こぐまのらくがきファイル

日々の出来事、思ったことをつづります。

不思議なモノたち

2013-09-29 07:54:43 | 日々のこと

安城市民ギャラリーに行ってきました。


今日まで開催されている
「コレなんだ?佐藤慶次郎のつくった不思議なモノたち」
です。

今回は岐阜県美術館所蔵品の展示で、地方の小さな美術館を巡回する企画なのだそうです。

佐藤慶次郎氏は元々は作曲家で知られていましたが、70年代から造形芸術に活動の分野を広げ、医療機器や音響機器の部品を利用したオブジェを制作されています。展示の作品は30~40年位前のものが多いですが、時代は感じさせません。

金属のワイヤーやリング 、石膏やスチロールを素材に マグネットと少しの電気で、磁気の振動や音によりユーモラスな動きを生み出しています。

会場内に、版画講座でお世話になった職員の方がいらして、色々と話していたら、作者がオブジェを制作することになったきっかけを教えてくださいました。

ある時 作者がイヤホーンを分解していたら、小さなマグネットが出てきてそれをヒントに色々と作ってみるようになったらしいのです。

作品のタイトルでもあるモチーフは、子どもでもわかりやすい自然のものが多く、カボチャ、尺トリムシ、回転シーソー、オテダマ、ススキ、トンボ・・・。

モチーフの形状や特徴である動きなどを捉えて表現されていました。

「現代アートを観る」と言うと身構えてしまう私ですが、今回の展示は子どもなら不思議な玩具など見る感覚ですし、大人ならオブジェの美しい形状を見て作者の思いを想像してもいいですし、不思議な動きを見てその場でボンヤリと佇む時間を楽しんでもいいのかなぁと思いました。

気づくと 、「人工的なものを使っていて訳わからなかったらどうしよう…」という気持ちは、いつのまにかどこかに消えていたのです。

考えてみれば、磁気は自然のものだし、そこからくる振動でモノは動かされ、風や水の流れと何も変わらない…。

そんなコトやモノが、作者の世界観で表現されている空間を体験できたことはとてもよかったなと思いました。


昨日は清々しい秋晴れ。
市民ギャラリーは相変わらず人が少なく、のどかな雰囲気のところでした。

息子は作品を観た後、職員の方と恐竜の話題を延々としていました(汗)
楽しめたかなぁ・・・



市民ギャラリーを盛り上げたい記事のつもりでしたが、最終日のアップで申し訳ありません。


安城市民ギャラリー
安城市安城町城堀30番地
安祥文化のさと内
9月29日(日)まで












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防災フェスタ

2013-09-27 11:03:31 | 日々のこと

先週 息子の学校で防災フェスタが開催されたので行ってきた。


学校の施設を全て使ってブースを分けて様々な体験が出来るイベントである。児童はグループに分かれて話し合いながら興味のあるブースを廻る。保護者はそれについて行く感じ。

まずは消化器の体験。
低学年向けのものだったので、中には水が入っていて、炎のイラストの的にピューッと飛ばして命中させ倒す。
なんか、別の遊びに見えなくもないが、消化器の扱いを学べるので良い経験だ。

その他に、防災カルタ、防災クイズ、大声コンテスト、煙体験、土嚢積み、バケツリレー・・・と、子どもには楽しく学べる工夫が満載だった。

今回 息子は初めて体験する起震車に一緒に乗りたいと言ってきた。
テレビでよく見る部屋ごと揺れるあれである。

順番待ちで大勢集まっていたけど、人目を気にしつつも体験してみることにした。

ダイニングセットを設置した室内。
椅子は4つなので、仲良しのS君親子とうちの親子での参加。

「何かあったら止めますのでね~、
それでは始めまーす。」
と、係員の声。

テロリロリン、テロリロリン♪という音とアナウンスが始まり、徐々に室内は揺れ出した。

揺れはどんどん大きくなる。
テーブルは床に固定されているのでまったく動かないが、腰掛けるところは普通の椅子なので揺れによってだんだんずれ動いていく。
揺れが激しくなりテーブルにしがみつく。
母同士は恐怖というよりは恥ずかしさもあり顔を見合わせて苦笑い。
実際には笑ってる場面ではないけれど…。

S君と息子は保育園からの仲良しで、なぜかこのコンビになると、お笑い芸人のようになるふたり。

S君が大声で

「ウォオオオ~!!!ウギャァアアア~」

と、オーバーリアクションで叫ぶ。
そして息子はそれに合わせるかのように、

「水イボがつぶれる!大変だっ。水イボがぁぁ~…」

ちなみに、夏前から息子の身体には水イボがあちこち出来ている。皮膚科で潰してもらうこともできるが、小児科医と相談して自然消滅を待って放置することにしている。

しかし何故に水イボのネタが突然出てくるのか・・・。

震度は6強…そして7…

起震車の車体は最大限に揺れる。
母はとりあえず椅子から落ちると恥ずかしいのもあって踏ん張ってテーブルにしがみついている。
S君は椅子が後ろの壁までズレてしまい、ほぼ立った状態。

揺れはおさまり、

「はい、終了ですー。お疲れ様でしたー。」

S君は楽しそうに(?)

「すげ~揺れたぁ~。」

息子は

「水イボがつぶれるかと思った~」

と、まだ言っている。

多分みんな怖かったけど、必死で笑いをとる子どもたち。
母達は笑いつつも、テーブル固定されてないと酷いことになるね…と話していた。



そんなこんなで、危機意識を高めつつ防災グッズの点検・補充をする今日この頃である。
















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ちょっと変わった美容室

2013-09-23 09:37:06 | 昔話

今から十数年前、ちょっと変な美容室に通っていた。


まだ独身の頃 、通い出したきっかけは、ひげ部のうち2人の部員が行きつけにしていたこと。(ひげ部←過去記事)

ある時
『べべ(私)を変えちゃおう』
というテーマ(?)で連れて行ってもらった。
ひげ部員行きつけとあって、やはり変わっていた。

美容師は男性2人。アルバイト店員1人。
店内は壁に様々な写真や切り抜きなどがピンナップされ BGMにレゲエ…とオシャレな反面、バイクやバイクいじりの工具が置いてあったり、常連客のタバコの煙、猫もウロウロ・・・

部員のひとりはパーマ中の格好で待合のソファにすわり、棚のコミックを読みふけっている。
もうひとりの部員はヘアマニキュアを注文するのに

「ニンジン色にして~」

「おう、わかった。」

その他の常連客はエクステやアフロなど特殊技術を目当てに通うバンドマンとかアーティスト(?)とか…。

2台あるシャンプー台の片方は壊れていて1台のみ稼働…。
美容師のお昼ご飯の弁当を買いに走る常連客…。時には差し入れのお酒。


どーなってるこの美容室・・・。

場違いな雰囲気の私は緊張しまくりで固まっていた。

そしてオーナー美容師が、

「連れ(私)はどうする?」

「今日はヘアカラーがしたいです…。」

普段より明るめのカラーにチャレンジ。

「お、今日は連れ、変わるぞ。」

と、ひげ部員に報告するオーナー美容師。

なかなか満足な仕上がりだったので、私はその後続けて通うことにした。

しかし そのお店と美容師は独特で、いわゆる普通の美容室では考えられないことも多々あった。

カットをして髪がすっきりすると、

「はい、終わり!」

「え?ブ、ブローは?」

「自分で乾かしなっ。」

「?!!」

「あ、車だったよな?大丈夫、窓開けて走れば家着く頃いい感じになってるから。」

「・・・。」

が、確かにそれは本当だった。

時には

「なんか、アンタ変な眉だなっ。」

「え、そ …そうかな?」

「なおしといてやるよ」

と、眉を整えてもらったり。

そのうち私の家が遠くなり、ほとんど通えなくなってからも、ひげ部員の結婚式に出る為のヘアセットを久々に行ってお願いしたらメイクもサービスしてくれたり…。

技術はもちろん、良心的なお店だった。

その後、オーナー美容師がお酒の飲み過ぎか?体調不良だったり色々あって、やむなく一旦閉店となったがーーー。

ここ最近は地元で復活されていると風の噂で聞いた。。。





今も変わった美容室なのかなぁ・・・(汗)












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9月に思うこと

2013-09-13 09:03:23 | 子どものこと

9月ももう半ば。
二学期が始まって二週間が経つ。
早いものだ。

子どもの夏休み生活から解放された母親たちは、自分のペースに戻りつつある時期なのだろうか。

振り返ると 初めての夏休みで、休み中は息子の宿題の進み具合がとても気になり、本人より私の方がドキドキ(イライラ)していたように思う。
そして一日中息子と一緒にいると、未就園児の頃の生活を思い出す。


まだ1年生なので宿題の量はそれほどではないが、種類の多さになかなかついていけなくて、ひとつやる度に気分転換が必要で見ていてもどかしく思った。

自由研究は選択課題で、代わりに工作を提出する児童も多いようだけど、せっかくカタツムリを飼っているので観察日記をまとめた。

ポスターや絵日記は息子にとっては難題で、いくら普段絵を描いていても他人にわかるように描くということは大変なことのようだった。

そしてこのごろ。
一時期 信号機の工作にハマっていて絵を描いていない時もあったけれど、最近また何やら細かいものを描いている。

恐竜やら昆虫やら。
少し画風も変わったような。
マンガちっく。
図書館で借りた恐竜漫画シリーズの影響もあるようで、やたら吹き出しのセリフが多い。
モノトーンですごく細かい。

私としては、もう少し絵具とか色鉛筆で色をつけて欲しいけど・・・



色々見ているうちに~そうだった、息子の作品整理、また再開しなくては。






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家族旅行 福井編その3・大野

2013-09-02 13:12:38 | おでかけ

勝山から車で20分程、次は大野です。

朝市で有名な越前大野。
こちらも水の綺麗な町です。

前回は日帰りだったので、大野城をカメラにおさめただけで素通りでした。
今回は是非時間をたっぷりとりたいと考えていたのです。

風情ある古い町並みを散策し、湧き水めぐりをします。
大野の湧き水は名水百選でも選ばれていて、町のあちこちに清水(しょうず)があります。

途中、おろし蕎麦や葛饅頭、水饅頭を食べ歩き。
お土産に、大野で有名なお醤油や味噌 そして日本酒も買いました。
やはり、水が綺麗なところでは醸造品が名産になるのだと思います。

ぶらぶらしていたら、地元の子供が
「水カマキリがいるよ!」
と教えてくれました。

写真はわかりにくいですが、綺麗な水で 水カマキリも気持ち良さそう。

そして最後に有名な御清水。

とても美味しい湧き水です。
足も浸けられる場所があるのですが、めちゃくちゃ冷たいです。

大野を離れ、最後の最後に寄ったのは 福井市の一乗谷。
戦国時代の遺跡、一乗谷朝倉氏遺跡です。

ソフトバンクのCMや広告大賞で有名なところです。
広告キャッチコピーの通り何もありません…。わずかに残る城下町跡。
でも確実にそこが栄えていた跡があるのです。

息子は残念ながら車で爆睡中。
なので、主人と代わるがわる散策しました。



そして帰路へ。
大満足の福井の旅でした。







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家族旅行 福井編その2 ・一本義

2013-09-02 09:38:55 | おでかけ

勝山を出る前に ちょいと寄り道です。


福井県で有名なお酒といえば、一本義久保本店の「一本義」です。

随分昔ですが 若かりし頃の私は、社内に福井県出身の社員が9割くらいの企業に勤めていたことがありました。
福井県以外の何処の支店や営業所に行っても福井弁が飛び交う環境。

そして出張で福井に訪れる機会は数えきれないくらいありました。

出張帰りの特急列車のホームで売られていた、越前名花の水仙やワンカップ一本義を営業の方が買ってくださったこともありました…。

何年かして退社後も、旅行で勝山の左義長祭りに訪れた時は、同時開催の酒蔵まつりで振る舞われるお酒をたくさん飲みました。(#^.^#)

その時の酒蔵。
この日は閉まっていましたが、直売のお店でお土産として買いました。

他にも色々な種類がありまして、写真は「伝心」というお酒です。

一本義久保本店のお酒造りでは、白山の雪解け水が長い年月を経て地中でろ過されて伏流水となり それを仕込み水として使っているそうです。



雪深い勝山の地で醸されている日本酒。
思い出深いお酒でもあります。







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