名古屋市美術館に行ってきました。
「はじめての美術 絵本原画の世界」展
です。
福音館書店の月刊絵本「こどものとも」のシリーズで宮城県美術館に所蔵されているものの中から選びすぐりの原画が展示されています。
26作家43タイトル320点。
「こどものとも」といえば 私が幼稚園児だった頃、毎月楽しみにしていた月刊絵本です。
こどものともの初期でもある60年代や70年代に発行されたものの多くが傑作集としてハードタイプの表紙でロングセラーになっています。
当時の自分がリアルタイムで読んだものが、今でも書店に並ぶのは嬉しいものがあります。
こどものともの中から好きな絵本をひとつ上げろと言われてもたくさんあって迷いますが、今回の展示ではとても懐かしく思い入れのある作品がいくつかありました。
その中でも
「いちごばたけのちいさなおばあさん」
今も息子の手元にある絵本です。
絵本で見るのも素敵なお話と絵ですが、額に原画が入って観ると これまた素晴らしい。
古い作品ですが、とても色が美しかったのです。
文字のない原画。
配色や構図などを改めて見てみると、絵としても素晴らしいのです。
展覧会のタイトルが、はじめての美術…というのもうなずけます。
こどもが初めて出会う美術なのです。
是非とも会場に足を運んでみてください。ただ懐かしいだけではないですよ。
はじめての美術 絵本原画の世界
名古屋市美術館
7月21日(日)まで
名古屋市美術館
7月21日(日)まで
最近 他の美術館でも原画展がやってて、ある絵本に再会したのですが、原画を観られるって貴重だなぁと思いました。
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絵本って時代にあわせて国柄もでてよいですよね。
最近はどこもかしこもわからなくなったと思わない?
確かに現代の絵本は昔と何か違う。
息子が赤ちゃんの時に 読み聞かせアドバイスで いらした図書館の職員が、良い絵本を選ぶ時に、発行年月日の古いのを探す基準にするといいって言っていた。長く伝え続けたいと思える絵本にはストーリーだけでなく、そのお国柄や時代などもうまく映し出されているのかもしれないね。