Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

ソマティック心理学

2014-11-09 22:54:37 | 心身一如な日々
2013年5月頃から仕事での葛藤が強くなり、身体に異変を感じるようになりました。

このまま放っておいたら、いわゆるメンタルヘルスが悪化する状態になるだろうなという予感がしていました。
加えて仕事での長距離移動も身体に負担がかかっていて、首・背中・腰がカチカチでした。

先輩に、カウンセラー・セラピストの方を紹介していただき、「ボディサイコセラピー」という手法で
葛藤の原因を探りつつ、身体の緊張を解く「ボディーワーク」を合わせてお願いしました。

メンタルヘルス周りの仕事をしていて言うのもなんなんですが、
言葉は簡単に嘘がつけるし、いつも自分の心の声を忠実に表現できるとは言えません。

ただ、その言葉にならない本当の声を身体は表現しているんですよね。

その時にはっきりしたのは、自分の抱える「境界線(バウンダリー)」の問題でした。
必要以上に引き受けてしまう自分と、必要以上に相手に介入しコントロールしてしまう自分でした。

2014年3月に「アレクサンダー・テクニーク」の本を熟読して感動し、
5月に「ロルフィング」のセッションに通い、
9月「インナーチャイルドセラピー」に絡んで「ハコミセラピー」に出会いました。
10月マインドフルネスを手法として活かした「自己洞察瞑想法(SIMT)の心理相談員のトレーニングを始め、
11月「フェルデンクライス・メソッド」の本を手に取りました。

今年は、仕事以外の時間にこれらのことに関心を寄せてきました。

これらは、ソマティクスとかソマティック心理学と言われたりするものたちです。
この本には、たくさんの手法が紹介されていて、ワクワクして読んでいます。



ソマティック心理学
クリエーター情報なし
春秋社


Facebookの方では、そういう手法との出会いについて結構発信しているので、
周囲からは、「ハリーは一体何をしようとしているのか?」「何になろうとしているのか?」と

言われたりもしましたが、相変わらず、研修や組織開発のことを仕事にしています。
ただ、今後はもっと身体の感覚を取り入れた教育プログラムを展開していきたいと思っています。

人の行動変容につながる「気づき」は身体の内外の感覚が鋭敏であるほど高まると思っていますし、
いつまでも手放せないメンタルモデルは、身体の動作とリンクしています。

過去の自分も含めて、身体の声、微細な感覚を切り離した人は、
自分の身体を機械のように扱ってしまっているように見えます。

「ボディメンテナンス」より私は「セルフケア」をしたい。

身体を介して自分の内側を見つめて、身体からの声を聞き、そして自分に気づき
より現実に対応できる思考と行動へと変わっていく。

そう思えてならないからです。

その為には、自分を機械系モデルで見るのではなく、
自分は生態系の一部、生態系モデルで捉え直していく必要性を感じています。

当たり前のことなのに、
すごいパラダイムシフトが起きているのが情けなく、恥ずかしくもあります。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« せんねん灸で女子会 | トップ | さっそくお灸生活 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

心身一如な日々」カテゴリの最新記事