Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

親の望む生き方

2009-09-11 22:58:27 | TA(交流分析)
引き続き、家族ネタで、久しぶりに交流分析について。

私は、大きく捕らえれば、親の望む生き方に応えてきたつもりはありません。
むしろ、次女であることをいいことに「しれーっ」とわが道を生きてきたのが私の40年です。

基本的には、母は自分の価値観の押し付けが強烈で、他者を操作しようとする傾向が強いため、何事も母にコントロールされまいと、先に行動する癖がついている私でした。

正直、母が私に何かを言いたいことがある時には、もうすでに母の忠告及ばずという状況を自分で作ってきました。

「もう決めたことだから・・・」

十分、大人になった今でも、このやり方が自分自身を苦しませることも多いにあります。

で、親を悲しませることも多いにあったのでした。

そうは言っても、諦めきれない母とは、わずらわしいやり取りが展開される訳ですが、私の離婚と共にそのようなやり取りは影を潜めたのでした。

つまり、身内で初のバツイチである私が、どのように生きていくのがシアワセなのか、母としては全く忠告も意見、提案もできなくなってしまったのであります。

あー、操作されないって、爽快・・・・

最近は、「婚活も忘れずに」なんてメールに書かれてきますが、トーンは弱めです。

そりゃそうでしょ、私自身のシアワセは私が決めますよ・・・・。

父に関して言えば、いつも曖昧な表現だけど、実は諦めきれないものがあり、間接的に主張をするのはうまいです。

離婚をきっかけにして、私は、「情」は解するものの、行動とは切り離して考えられるようになりました。

でも、高い買い物でした・・・ネ

長い前置きとなりましたが、私たちは日々親から受けた、言語・非言語のメッセージには無意識に支配されてます。

「三つ子の魂100まで」

刷り込まれてます・・・

刷り込みが誘発する行動は、悲しいかないつも無意識で・・・

いまだにそうなってんだろうなって思います。

私たちは、幼いころ、親または親代わりの人々との関わりの中で、彼らの好む行動を自然に身につけ、それらを元に脚本化した人生を歩むことを決めます(幼児決断)。

大人になっても無意識にその脚本を演じ、さらに強化し続けます。

おそるべし・・・

かくある自分も進行中・・・(汗)

子供の時に、周囲の大人から子供として受け容れられた行動は、大人になって広い社会の中での人間関係において、万事、通用するはずもなく、ここ一番の時によからぬ結末を招いたりするもんです。

しかも繰り返します・・・。

まじまじと親と向き合うと、もう一回、脚本見直そうかな・・・って思ったりします。

自分が幼少期に作った脚本から脱却できる人は、全体の1%と何かで読んだことがあります。

でも、本来は、幼児期に作った脚本は、誰もが書き換え可能であり、何度書き換えてもOKです。

私たちは、自分で気づいて、自分で決断し、選択し、自分で決めた幸せを生きていけます。

なにごとも、やればできる存在です。

生きづらい世の中ですが、自分は自分の人生のドライバーであり、宇宙の中の唯一無二の存在として幸せになる権利も「責任」もあります。

人と比較したり、誰かを過度に喜ばせようとしないで、自分で責任が取れる、自分の望む生き方をしていきたいものです。

人生脚本と、繰り返される後味の悪いやり取りについては、下記の本がお勧めです。

あなたが演じるゲームと脚本―交流分析で探る心のうら・おもて
杉田 峰康
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たまによろしくお願いします。


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4 コメント

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父のことを思い出しました (サチ)
2009-09-12 01:40:56
私の父も価値観の押し付けが凄いです。
過去に「親の言うとおりにしてれば間違い無い。親はお前の年齢をもう過ぎていて、経験しているから。」って言われたのを覚えています。
父よ、時代の流れは無視ですか・・・。と思ったものです。

他にも親戚の言動に対して「○○だから、あんなこと言った。」とか決め付けて勝手に怒ったりもしょっちゅうです。
これは全然治らず、「○○なのかは本人にハッキリ聞いてみないと分からないよ。」と言っても聞きません。

私は長女ですが、結構言うこと聞きませんでした。
私が理系で父が文系で、父の「理系は経営者に使われるだけ。経営者側にならないと儲からない。」という信念もあり、個人によって興味あることが違うとか、そういうのも未だに分からないようです。
「みんなが同じことやりたがったら、社会が成り立たない」って言っても、無視されます。
でも、私の大学院への進学を反対しつつも、2年間ご飯付きで無料で家に置いてくれたし、
そういう面では感謝していますが。

私は結婚してからは何も言われなくなりました。
たぶん、父が夫を気に入っていて信頼しているから、
勝手に夫にバトンタッチしたつもりになっているようです。
返信する
おーーっつ (はる)
2009-09-12 22:12:06
サチさん

こんにちはー。コメントありがとうございます。
お父上、なかなかの父親っぷりですね・・・。

うちは、母が似たタイプです。
実家は自営業なので、私を公務員つまり教員とか地方公務員になってほしかったようです。
つか、絶対向いてないし・・・。

さすがに、無理強いはしませんでしたけどね。

>「親の言うとおりにしてれば間違い無い。
>親はお前の年齢をもう過ぎていて、経験しているから」

我が家も、母は同じ気持ちだったと思いますが、今となっては、私には聴く耳も必要だったかなと思っています。

渦中にいるとわかんないもんです。

それにしても、ダーリンを気に入っているってすごい素敵な父・婿関係ですねーーー。

娘の所有権(?)が安心できる婿(ダーリン)に移り、余計な口出しを控えていらっしゃるお父上がなんだか一本筋が通っていて、それはそれで私には爽快ですーー。

私も見習いたいですぅ~

返信する
その通り (増田智昭)
2009-09-13 23:16:15
お久しぶりです。

すごく共感するテーマだったので、コメントします。このテーマは、男性にも言えることですよ。

自分の場合は、母親の期待がそれでした。(結果的には、徹底的に裏切ってしまうのですが。)少年時代に、ふと口にした「医者になりたい。」という希望から、すべては始まりました。今思うと、ちょっとしたことからですが。
その後は、本当に長い葛藤の日々でした。
自分の青春時代を支配した、命題でした。おかげで、「諦めた」青春時代の事象は、悲しくなるので、文字にはしません。

今考えるに、決しておふくろが悪いわけではなく、途中からは自分が自分を縛りあげていったわけで、そのことは今なら、よく理解できます。
むしろ、大学を出たあと、医学部を受験するという「暴挙」に出た自分を許してくれた両親に、本当に感謝してます。

実は、自分もよくそんなこと考えるのですよ。
はるさんと同じ、第二の「成人式」を迎えようかというこの時期に、同じようなことを考えるのは、必ずしも「偶然」ではなく、自分の「過去」と折り合いをつけるべき時期が、ちょうど今頃なのではないかと思い始めました。

はるさんと過ごした最近の時間が、心地よく思い出されたのは、そんな「同世代感」もあるかもですね。

今年の秋も、人生に二度とない「秋」。味わい深く過ごしたいですね。
返信する
過去との折り合い (はる)
2009-09-14 19:55:49
増田さん

お疲れさんですーー。コメントありがとうございます。

そか、医学部受験も母の願う生き方だったのでしたよね。福井でお会いした時は、お互いにいいお話ができたと思っています。

最近思うのは、私は実は本当は非常に軽率な人間であることです。今でもありのままの自分は散漫で思慮が浅いと感じることがあります。

仕事や役割がなければ、自由な子供でいられるように思います。

母は、そんな私に教えることは丁寧に教え、また良くないことは本気で叱り、よく出来たことは笑顔で誉めてくれました。

こうして振り返ると、十分な時間を私にかけてくれたことに感謝します。

最近は未来のことばかり見ていたので、ふと過去に戻ってみたくなっていました(笑)

新しい選択をするのに、必要な時間だったと思います。

自分にとってのブレーキやドライバーを知って、自分と今まで以上にいい付き合いをしていきたいです。

あっ、もうすぐ名古屋を通過しますーーー。

ではまた。
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