久しぶりにブログ更新します。
生活記録化しているブログに大事な出来事をメモしておきます。
この度、第5回公認心理師試験にGルートで挑戦し、合格いたしました。
受験を決めて8ヶ月、試験勉強の期間は約6ヶ月での挑戦でした。
実は、現任者としての実務経験5年は昨年満たしていたのですが、登記簿謄本上の会社の設立日が心理支援開始時期と一致しないため、
支援の開始時期を自分で証明する必要がある私は、さて、どうしたものか?と迷っているうちに
Gルート受験の最後の年になりました。
現任者講習会は、第5回向けの最終開催の団体での受講に滑り込み、課題を提出した時には、受験まで6ヶ月を切っていました。
勉強時間は不十分極まりなく、いわゆる予備校のプログラムを受けるという決断をし、
LECリーガルマインドの公認心理師の受験対策講座(入門から発展まで)を受講しました。
この段階では、恐怖の「Gルート審査落ち」の可能性はゼロではなく、そもそも受験資格がなかった場合の損失額を考えると
かなりのリスクをとったと思います。
初挑戦で一発合格をしないといけないプレッシャーはとてつもないものでしたが、
そこは、マインドフルネス実践者として乗り切ったと思います。
公認心理師試験は、心理系学部・大学院ご出身の臨床心理士の方や、
社会福祉士や精神保健福祉士などの国家資格の保有者の方には、国家試験の出題領域が重複し、基本的な問題が多かったのではないかと思いますが、
いかんせん、私は、教育学部の教員養成課程(保健体育)卒です。
しかも、民間に就職したために、児童・青年の領域は初学と言ってもいいくらい忘れており(ほぼ習ったけ?って状態)、
司法、障害児・者の領域は全く心得がなく、
現在の活動している産業領域も、近年は臨床寄りで活動していることもあり、学びを深めていくとわかっていないことが多々あることに気づきました。
加えて、基礎心理学を短期間でキャッチアップするのは無理。
などナイナイ尽くしのスタートでした。
その一方で、20年間の産業カウンセラー・キャリアコンサルタントの更新講座や組織開発のトレーニングで学び続けた心理支援や精神医学に関する領域と、
現在の支援に不可欠である脳神経生理学、大学時代にみっちり仕込まれた生理学や統計や研究方法の領域(因子分析・調査研究)は昔とった杵柄として心の支えとなり、
今後もさらに学びは続くであろう発達、学習、司法領域は、試験勉強に熱中でき、今後の扉を開けてくれるものでした。
「もうこうなったらなりふり構わず、受験対策講座にどっぷり浸かってみよう」
「6ヶ月努力するのとしないでは残りの人生で自分が選べる道が格段に変わる」
と言うことを、何度も自分に言い聞かせて、
臨床・心理支援に活かせるものなら脇道にそれても調べて学び取っていくと言う貪欲さを試験当日まで維持することができました。
講座の責任者である、えいめい教育研究所の神戸威行先生を初め、
若くて優秀な臨床家・研究者の先生方:池田先生、金子先生、松葉先生、藤島先生、岩崎先生には本当に最後までお世話になりました。
直接お礼を言う機会がないので、こんな形で恐縮ですが、本当にありがとうございました。
全ての教材を全うすることはできませんでした(いかんせん↓)が(汗)、
人生を変える良書にも出会うことができました。
私は、LECのゴリゴリなインプット学習のストイックさと波長が合い、
神戸先生は、臨床の他にも、教育・福祉・司法の領域でのご経験が豊富で、本試験の予想の的中率もさることながら、
ご指導内容は「本当にそうだよな」と思うことばかりでした。
それ以上に神戸先生の要支援者や受験者に向けるまなざしのあたたかさと冷静さ、学びへの厳しさ、そして何よりも情熱に励まされることが多く、単なる合格を目指すのではなく、
「臨床・心理支援に少しでも活かせるものなら、脇道にそれても調べて学びとっていく」という貪欲さを、
試験が終わるまでずっと維持できたことは大変幸せなことで、この6ヶ月を悔いなく駆け抜けることができました。
心から御礼を申し上げます。
本当にありがとうございます。
おそらく、もっと無駄なく効率的に合格するということもできたと思いますが、
私の勉強は、それとは程遠く泥臭く、たくさん時間も力を使ったし、決して楽ではありませんでした。
過去問だけやって合格しても、クライエントの主治医の先生の指示を理解して動けるとは思えないし、
やっぱり、臨床や心理支援のリアルと結びつけて自分に落とし込んで、少しでもクライアントに役立つ支援ができるようになりたい
これがモチベーションになっていることは折に触れ確認し、勉強しよう、
そう思えたのはやっぱり神戸先生の存在は大きかったです。
膨大な教材を前に、
・知識として覚えていくのではなく、実際に使える知識として周辺まで手を広げて自分に落とし込んでいくか
・そうは言っても合格する勉強と両立せねばなるまい
・いかにして85%正解するつもりで試験に臨み、どんなハプニングがあっても最低70%程度の得点率を上げる勉強をする(目標)
・受験勉強から脇道に逸れる恐れのある非効率な学習をどう効率化するか
・そもそも私は何者で、今からどこに向かおうとしているのか?
と言う課題・命題を焦らず地道に乗り越えるという、実に濃厚な6ヶ月でした。
その結果、目標は達成できたと思います。
それから、
私に臨床の道を開いて下さった(一社)マインドフルネス精神療法協会・マインドフルネス総合研究所の大田健次郎先生。
先生のご指導がなければ、実務経験を積むことはできませんでした。さらに自己洞察瞑想療法を受け継ぎ、第三世代の認知行動療法を研鑽していきます。
そして、この実務経験は、回復に直向きに熱心に取り組まれたクライエントの皆様と出会いなくしては得られるものではありませんでした。
どんな時も、私のクライアントは、共に歩む同志で、私自身のあり方や支援スキルを高め、深めていく上で、未熟な点を教えてくださる存在です。
本当にありがとうございました。
また、受験決意から一貫して私を全面的に信じ、肯定し、サポートし続けてくれたパートナーのYASUNORIには言い尽くせない感謝でいっぱいです。
また、受験を知り、陰ながら応援して下さった友人、諸姉諸兄にも感謝しています。
本当にありがとうございました。
そして、
いわゆる生きづらい人生を歩んできた母親、
60歳を前に脳卒中で倒れ、高次脳機能障害を明るく乗り越えている父親
を、この年になって理解することができました。
今回の受験は、
日常の臨床・心理支援の仕事、日々の人間関係やあらためて自分というものを、資格試験の勉強を通して見直すことができ、大変価値ある経験となりました。
また初学の出題領域を通して、様々な領域の心理支援にあたっていらっしゃる方々のご苦労やご努力を知り、本当に頭が下がる思いです。
これから様々な連携の中でお世話になります。
どうぞよろしくお願いいたします。
第5回公認心理師試験・顛末記【激闘編】に続く
生活記録化しているブログに大事な出来事をメモしておきます。
この度、第5回公認心理師試験にGルートで挑戦し、合格いたしました。
受験を決めて8ヶ月、試験勉強の期間は約6ヶ月での挑戦でした。
実は、現任者としての実務経験5年は昨年満たしていたのですが、登記簿謄本上の会社の設立日が心理支援開始時期と一致しないため、
支援の開始時期を自分で証明する必要がある私は、さて、どうしたものか?と迷っているうちに
Gルート受験の最後の年になりました。
現任者講習会は、第5回向けの最終開催の団体での受講に滑り込み、課題を提出した時には、受験まで6ヶ月を切っていました。
勉強時間は不十分極まりなく、いわゆる予備校のプログラムを受けるという決断をし、
LECリーガルマインドの公認心理師の受験対策講座(入門から発展まで)を受講しました。
この段階では、恐怖の「Gルート審査落ち」の可能性はゼロではなく、そもそも受験資格がなかった場合の損失額を考えると
かなりのリスクをとったと思います。
初挑戦で一発合格をしないといけないプレッシャーはとてつもないものでしたが、
そこは、マインドフルネス実践者として乗り切ったと思います。
公認心理師試験は、心理系学部・大学院ご出身の臨床心理士の方や、
社会福祉士や精神保健福祉士などの国家資格の保有者の方には、国家試験の出題領域が重複し、基本的な問題が多かったのではないかと思いますが、
いかんせん、私は、教育学部の教員養成課程(保健体育)卒です。
しかも、民間に就職したために、児童・青年の領域は初学と言ってもいいくらい忘れており(ほぼ習ったけ?って状態)、
司法、障害児・者の領域は全く心得がなく、
現在の活動している産業領域も、近年は臨床寄りで活動していることもあり、学びを深めていくとわかっていないことが多々あることに気づきました。
加えて、基礎心理学を短期間でキャッチアップするのは無理。
などナイナイ尽くしのスタートでした。
その一方で、20年間の産業カウンセラー・キャリアコンサルタントの更新講座や組織開発のトレーニングで学び続けた心理支援や精神医学に関する領域と、
現在の支援に不可欠である脳神経生理学、大学時代にみっちり仕込まれた生理学や統計や研究方法の領域(因子分析・調査研究)は昔とった杵柄として心の支えとなり、
今後もさらに学びは続くであろう発達、学習、司法領域は、試験勉強に熱中でき、今後の扉を開けてくれるものでした。
「もうこうなったらなりふり構わず、受験対策講座にどっぷり浸かってみよう」
「6ヶ月努力するのとしないでは残りの人生で自分が選べる道が格段に変わる」
と言うことを、何度も自分に言い聞かせて、
臨床・心理支援に活かせるものなら脇道にそれても調べて学び取っていくと言う貪欲さを試験当日まで維持することができました。
講座の責任者である、えいめい教育研究所の神戸威行先生を初め、
若くて優秀な臨床家・研究者の先生方:池田先生、金子先生、松葉先生、藤島先生、岩崎先生には本当に最後までお世話になりました。
直接お礼を言う機会がないので、こんな形で恐縮ですが、本当にありがとうございました。
全ての教材を全うすることはできませんでした(いかんせん↓)が(汗)、
人生を変える良書にも出会うことができました。
私は、LECのゴリゴリなインプット学習のストイックさと波長が合い、
神戸先生は、臨床の他にも、教育・福祉・司法の領域でのご経験が豊富で、本試験の予想の的中率もさることながら、
ご指導内容は「本当にそうだよな」と思うことばかりでした。
それ以上に神戸先生の要支援者や受験者に向けるまなざしのあたたかさと冷静さ、学びへの厳しさ、そして何よりも情熱に励まされることが多く、単なる合格を目指すのではなく、
「臨床・心理支援に少しでも活かせるものなら、脇道にそれても調べて学びとっていく」という貪欲さを、
試験が終わるまでずっと維持できたことは大変幸せなことで、この6ヶ月を悔いなく駆け抜けることができました。
心から御礼を申し上げます。
本当にありがとうございます。
おそらく、もっと無駄なく効率的に合格するということもできたと思いますが、
私の勉強は、それとは程遠く泥臭く、たくさん時間も力を使ったし、決して楽ではありませんでした。
過去問だけやって合格しても、クライエントの主治医の先生の指示を理解して動けるとは思えないし、
やっぱり、臨床や心理支援のリアルと結びつけて自分に落とし込んで、少しでもクライアントに役立つ支援ができるようになりたい
これがモチベーションになっていることは折に触れ確認し、勉強しよう、
そう思えたのはやっぱり神戸先生の存在は大きかったです。
膨大な教材を前に、
・知識として覚えていくのではなく、実際に使える知識として周辺まで手を広げて自分に落とし込んでいくか
・そうは言っても合格する勉強と両立せねばなるまい
・いかにして85%正解するつもりで試験に臨み、どんなハプニングがあっても最低70%程度の得点率を上げる勉強をする(目標)
・受験勉強から脇道に逸れる恐れのある非効率な学習をどう効率化するか
・そもそも私は何者で、今からどこに向かおうとしているのか?
と言う課題・命題を焦らず地道に乗り越えるという、実に濃厚な6ヶ月でした。
その結果、目標は達成できたと思います。
それから、
私に臨床の道を開いて下さった(一社)マインドフルネス精神療法協会・マインドフルネス総合研究所の大田健次郎先生。
先生のご指導がなければ、実務経験を積むことはできませんでした。さらに自己洞察瞑想療法を受け継ぎ、第三世代の認知行動療法を研鑽していきます。
そして、この実務経験は、回復に直向きに熱心に取り組まれたクライエントの皆様と出会いなくしては得られるものではありませんでした。
どんな時も、私のクライアントは、共に歩む同志で、私自身のあり方や支援スキルを高め、深めていく上で、未熟な点を教えてくださる存在です。
本当にありがとうございました。
また、受験決意から一貫して私を全面的に信じ、肯定し、サポートし続けてくれたパートナーのYASUNORIには言い尽くせない感謝でいっぱいです。
また、受験を知り、陰ながら応援して下さった友人、諸姉諸兄にも感謝しています。
本当にありがとうございました。
そして、
いわゆる生きづらい人生を歩んできた母親、
60歳を前に脳卒中で倒れ、高次脳機能障害を明るく乗り越えている父親
を、この年になって理解することができました。
今回の受験は、
日常の臨床・心理支援の仕事、日々の人間関係やあらためて自分というものを、資格試験の勉強を通して見直すことができ、大変価値ある経験となりました。
また初学の出題領域を通して、様々な領域の心理支援にあたっていらっしゃる方々のご苦労やご努力を知り、本当に頭が下がる思いです。
これから様々な連携の中でお世話になります。
どうぞよろしくお願いいたします。
第5回公認心理師試験・顛末記【激闘編】に続く
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