100均で 恐竜用の折り紙を買った。
一時期の息子の折り紙熱は冷めていたのだが、また復活した。
「恐竜折り紙買ってきて。」
息子の玩具の収納棚の一段は、完成した折り紙が詰まっている。
毎日毎日折って 増えすぎて、これでもこっそり私が少し処分して引出しに収まる量にしたのだ。
はじめの頃は息子も折るのに苦戦していたけれど、いつの間にか折り紙の本を見ながら色々な形が作れるようになった。
大好きな恐竜、トリケラトプスやティラノサウルス…プテラノドンなどの翼竜も翼が動くような折り方もできるようになった。
時々私も一緒に折ってみたりするが、いつも途中でさっぱりわからなくなる。
山折り…谷折り…、 中割折りぃ~??
写真解説があっても私は次へ進めない。
息子はだんだん複雑な作品に挑戦し、上半身と下半身を別々に折り、それを最後に合体させたり…。
夕食の支度をしながら、買ってきた折り紙を息子に渡した。
「わーい、やった~、つくるぞぉー。」
でも、久々で思うようにいかない。
時間帯がまずかった。
途中で 半泣きで怒ってくる。
「なんで こんな折り紙ママ買ってくるのっ!」
「…そんなこと言うと もう買ってこないよっ!!」
言ってはいけないセリフをつい言ってしまう私。
大泣きの息子。
鍋で沸騰する味噌汁…。
・・・でも、わかっている・・・
息子は折り紙が大好きなのだ。
・・・・ホントに上手なのだ。
珍しくない 夕方の一幕。
泣きながらご飯を食べ始める。
空腹がおさまるまで、食卓には険悪な空気が漂っていた。
ごちそうさましたら、一緒に折ろうね。