先日 町内の回覧板にはさんであったチラシで見つけた企画展を観に行ってきました。
自分が日本画講座を受講していた市民ギャラリーです。
ちょうど、自分の作品を回収しに市民ギャラリーに行こうと思っていたのでラッキーなタイミングでした。
この企画展では日本画講座の先生の作品があったからです。
四年ほど前に先生の個展を観たことはあったのですが、なかなか機会がないなぁと思っていたら地元で観られることに。
企画展は「素材と造形美の融合」。
地元出身の作家と市の講座で市外から招いている講師の方々の作品を集めたものです。
表現に適した素材を駆使して制作する作家と作品を紹介する展示。
それは絵画だけでなく、陶芸などの工芸、彫刻、染色
など多様です。
お世話になった講師の先生のは12点もあって、とても充実していました。
どれも素敵でした。迫力と繊細さとどちらもあり…。
マチエールをすごく研究されていて、近くで見ても面白い作品でした。動物などの生物、壁や床に残された落書きや古いシール、化石や植物の種、蜂の巣…
どれも風化しているものですが、生命と時を感じられる作品でした。
パッと見たら抽象画のような画面も、よくよく見たら田園風景だったりでじっくり観て楽しめました。
他にも素晴らしい作家さんの作品がたくさんありましたが、ちょっと気になったのはこちらの作家さんです。
モチーフはほとんどが女性でしたが、リアルな中にフンワリした曲線と何とも言えないユニークな形が面白かったです。作品から醸し出すオーラもすごくて、つい息をのんで引き込まれる感じでした。
撮影できないのでお借りした画像ですが、「月にまどろむ」というタイトルの彫刻は髪の毛がうっすらとクリーム色に塗られ、作品のサイズも写真より大きな感じで印象的でした。
水面から顔を出す女性のシリーズもよかったです。
相変わらず人の少ない静かな市民ギャラリーでしたが、静けさの中で観覧できてとてもよかったです。
小さな企画展ですが、大満足でした。
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