1週間ほど巡業しており、移動時間の大半を読書と睡眠ですごしていました。
何冊か読破した本のうちの1冊が『パーソナリティ障害』。
もう随分前に出版されている名著で、精読するのが遅すぎた感はあります。
数ヶ月前に購入し、辞書的に飛ばし読みしていたのでまだらに読んではいましたが、
メンタルヘルス研修でもOJT研修でも接し方に難儀する部下との関係に上司が疲れ果てるというケースに頻繁に遭遇するため、再びヒントを求めて読み直しました。
この本を読んでの感想としては
実は、、
私だって回避性、依存性パーソナリティ障害の特徴に該当することあり、
「ある・ある」「うん・うん」って読みました。
程度の差こそあれ、おかれている状況によっては自分もなんだか当てはまってます・・・
大きな喪失や失敗があった時、大なり小なり新しい行動を躊躇することはあるし、
特に私は共依存<気味(診察うけたわけじゃないんであくまで気味って表記)>になることを知っていますし・・・
それはそれとして、
著者の岡田先生のアドバイスが、何とも心に染みる。
かと言って、目から鱗の接し方かと言うとそうではない。
時間と心にゆとりがあれば多くの人達がそうしたいと願うだろうに。
それぞれのパーソナリティ障害は遺伝より生育環境によるものが大半です。
主には幼い頃の親とのゆがんだ関係が引き起こすもの。
交流分析を学んできた自分としては、自分の親との関係を遡って分析するようなことは過去にもしてきました。
ゆがんでいるかどうかはさておき、私たちは、親から何らかの特徴的なメッセージ(ドライバー・禁止令)は、少なからず受け取っています。
でも、親だって人間だし、気持ちが不安定になることもあって当然だし、さらに親も自分の親との関係の中で満たされない思いを抱えていたりもするでしょうし、
誰のどこに問題があったかが、見えてきたとしても、
過去は変えられない、変えられるのは、今ここの自分だけ。
それでも、一人では満たせないものもあって、
子供の時に満たされなかった、共感してほしい、承認してほしい、信頼してほしいなどの欲求は発育発達段階に関係なく大人になっても満たされることを願い続けている。
それは、障害かどうか抜きにしても大なり小なりそうなんじゃないんかって思えるんですけど。
おりしも、今年の仙台での日本交流分析協会の年次大会では、江花昭一先生と杉田峰康先生の講演で、
「自律」から「関係性」にフォーカス先が変わった「関係性交流分析」をご紹介いただきました。
子供が育つ環境が大きく変わってきたということは、成長段階でのコミュニケーションだって変わるのが自然な成り行きでしょうし、
接し方も常ならん・・・
時間的・精神的余裕のない職場には、新しい接し方を模索しつづける努力は、葛藤もあり、揺れ動くこともありますが、
愛情を持って向き合う覚悟と、一人で抱え込まないで誰かと共に模索する、助けを求めることが大事なんじゃないか
先週、企業間フューチャーセンターのワールドカフェで発達障害から学ぶ機会に恵まれました。
関連した学びが続きます。
障害の有無に限らず、相互理解を深めていくよういっそうの努力していきたいと思います。
何冊か読破した本のうちの1冊が『パーソナリティ障害』。
パーソナリティ障害―いかに接し、どう克服するか (PHP新書) | |
クリエーター情報なし | |
PHP研究所 |
もう随分前に出版されている名著で、精読するのが遅すぎた感はあります。
数ヶ月前に購入し、辞書的に飛ばし読みしていたのでまだらに読んではいましたが、
メンタルヘルス研修でもOJT研修でも接し方に難儀する部下との関係に上司が疲れ果てるというケースに頻繁に遭遇するため、再びヒントを求めて読み直しました。
この本を読んでの感想としては
実は、、
私だって回避性、依存性パーソナリティ障害の特徴に該当することあり、
「ある・ある」「うん・うん」って読みました。
程度の差こそあれ、おかれている状況によっては自分もなんだか当てはまってます・・・
大きな喪失や失敗があった時、大なり小なり新しい行動を躊躇することはあるし、
特に私は共依存<気味(診察うけたわけじゃないんであくまで気味って表記)>になることを知っていますし・・・
それはそれとして、
著者の岡田先生のアドバイスが、何とも心に染みる。
かと言って、目から鱗の接し方かと言うとそうではない。
時間と心にゆとりがあれば多くの人達がそうしたいと願うだろうに。
それぞれのパーソナリティ障害は遺伝より生育環境によるものが大半です。
主には幼い頃の親とのゆがんだ関係が引き起こすもの。
交流分析を学んできた自分としては、自分の親との関係を遡って分析するようなことは過去にもしてきました。
ゆがんでいるかどうかはさておき、私たちは、親から何らかの特徴的なメッセージ(ドライバー・禁止令)は、少なからず受け取っています。
でも、親だって人間だし、気持ちが不安定になることもあって当然だし、さらに親も自分の親との関係の中で満たされない思いを抱えていたりもするでしょうし、
誰のどこに問題があったかが、見えてきたとしても、
過去は変えられない、変えられるのは、今ここの自分だけ。
それでも、一人では満たせないものもあって、
子供の時に満たされなかった、共感してほしい、承認してほしい、信頼してほしいなどの欲求は発育発達段階に関係なく大人になっても満たされることを願い続けている。
それは、障害かどうか抜きにしても大なり小なりそうなんじゃないんかって思えるんですけど。
おりしも、今年の仙台での日本交流分析協会の年次大会では、江花昭一先生と杉田峰康先生の講演で、
「自律」から「関係性」にフォーカス先が変わった「関係性交流分析」をご紹介いただきました。
子供が育つ環境が大きく変わってきたということは、成長段階でのコミュニケーションだって変わるのが自然な成り行きでしょうし、
接し方も常ならん・・・
時間的・精神的余裕のない職場には、新しい接し方を模索しつづける努力は、葛藤もあり、揺れ動くこともありますが、
愛情を持って向き合う覚悟と、一人で抱え込まないで誰かと共に模索する、助けを求めることが大事なんじゃないか
先週、企業間フューチャーセンターのワールドカフェで発達障害から学ぶ機会に恵まれました。
関連した学びが続きます。
障害の有無に限らず、相互理解を深めていくよういっそうの努力していきたいと思います。
いつも精力的な活動、お疲れさまです。
パーソナリティ障害自体は、障害という名前ですけど性格的な要素もありそうで、軽めの依存症なのかな?という認識でした。
ちょっと読んでみたいと思っていた本でした。
人が関係してくると、ある程度の人数の職場なら必ず出てくる問題なので、メンタルヘルスケアに関する教育は自己学習ですけど充実させていきたい分野ではあります。
これまでも、似たようなもので、アダルトチルドレンに関する書籍やアスペルガー症候群に関して調べてみたりしましたが、どこかで基礎は学びたいなぁとは思ってます。ちょっと時間がないけどねぇ…(涙)
心も身体も本当は鍛えないと強くならないんだよねぇ。
子供の時に挫折を経験しておくと、大人になってから経験するよりは立ち直りが早いと思うことがあり、今の自分がそうなのかな?と思っています。
単に鈍いだけなのかもしれませんが(笑)
お疲れさまです。
いやー、改めて読んでみると性格の様々な側面を知ることができます。
とある側面が強調された形で思考や行動に現れているというだけで、実はそんな時も自分にはあるよね・・・という感じで読みました。
実際、これを体系的に学ぶというのは結構深い世界のような気がします。
私は、アスペルガーの専門家の先生の講義を1日受けました。それを土台に新しい知識の理解をしている感じです。
私は、精神分析をかじっているので親との関係に遡って理解するというのは馴染みの手法なのですが、正しく使いこなせるレベルにはないという謙虚さを持つ必要があるなあと思っています。
できることとしては、
どんな関わりが不足してきたのか、どんな経験が不足してきたのかを、様々な方法で理解しながら、
克服を要する部分は、一緒に乗り越えることみたいな向き合い方なのかなと思っています。
それをひとりで鍛えるか、周囲からのサポートを受けながらやるかなのかなと思いました。
いかんせん、そのような時間と心の余裕がない職場では関わりきれない上司の葛藤がなんだか切ないです。
幼い頃から今も続く欠乏・過剰状態って大なり小なりあるように思います。
それは一人では感じにくいかもなぁ。