Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

世界遺産:石見銀山にて

2010-03-02 00:10:20 | 出張先にて
益田で、水墨画の大家・雪舟が監修した庭が見事な
医光寺を訪ねた後は、他のメンバーと別れまして、ひたすら東へ東へと進みました。

今回の旅は、契約先企業の社員の方2名と一緒のあくまで「研修旅行」です。
年も近いし、いつも本音トークで関わっているので、ぱっと見は、姉弟のような雰囲気なのかもしれません。

この旅では、車を運転してくださったり、写真をたくさん撮ってくれたりと、逆にお世話になりっぱなしでした。

観光気分にもなるのは致し方ないのですが、社長からお預かりしている手前、「研修旅行」の名に恥じぬようアテンドせねばなりません。

まず一行が向かったのは、世界遺産:石見銀山です。

正直、事前の勉強が足りずに、なぜ石見銀山が世界遺産なのか、全く謎のまま向かったものの、現地でガイドさんに付いていただき、有意義な散策になりました。

石見銀山についてはコチラのサイトがすっきりまとまっておりわかりやすかったです。

石見銀山の歴史⇒コチラ

銀山の開発⇒コチラ

山のところどころには「間歩(まぶ)」という銀を採掘する穴がたくさんあります。観光用に中に入れるようになっている「間歩」もあり、入ってまいりました。



むむっ、ゴールドラッシュならぬシルバーラッシュですよ・・・

そうは言っても、根気よく山を削っていく地道な作業は、危険と隣り合わせであり粉塵と戦う過酷な労働でもあります。

カニコウセンヤアアノムギトウゲテキナキョウセイロウドウハナカッタノダロウカ?

石見銀山では、「佐渡金銀山」「足尾銅山」のような強制労働は一切語られませんでした。

今で言えば、科学的な製造技術や民間企業的経営感覚がすでにこの時代あり、経営者も労働者のケアとモチベーションの維持に丁寧に関わっていたことをガイドさんからうかがいました。

中国やポルトガルの交易に、石見の銀が媒介となり、絹織物や陶磁器が中国からシルクロードを通ってヨーロッパへ、

また、石見の銀を狙って、日本へ鉄砲がもたらされることになったことなど、

受験の為の歴史以外はなーんにも知らないんですよね、ワタシってば。

ガイドさんは、世界遺産となり3年目となった石見銀山は、観光客がどんどん減っていると嘆いていらっしゃいました。

たしかに、ちょっと行きにくいんですが、訪れるなら春がいいかと。

喧騒から離れ、戦国時代の日本とアジア・ヨーロッパの交易に思いを巡らせ、

当時の働く人のモチベーションが何であっただろうかとお客様たちと語らいながら、山里風景を堪能し、のんびり散策しました。

いつもの社内での研修と違って、自然の中での研修もいいものです。

プチっとお願いします。


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