を飼う大変さを感じない。

でも、そろそろいいかな。
野性に戻れるかどうかということだけが心配だけど、唯一カタツムリが活動的な梅雨に逃がさないと、また夏越し冬越しが大変になってしまう。

息子と話し合い、カタツムリの仲間がいる紫陽花に帰すことにした。

スケッチブック展の会場だった公園で見つけた大型のカタツムリのいる紫陽花。殻の色も同じなので多分お友達だ。

休日に公園に行き、そっとカタツムリを紫陽花の葉っぱにのせた。
割り箸で一匹ずつ。
まだお昼寝中のカタツムリもいた。

目が覚めたらびっくりするかな。
大好物のニンジンやレタスがなくて困るだろうか。

「じゃあね。」

「しっかり葉っぱや苔を食べてね。」

「マイマイカブリに気をつけるんだよ。」

楽しませてくれてありがとう。
餌がかわってごめんね。


カタツムリたち、さようなら。


「元気でね。ばいばい。」



















懲りずにカタツムリ

2015-04-29 12:04:00 | カタツムリ


産直センターに野菜を買いに行ってきました。

その日の朝の採れたてで新鮮です。

・・・おや。


レタスに小さなカタツムリ。
産直野菜はよく虫が付いていることがあり、ナメクジだとか青虫とかギョッとするようなものも…

カタツムリは見慣れているせいか可愛く思えてしまいます。

また持って帰ってきてしまいました。
実はスケッチブック展の時に、業者が搬入時に使う門を利用していたのですが、門をガチャンと閉めた手元にもカタツムリがくっついていました。

なんだかスケッチブック展を見守っているようにも思え、ずっと門にひっついていたカタツムリを持って帰ってきたのです。

この子は「まだらくん」。
首筋がまだら模様なので…
常連メンバーと違って色が黒いのは野生だったからでしょうか?
うちで生まれ育った小型のカタツムリは色が薄いのです。

色々な大きさのカタツムリがいてどれが親子なのかよくわからなくなってきましたが、時は春、新しい卵もうちにはいます。

どのカタツムリが親なのかもうわかりません。
カタツムリは雄雌がないので、後からきた子以外は家族ということしかわかりません。

呆れられても仕方がないのですが、レタスに付いていたカタツムリはゴミ箱行きにならず命拾いしました(笑)







カタツムリたちの近況

2015-02-28 15:58:08 | カタツムリ


カタツムリの記事は久しぶりだ。



しばらくカタツムリの話は記事にあげていなかったので、もう死んでしまったのかと思われている方もみえたかもしれないが、カタツムリたちは相変わらず。

住まいの引っ越しにもついてきて、相変わらず新居でも虫かごの中でレタスや人参をガリガリムシャムシャ。

戸建てに決まった時、庭でカタツムリが飼える!と思ったが、実際は草も何も生えておらず、生態系のない庭ではとても生きていけなさそうだ。

何より、寒くて春までは外に出せないし、虫かごでぬくぬく暖まり新鮮野菜を食べている カタツムリが野生化できるのか疑問だ。

そんなカタツムリたちは、飼い主が虫かごの手入れをサボってレタスが干からびたり霧吹きの水が足りなくても、レタスにくるまったり卵の殻にすっぽり入り硬く身を縮め冬眠しかけながら日々過ごしているようだった。

そんなある日、時おり目を覚まし餌を食べているカタツムリを眺めていた息子が声を上げた。

「ねぇ ママー、カタツムリにコブが出来ているよ!」


カタツムリの頭の上に、今までなかったはずの妙な形のコブが出来ているのである。

形はまるでかんむりのようにボコボコしている。

ついに病気か…と思ったが、調べてみたら、なんと発情しているそうだ。

うーむ、興奮しているのか・・・

残念ながら画像はコブがない通常のカタツムリ。
頭のコブは上手く撮れなかった。



カタツムリにも春が来たようだ・・・







さよならメリメリくん

2014-04-28 09:47:32 | カタツムリ

カタツムリファミリー、あれからのこと。



大所帯だった赤ちゃんの数はすっかり減ってしまったが、残る5匹は元気にしている。

親のつのながくん&ゆっくりちゃんも相変わらず。

そして この親子ではない、別の日にもらってきた3匹は中くらいの子。
今では、息子は赤ちゃんのことを小学生、中くらいの子は中学生、つのながくん&ゆっくりちゃんは大人…と呼ぶ。

「いつまで飼うの?」

夫に言われ、そのうち息子まで言うようになった。
いつのまにか、私がせっせとひとりで世話をして、可愛いなぁ~と観察している。
一方、息子は次にダンゴムシやアゲハ蝶の幼虫を飼いたいらしく心はそっちにあるようだ。

カタツムリを放すのなら、近所の公園ではなく、元いた喫茶店のお庭に返そうと思っている。
生態系を崩さない為だ。

喫茶店のスタッフの方には事前に了解をもらっている。

そして先日のこと、めっきり暖かくなった日にまたしても、つのながくん&ゆっくりちゃんは産卵した。

「あっ!タマゴがあるー!!」

タマゴを別のカゴに移し、4箱になってしまった虫カゴを眺めて、

「そろそろ返そうかね、春だしね。」

全部返してしまおうかとも考えたが、今年もタマゴがかえるのを息子は見たいようだ。
色々 息子と相談して、血縁関係(?)のなさそうな後からもらってきた中学生3匹を放すことにした。

最初の名前はメリメリくん、カリカリくん、バリバリくん。
鶏卵の殻が大好物だ。

「お庭には卵の殻がないけど大丈夫かなぁ。
ちゃんと生きていけるかなぁ?」

喫茶店のお庭には毎年たくさんのカタツムリが現れるそうで、きっとそういうところには天敵がいないのだと思う。

カタツムリの天敵はマイマイカブリという虫。
殻の中にとじこもっているカタツムリを吸い出して食べてしまうらしい。

「きっとあそこにはマイマイカブリはいないよ。」

こうして、息子と3匹の中学生カタツムリを持って喫茶店に行った。

お庭の紫陽花の根元には使っていない植木鉢とコンクリートの破片が置かれていたので、そこにカタツムリをそっと置いた。近くに苔が生えていたので、カタツムリは早速苔を食べ始めた。

よく見ると、紫陽花の葉の裏などに他のカタツムリが隠れているのをいくつも発見できた。

「仲間がいるよ!」

「ちゃんと生きていけるね。」

どうやら心配はなさそうだ。

「さよなら。」

「バイバイ、メリメリくん、カリカリくん、バリバリくん 。」

お庭を散策していたら、喫茶店の方が

「ミツバチ見てみる?」

と声を掛けて 桜の木の下に設置されたミツバチの巣箱を見せてくださった。

「おいしいハチミツとれるかなぁ。」

庭には終わりかけのチューリップ、ミモザ、ツツジなど、たくさんの花々が咲いていた。
きっとここなら虫たちやカタツムリたちは幸せに暮らせるのだろう。





一安心して喫茶店を後にした。













カタツムリの冬

2014-01-16 20:11:04 | カタツムリ

最近ずっと寒い日が続いていますね。



ゆっくりちゃんとつのながくん。

年齢はわかりませんが、美味しいコーヒー屋さん・焙煎工房ベアさんのお庭が出身地です。

卵を100個以上産み、40匹の赤ちゃんの親になり・・・。

我が家では初めての冬を過ごしています。

このごろはとっても眠そう。
好物の人参もあんまり食べないし、動きも更にノロノロです。

この時期は冬眠するそうですが、冬眠はカタツムリにストレスが意外にかかるようで、飼育下では冬眠させないほうがよいという説もあります。

冬眠しないほうが長生きするらしいです。

無理矢理起きているのもいいのかわかりませんが…。




「なんだか最近すっごく寒いよね~」


「それになんか眠いなぁ~。」


「ほんと眠いよ。」


「レタスを布団にしてもいいかも。」


「あったかそうだね。ホントは枯れ葉がいいらしいよ。」


「それにしても寒いよ。」


「卵の殻のベッドもいいかも。」


「あ、なんか暖かいかも。ご飯食べたら寝てみようかな。」


「暖かくて落ち着くよ。」


「とりあえず お昼寝してみようかな。」




カタツムリの冬も寒そうです。
















カタツムリアパート

2013-12-06 12:07:22 | カタツムリ

元気にしてます、カタツムリ。

過去記事
カタツムリのたまご
カタツムリ その後
生まれた!
カタツムリ王国



とはいえ、総勢45匹ファミリーのうち赤ちゃんカタツムリの40匹は、半分くらいの約20匹に減ってしまいました。
生き延びるって大変なことなのかもしれません。

そして同じ時期に生まれた赤ちゃんズは、モリモリ餌を食べて巨大化しているのもあれば、寝てばかりでなかなか成長しないのもいます。

その差は数センチに。
大きい子は3cmくらいになってたり、一番小さい子は1cm満たない数ミリの大きさ。





そして親である、つのながくんとゆっくりちゃんは ほんの少しまた大きくなってるような気がします。

ちなみに6cmくらいあるでしょうか。

カタツムリは、卵の殻を音たてて食べるのは過去記事に書きましたが、いつのまにか 赤ちゃんズ…もとい、カタツムリの子ども達も毎日カリカリとおいしそうに食べています。

あっちでカリカリこっちでガリガリ。

そんなカタツムリファミリーに、飼育ケースを見やすく 小さな棚を作りました。
ホームセンターで買ってきたものを組み立てただけですが、奥行きなどが飼育ケースにピッタリです。

飼育ケースが4つあるのは、親、従兄弟、子どもの3グループを 更に分けました。
赤ちゃんだった子ども達は成長が違うので、大きい子達と小さい子達…と、サイズ別にふたつのグループ分けをしたのです。

それにしてもこの棚。
なんだかアパートに見えませんか?
下の階は、親である ゆっくりちゃんとつのながくんです。

体重が重いので、万が一飼育ケースがひっくり返っても殻が傷つかないように。

普段、カタツムリは飼育ケースの蓋の裏などに逆さまになって休んでいるので
写真には活動中(食事中)のカタツムリしか写っていませんが・・・。





そんな訳でカタツムリファミリーは食っちゃあ寝~な毎日を送っています。










カタツムリ王国

2013-08-27 10:38:29 | カタツムリ

うちのカタツムリ、暑さにも負けず元気にしている。


今いるカタツムリファミリーは、
オトナ・・・2匹
赤ちゃん・・・40匹
中ぐらいのこども(従兄弟)・・・3匹
である。

中ぐらいの子は 実はあれからカタツムリを戴いたお庭を散策させてもらっていたら、またしても紫陽花の葉に見つけ戴いてしまったもの。

最初の2匹のオトナのカタツムリとは親子じゃないにしても、同じお庭なので親戚…ということで。

カタツムリたちはこの暑さで時々冬眠(夏眠?)に入りそうになるが、霧吹きの水や新しい餌で目を覚まし、モリモリと野菜などを食べて少しずつ大きくなっている。

そして野菜の傷みが早いので、赤ちゃん達の飼育ケースの掃除が一番大変。
なんと言ってもゴミと間違えそうなくらい小さいから。

それでも やっと割り箸でつかめるくらいの大きさに成長し、飼育ケースの隙間から外に出ることもなくなった。

ちゃんと名前もあって・・・
随分経ってから息子と相談してつけた。

オトナ2匹は以前の記事でも書いたが、
ゆっくりちゃんとつのながくん。

従兄弟の3匹はメリメリくん、バリバリくん、カリカリくん。

赤ちゃんはたくさんいすぎるので、レタスもりもりくんズ。

好物もそれぞれ違う。
ゆっくり&つのながくんは人参大好き。
いつも人参色の糞をしている。レタスには見向きもしない。

メリメリ&バリバリ&カリカリくんは名前の通り卵の殻が大好物。
いつ見ても音をたてて殻を食べている。

赤ちゃんのレタスもりもりくんズも名前そのまんまで柔らかいレタス大好物。最近 卵の殻にも興味が出てきた。

しっかり食べてカタツムリの殻を丈夫にしてね。




写真は赤ちゃんズのほんの一部。
今日はレタスきらしていてキュウリしかない。ごめんよ・・・







生まれた!

2013-06-04 12:53:56 | カタツムリ

カタツムリの赤ちゃんが生まれた。


朝、飼育ケースを覗き込んで見ると10数匹のカタツムリがタマゴからかえりゆっくりと動いていた。

4月に喫茶店のお庭から戴いて来た2匹のカタツムリが先月タマゴを産み、ついに孵化したのである。

タマゴを産んだ事を以前記事にしたけれど、あれからまた何度か産卵して結構な数になっていた。

飼育ケースは別のものに替えて、毎日霧吹きをかけてずっと見守っていた。

カタツムリの赤ちゃんはまだ米粒くらいの大きさ。
でもちゃんと角も殻もはっきりしていてまさにミニチュア。
かわいい。

親である方のカタツムリは牛乳瓶の蓋くらいの大きさなので、カタツムリにしては結構大振りだ。

それにしても。
カタツムリの可愛さって、あのゆっくりしたノロノロな動きではないだろうか。
カタツムリが素早く動いたらちょっと怖い(笑)

角が伸びたり縮んだり向きを変えたり、ユーモラスな動き。。。

息子は通学班のお友達とかに カタツムリのタマゴを分けてあげる話をしてみていたが、やっぱりネバネバは苦手…とか言われ断られていた。

カタツムリは紫陽花の葉っぱで過ごすのが大好きだ。
(ちなみに紫陽花の葉は毒があるが、カタツムリ達も食べたりはしないそうだ。)
うちのカタツムリも大所帯になってきたら 紫陽花の葉っぱにお引越しということになるのだろうか・・・。




写真は生まれたてのカタツムリの赤ちゃん。
白いのは湿らせたキッチンペーパー。
投入したキャベツを食べてくれるといいなぁ。





カタツムリ その後

2013-05-02 22:39:01 | カタツムリ

やっとカタツムリに名前をつけた。


つのながくん と ゆっくりちゃん。

つのながくんはもう1匹より角が長くてよく動きまわる。
ゆっくりちゃんは先に飼い出した方で最初から動きが鈍い。そして つのながくんが来てから卵を産んだ。

実はあの産卵の後、ずっと心配事があった。
ゆっくりちゃんは、石によじ登って産卵した格好のまま1ミリも動かないのだ。

「どうしちゃったのかな。」

何度も覗き込む息子。
卵を産んで息絶えてしまったのだろうか。
でも卵の数が微妙に増えている気もする。

「まだ 産んでいるのかな。」

殻からしっぽが出た状態なので、乾かないように霧吹きで湿らせてみたりした。

産卵し始めてから3日目の午後、ようやくコトリと音をたてて動き出した。
息子も一安心。

「ゆっくり産んでいたんだね。」

お疲れ様、と栄養価の高いバナナをプレゼントした。

卵のために もうひとつ飼育ケースを買ってあったので、やっと移すことができる。

慎重に卵を移しかえる。
卵は思ったより硬く、ザララッとビーズのネックレスのように繋がっていた。


そして カタツムリが入っている方の飼育ケースの汚れがずっと気になっていたので、掃除もすることにした。

割り箸とキッチンペーパーを使って綺麗に拭いていく。

ゆっくりちゃんはのんびりとケースの側面を這っている。

つのながくんはレタスと石の間に埋もれて ずっとお昼寝中のようだ。

「ごめんね、ちょっとどいてね~。」

レタスをどけ 割り箸で つのながくんを挟んで、そっと持ち上げた。
すると ーー



なんと、もう1匹の つのながくんも卵を産んでいた。

☆☆☆☆










カタツムリのたまご

2013-04-28 20:15:59 | カタツムリ

最近 うちでカタツムリを飼っている。


なんと! 今日カタツムリが卵を産んだ。

「ママーっ、カタツムリがなんか白いウ○チしているよ!」

「白い??」

「イカ食べてないのに・・・」

最初はよくわからなかったけど だんだん粒の形がはっきりしてきて、それは卵だとわかった。
ちょうど産卵直後の様だった。

3月の終わり、隣町の喫茶店に桜を見に行った。
ちょうど その店では桜フェアが開催されていて、桜のシフォンケーキを食べてから お庭の桜も楽しませて頂いた。
散策していると、ちょっと大きめのカタツムリがたくさんいることに気がついた。
カタツムリは殻に身をひそめ、転がっているという感じだった。

息子は家で飼うと言い、もしかしたら死んじゃってるかもと話しながら1匹だけ持ち帰って虫籠に入れた。
翌日殻から顔を出したので、ネットで調べて好物のニンジンやキュウリを与えた。カタツムリは食べた物の色の糞をするのがおもしろい。
カルシウム補給にイカの甲も良いらしいが、手っ取り早くうちでは卵の殻をあげている。これも好物のようで、食べる時にメリメリと音がする。

数週間経ち、「1匹では可哀想…」となり またしてもその喫茶店に行った。
コーヒーを飲みながらお店の人とカタツムリの話をし、またもう1匹いただいて帰ることにした。

最初の頃は知らなかったけど、カタツムリは雄雌同体で性別の区別がない。
それでも2匹以上いれば産卵も可能だという。
結局、卵を産んだのは初めにもらってきた方のカタツムリ。

「女の子になったんだねぇー。」

なんて、意味深なセリフだけど…カタツムリってかなりおもしろい。

息子も

「ホント、よかったねぇー。
2匹もらってよかったねぇー。」



早速 カタツムリの卵専用で、新しい虫籠を買いました☆☆☆