最近 バタバタしていたのは急な引っ越しが決まったからだ。
たまたまネットで不動産のサイトを見ていたら近所に借家を見つけてしまった。
同じ町内、つまりは小学校の学区内の一軒家。こっそり見に行ってみたりもしたが、引っ越しは大変な事なので一旦は諦めた。
だけど 考えれば考える程、その物件はうちの家族にとって理想的だった。
私は平屋建てに以前から憧れていて、夫の実家に入る時には、こじんまりした離れのような家に住みたいと漠然と考えていた。
普通 それは親世代が入る隠居部屋じゃないかと思われがちだが、集合住宅住まいしか経験の無い私には 動きやすい大きすぎないコンパクトな家が好きなのである。
が、今の家では子育てするには手狭である。
そして、やはり憧れは庭である。
これも小さくていいから好きな草花にたっぷりと陽がさす土のある場所が理想的で、自分の身丈に合う庭があったらなとずっと思っていた。
息子も昆虫や植物が大好きで、蟻やダンゴムシの観察、あげは蝶を育てたいとか苔を育てたいだとか色々ある。
公園の片隅で土を掘り水路を作って小さな溜め池にして遊んだり。
小さな頃から庭が欲しかったのである。
その物件は理想的な広さの庭がある。
敷地内で洗車ができそうなのもポイントが高い。
通学班が変わるのだけが息子の気掛かりだったけど、近所にクラスメイトもいるし子供会も変わらない。
おまけに家賃が今とほとんど変わらず なんと新築。部屋数は少ないが今より広くなる。
・・・そんな訳でトントン拍子で住み替え準備を進めている。
大家さんもとてもいい人で安心した。
ホントに最初に住んでもいいですか、と聞き返したくなる。
以前の引っ越しも、今回と同じように思い描いていた物件に偶然出会って決め バタバタと引っ越しした。あれから5年は経つけれど、またバタバタで苦笑いする状況。
家を建てる夢はとうに過ぎて霧がかかっているけど、これから住まう家と仲良くしていきたいと思う。
画像は親子で別々に描いている見取り図計画書。
実物とだいぶ違っているけど、息子は張り切っている。