こぐまのらくがきファイル

日々の出来事、思ったことをつづります。

さよならメリメリくん

2014-04-28 09:47:32 | カタツムリ

カタツムリファミリー、あれからのこと。



大所帯だった赤ちゃんの数はすっかり減ってしまったが、残る5匹は元気にしている。

親のつのながくん&ゆっくりちゃんも相変わらず。

そして この親子ではない、別の日にもらってきた3匹は中くらいの子。
今では、息子は赤ちゃんのことを小学生、中くらいの子は中学生、つのながくん&ゆっくりちゃんは大人…と呼ぶ。

「いつまで飼うの?」

夫に言われ、そのうち息子まで言うようになった。
いつのまにか、私がせっせとひとりで世話をして、可愛いなぁ~と観察している。
一方、息子は次にダンゴムシやアゲハ蝶の幼虫を飼いたいらしく心はそっちにあるようだ。

カタツムリを放すのなら、近所の公園ではなく、元いた喫茶店のお庭に返そうと思っている。
生態系を崩さない為だ。

喫茶店のスタッフの方には事前に了解をもらっている。

そして先日のこと、めっきり暖かくなった日にまたしても、つのながくん&ゆっくりちゃんは産卵した。

「あっ!タマゴがあるー!!」

タマゴを別のカゴに移し、4箱になってしまった虫カゴを眺めて、

「そろそろ返そうかね、春だしね。」

全部返してしまおうかとも考えたが、今年もタマゴがかえるのを息子は見たいようだ。
色々 息子と相談して、血縁関係(?)のなさそうな後からもらってきた中学生3匹を放すことにした。

最初の名前はメリメリくん、カリカリくん、バリバリくん。
鶏卵の殻が大好物だ。

「お庭には卵の殻がないけど大丈夫かなぁ。
ちゃんと生きていけるかなぁ?」

喫茶店のお庭には毎年たくさんのカタツムリが現れるそうで、きっとそういうところには天敵がいないのだと思う。

カタツムリの天敵はマイマイカブリという虫。
殻の中にとじこもっているカタツムリを吸い出して食べてしまうらしい。

「きっとあそこにはマイマイカブリはいないよ。」

こうして、息子と3匹の中学生カタツムリを持って喫茶店に行った。

お庭の紫陽花の根元には使っていない植木鉢とコンクリートの破片が置かれていたので、そこにカタツムリをそっと置いた。近くに苔が生えていたので、カタツムリは早速苔を食べ始めた。

よく見ると、紫陽花の葉の裏などに他のカタツムリが隠れているのをいくつも発見できた。

「仲間がいるよ!」

「ちゃんと生きていけるね。」

どうやら心配はなさそうだ。

「さよなら。」

「バイバイ、メリメリくん、カリカリくん、バリバリくん 。」

お庭を散策していたら、喫茶店の方が

「ミツバチ見てみる?」

と声を掛けて 桜の木の下に設置されたミツバチの巣箱を見せてくださった。

「おいしいハチミツとれるかなぁ。」

庭には終わりかけのチューリップ、ミモザ、ツツジなど、たくさんの花々が咲いていた。
きっとここなら虫たちやカタツムリたちは幸せに暮らせるのだろう。





一安心して喫茶店を後にした。













紫のチューリップ

2014-04-26 10:10:28 | 絵のこと

息子が好きな紫のチューリップ。



水彩で描いてみた。
咲いているうちに何枚か描こうと思っていたら花弁が落ちてしまった。

鉢植えとはいえ、チューリップの季節は短い。秋から土の中でじっと春を待っていても地上での時間はあっという間。

結局一枚しかないチューリップの絵、背景どうしようかなぁと思っているうちに季節が終わってしまう。
これ以上いじっても良くならないので、物足りないながらも筆を置く。

まだまだ枚数描き足りない。
それに、水彩のいいところは乾く時間に家事をしたり買い物に出掛けたりできる。必ず一呼吸おかないと駄目な画材。

ずっと、絵はまとまった時間がないと…と思っていたけど、今さらながらそれに気がつく。

春は花に新緑にモチーフは山ほどある季節。
追いかけるように描かないとすぐに明日が来てしまう感じだ。





紫チューリップはまた来年。
その時はたくさん描いてあげるね。









時の迷路

2014-04-19 12:58:40 | 子どものこと

息子の新作が出来ました。


「ママー! 出来たよ!」

「なになに? これ 何てゆうの?」

「これ、『時の迷路』って言うんだ。」


何やらテレビアニメの影響で、パズルや迷路作りに熱が入っています。


「まずはここがスタートで~」



「こっちは嘘のゴールだからね」


「本当は差し込んであるここを外すと・・・」


「中はこうなってて・・・」




「エレベーターみたいに上がって~」







「ここが本当のゴールだよ」


「・・・なるほど。すごいじゃん!」




でも どうしても私には原発の燃料プールにしか見えませんが。。。(苦笑)













咲いてます

2014-04-16 09:15:42 | お気に入り

咲いてます、チューリップ。


狭い狭いベランダで今年も咲いています。
このチューリップはバレリーナという品種です。
少し尖った花びらと鮮やかなオレンジが綺麗でお気に入りです。

チューリップといえばオランダですが、新婚旅行で行ったスウェーデンでもオレンジ色のチューリップがたくさん咲いていたのを見て好きになりました。

以前開催された愛知万博のオランダ館も、パビリオンの外壁にオレンジ色のチューリップが突き出るようにくっ付いていて印象的でした。

それ以来、ベランダでチューリップを植えています。

前に住んでいたアパートのベランダは植木鉢が割とたくさん置けたのですが、今のベランダはガーデニングには不向きな狭さ。
かなり無理やり置いています。

品種も絞り、私の好きなバレリーナと息子の選んだ品種だけ。

息子が選んだのは紫色のチューリップ。

こちらも数日前ようやく咲きました。
オレンジのバレリーナが先に咲いたので、息子は怒っていました。

「なんでママのが先に咲くんだ!

オレのは咲いてない。( ̄^ ̄)

オレンジなんて綺麗じゃない、

紫がかっこいいんだ!」

息子は紫色のチューリップがお気に入りのようです。

チューリップの球根は11月頃にいつも植えるので待ちに待った開花でした。





ベランダにも春が来たねぇ。















2014 桜

2014-04-11 08:27:34 | 日々のこと

桜の季節もそろそろ終わりですね。


今年もとっても綺麗でした。
毎年3月頃から桜の開花情報など過剰なまでのニュースが実は私は苦手です。

なんとなく桜を観に行かなくてはいけない強迫観念にあおられているような気になるからです。

桜は好きですが、率先して花見計画をする訳でもなく、行き当たりばったりで桜を見る方がいいのです。

今年も家族で近場の花見の名所を歩きましたが、桜を見たというよりは花見をしている人達を見たという感じでした。

バーベキューの煙と匂い、ブルーシート、楽しそうな笑い声においしそうなビール。ついでに酔っ払い。

なんだかなぁーと思いつつ一周して帰路へ。

そんな私も いくつかいいなと思える桜はありました。

七分咲きではありましたが、五条川沿いに住む友人の家。
庭から遊歩道の桜が見えます。
縁側でビール片手に語る友の声。
買ってきた焼き鳥にお団子。
これぞお花見。
物干し台から見える桜並木は格別です。

あと、どちらかというと私は避けてしまう岡崎城の桜。
人混みが嫌なのですが、桜はとても美しいです。

毎年は行かないのですが、その日は桜のことを忘れ買い物目的で岡崎市に行き、うっかり家康大名行列の規制による渋滞に巻き込まれてしまいました。

こちらを通ったことを少し後悔しましたが、ちょうど吹矢橋のところで渋滞。
そこからの眺めはとても美しかったのです。
その橋は岡崎城からだいぶ離れていたのでお城は見えませんが、屋台もなく河原で花見をする人は2組くらいしかいません。
川と緑と桜並木の色合いが素敵です。

その後、やはり渋滞に巻き込まれたままでしたが、交差点に来て信号待ちの時に家康行列が横切っていくのを見れました。
ついていたのかどうなのか…。

その他に綺麗だったのは、東幡豆の愛知こどもの国の桜。
山々の桜と穏やかな海。

そうそう、シーズン初に見た桜は岡崎の奥山田の枝垂れ桜でしたっけ。

2014年もなんだかんだたくさん桜が見れました。





写真は息子がサラアートラボで作った新聞紙の桜。
木の幹には偶然 お花見MAPがついていました。











絵のこと

2014-04-09 16:53:23 | 絵のこと

20年近くやめていた絵を再開して1年半程経ちました。

現在 私が使用している画材は透明水彩で、昔から慣れ親しんでいるとはいえ極める程使い込んでいないので未だ難しい画材のひとつです。

水彩絵具は水の加減で色々な表現ができるので面白く美しい反面、簡単に濁ってしまいます。
本当に奥が深いのです。

私が再開するにあたって水彩絵具を選んだ理由は、水があればすぐに取りかかれるということにあります。

描くということについて、まだ自分の感覚を戻している段階ですし、長くは集中できず、細切れの時間に気ままに作業している感じです。

それでも再開した頃に比べたら、だいぶ思い切りがよくなってきているように思います。はじめの頃は恐々描き出し、ちびちびと何度も色をのせ、弱々しい色調。
濃い色が怖くてなかなか使えなかったり。
モチーフは花や果物など身近な静物が多いのですが、形にとらわれてなかなか進まず、いつのまにか受験時代を思い出して苦しくなる…。

それで、このごろは心を入れ替えて自分は一体何が描きたいのかよく考えてみました。

花は、そのものは描いたものより本物が一番美しくてかなわない!と思ってしまうのが正直なところ。
じゃあ一体何を描くのか?

花のまわりにある空気の色や匂い。
見たままの物ではなく、見えないものが描きたいのではないか?

・・・などといつも悩んでいますが、とりあえず空間を表現しよう!と最近は背景に力を入れてみたり、モチーフの輪郭にこだわらずに受けた印象でドローイングをして一気に色をのせる。

などと日々試行錯誤しています。
少しずつ少しずつ。

今日は、淡い色や単色ばかりでなくて思い切って黒も使おう!と、赤青黄の三原色を混ぜて黒を作ってバックを塗ってみました。

うーむ。。。不思議な黒(?)だ…

写真の絵はまだ途中の描きかけで恥ずかしいのですが、

ーーーいい感じの絵が描けたらそのうちブログに載せようーーー

なんて思っていたらいつまでも載せられないので思い切ってアップしちゃいました。






さて、このあとどうするか。
^^;









成長

2014-04-03 07:52:05 | 子どものこと

先日、息子の誕生日が来て7歳になった。

早いものだ。
もう7歳。
3月生まれなので まだ7歳という気もする。

そして先月音楽療法のレッスンが終了した。
約3年間、息子は月に2回音楽療法に通っていた。

音楽療法をやっていると言うと、どんな事をやるの?とよく聞かれるのだけど、
太鼓やキーボード、ハンドベルなどの色々な楽器を使いリズムに合わせて身体を動かしたりする。

動物絵カードを太鼓の上に置いて、太鼓と一緒にカードを叩き動物の名前を歌ったり。

息子は小さい時から発達に凸凹があり、幼児期はこだわりが強くて癇癪持ちで とても手のかかる子だった。

この音楽療法は、そんなこだわりを少しずつほぐしていくのに役立ったのではないかと思う。

元々、息子は自分の思う通りに動き、自分の考えだけで突き進むタイプなのだが、音楽療法はマンツーマンで先生の動きに合わせていかないといけない。
絵カードも時々順序を入れ替えて、太鼓も打ち方を変えなければいけない。

そのかわり、トランポリンをやる時は、息子の跳ぶリズムに合わせて先生がピアノの速度を変えて弾いてくれる。

身体と心に響いてくるのだろうか、息子はすっかり落ち着いてきたように思う。

もちろん、成長と共に音楽療法の他の様々な物事も、息子の視界を広げ今に至っているのだとは思う。

発達に凸凹があるのは これからも変わりなく、良い方向に向くこともあれば悪い方向に向くこともある。

音楽療法は、特に思春期の男の子とかはストレス発散にとても役立つと聞く。
ドラムを叩いたり、時には仲間と音を奏でたコミュニケーションをとったり。

息子もまた近い将来お世話になるかもしれない。

息子の様子を見ながらまた考えて行こうと思う。

そんなこんなで、最近つくづく人の心と身体はつながっているなぁと思う。

五感に響く事も大切。
色々なものを見て聞いて感じて味わって…。

大人の自分もなかなか生活の中に本当の豊かさを見つけられないでいるけれど、
子どもと一緒に大切な事を探していけるといいかなと思う。




少しずつ成長していけたらいいな。
息子も私も。