第2話「僕たち付き合ってみませんか?」
いよいよサムスンのレストラン勤めが始まりました。
仕事の方はまぁまぁ順調。
社長がイブの日のこと、覚えてないといいけど。
とにかく、過去は忘れて新しい恋を探すぞ~!
母からすすめられたお見合い相手は、なかなかのハンサム。
因縁のホテルでお見合いなんて気分は悪いけど、
このまま、このまましあわせになりたいっ!
そんなサムスンの願いを木っ端みじんにしたのは、偶然居合わせたジノン。
自分の見合いをぶち壊すために、サムスンと恋仲のような一芝居をうったわけです。
「年の差なんて関係ない!母さんだってわかってくれるさ。一緒に行こう!ヌナ!」
もちろんお互いの相手は怒って帰ってしまいました……。
スッキリして、のんきにサムスンをご飯に誘ったジノンは、
平手打ちをくらってすねを思いっきり蹴っ飛ばされました。
「あんたはろくでなしよ。退職金用意しとけ!このぼけ社長!」
サムスンに辞められては困るジノンは、なんとか機嫌を直してもらおうと
とにかく彼女について回りますが、当然彼女はおかんむり。
「なんでそんなに結婚したいの?」
「ひとりで小舟で海を渡るのは怖いでしょ」
サムスンは本気で人生の伴侶を求めてる。
それをおもしろ半分にぶち壊してくれちゃって……。
やけになってゲーセンで遊んで、カラオケで歌って、屋台で焼酎。
酔っ払ってくだまいて、ついてくるジノンにからみにからむ。
「理想のタイプを教えてくださいよ。探してくるから」
「きちんとサラリーを持って帰ってくれる人」
「それじゃ範囲が広すぎるでしょ、もっとしぼって」
「キスがうまい人」
「ははっほんとに年増の女狐だ」
サムスンの理想は、自分の家族に「私の彼氏」って紹介できる人。
自分のことを、家族に「僕の彼女」って紹介してくれる人。
前の彼氏は、自分とつきあっていることを絶対人に言わなかったから……。
と、話の流れで、イブの顛末を全部知られていることに気付いたサムスン。
恥ずかしいやら憎たらしいやらでジノンに突っかからずにいられない。
とにかくここはお開きお開き。
手持ちが少なかったサムスン、屋台の飲み代を銀行で下ろそうとして、
ついてきたジノンと一緒にATMに閉じ込められてしまいます。
そのうえ吐いちゃった……。
警備の人に出してもらって、ゲロを掃除して、
前後不覚のサムスンをおんぶして、一生懸命歩いているのに、
背中の彼女にばんばん頭をどつかれて、さすがのジノンも愛想をつかした?
が、目覚めてみると、そこは見知らぬお部屋。
水音に気づいたサムスンが、そ~っとシャワー室を覗いてみると、
そこにはジノンが!
「なんでいるわけ?」
「ここ俺の部屋」
「キャ~!」
酔った女に手を出したね!サイテー!と殴りかかろうとしたサムスンだったが、
ジノンの口からショーゲキの事実が発覚。
社長の背中でおしっこしちゃったってホントですか……。
そんな女に何をする気になるわけもなく、ジノンはクールに鼻で笑うだけ。
そこへやってきたのは、ジノンの母とその秘書。
お見合いをぶち壊した息子をとっちめようと現れた母は、
下着姿のサムスンを見て目を白黒。
「だっ誰なの!」
でもとりあえず、息子をバスルームに引っ張っていってお仕置きです。
気に入らない。気に入らないけど、女っ気のなかった息子が
なりゆきとはいえベッドに寝かせた女なんだから、好きなんでしょ。
一度会うから連れてきなさい。
母の言葉に、にんまり笑うジノン。
サムスンはクリーニングからあがってきたスーツで身支度をして、
とにかく朝食を食べに食堂へ出かけた。
一緒についてきたジノンは、そこでまたもやショーゲキ発言。
「僕たち付き合ってみませんか?」
サムスンは思わず口いっぱいのお米を吹いちゃう。
あ……また……、きたねー女だな……。
(つづく)
うぬ~、なんだか第2話にして、
ヒョンビン(ジノン)の良さがわかってきた気がするわ~。
だってかわいーもん!
サムスンが南山タワーのケーブルカーに乗る時ね、
「ラテおごったから切符買って」ってさらっと言うでしょ?
もちろんサムスンはガン無視なんだけど、
彼の言い方がすごくかわいかったの。
ぱくってストローくわえて、お姉様が切符を買ってくれるのを待つ図。
べたーっと甘えておねだりするんじゃなくて、
当然出してくれるだろ?みたいないばった言い方じゃなくて、
なんかものすっごい自然に、さらっと言っちゃうお育ちの良さ、
そしてこれまで年上にかわいがられてきただろうな、と思わせる風情。
あくまでフツーに自然にこんなこと言っちゃうところがすごくかわいい。
サムスンはイ料理長こそ、「かわいい」に値する男だって言ってるけどね。
さすが小娘とちがって目が肥えていらっしゃるわ。
男にふられたホテルでお見合いなんてこりねー女だな、と笑いながら、
ちょっといたずらを思いついちゃうあの様子。
若い!若いなぁ!
あんたは学生か?と思うくらいの調子の良さ。
20代前半の若者特有のお気楽さみたいな雰囲気もよかった。
屋台のおばちゃんも、ジノンはいい男だいい男だって褒めるんだよね。
確かに、にやって口元だけで笑うのがなんともキュート。
え?クールじゃないかって?
ほほほ、それっぽく決めてはいるけれど、
おばちゃんから見りゃクールっていうにはまだまだよ。
経験値が足りん、経験値が。
お見合いが面倒か、切実か。
ただの年齢ギャップと割り切るには、奥が深そう。
サムスンは、売れ残りが怖くてあせってるだけの人じゃないと思うのね。
誰かと一緒に生きていくしあわせを理解している人。
口は悪いし酒癖も最悪だけど、
あふれんばかりの愛を、持てあましてるような人。
……なのではないでしょーか?
褒めすぎ?
いい男の背中で失禁して、ゲロまみれになって、
ぽにぽにの下着姿を恥ずかしげもなくさらしちゃうような人、なのは間違いないけどね。
スーツでびしっと決めてる時は、そんなポニョだと思わないんだけど、
このキャミソールとペチコートみたいなカッコの時は
ずいぶんポニョポニョに見えるねぇ。
恥じらいを知らぬ、まさしくおばさんに見えます。
ナマズ母に見つかって、およ?と立ちすくむ姿がおかしいやら、かわいそうやら。
気にいらんでしょうな、姑としては。
前夜にゲロった女性とここまで接近するのは危険です。くさいじゃん。
でもねぇ、さすがナマズでも母は母。
ベッドに腰掛けられるのでさえ嫌がっていた息子が、一晩寝かせてやった女。
「惚れてるんでしょ」は、正解だと思いますねぇ。
好きな子にほどちょっかいかけたくなるアレで、あんな芝居をしたんだと思いますねぇ。
タクシーに乗ったときは、サムスン置いて行っちゃうの?と驚いたんですが、
やっぱり迎えにもどってあげたんだね。
本人はまだ深層心理に気付いていないみたいで、サムスンを利用しようとしているようですが。
酔っ払ってぬいぐるみ抱いて、ヘロヘロのサムスン。
あの舌っ足らずな甘えた口調は、ちょっとぶりっこすぎない?
正直私は苦手だけど、あんだけの醜態さらしちゃう姉御なんだもん、ゆるすしかないか。
男受け狙ってぶりっこしてるわけじゃないもんね。
女30、まだまだかわいい少女のような一面と、
どこのオヤジかと見まごうばかりの図々しさが渾然一体となっております。
全方位的にラブリーオーラ飛ばし続ける気力はすでになく、
ポイントを絞って確実に、元本回収です。
恋愛の相手を探すのは、ギャンブルのようなもの。
結婚相手を探すのは、株式投資みたいなものかもね。
今回、運転しないジノンの話題がまた出ていましたね。
わたし、いつまでも後を継がない彼に対する暗喩的表現として、
タクシーだの運転手だのという会話があったのかと思っていましたが、
どうやら物理的に、彼、運転ができないようです。
サムスンが酔っ払って車に轢かれそうになったとき、とっても怒りましたよね?
どうやら、7才になるひとり暮らしの姪っ子がいるみたいだし、
お兄さんかお姉さんが事故で亡くなってますか?
あの年上キラーっぽい風情を考えると、お姉さんかな~。
そのトラウマで、運転ができないのではないかしら?
サムスンもそのうち、「だいじょぶでちゅよ~」とか言ったこと後悔しそう。
さて海外から帰ってきたヒジンさん、韓国に腰を落ち着けるようですね。
……で、あの写真の人、誰?
何度も書いていますが、わたしゃ人間の顔を見分けたり覚えたりが苦手なんだよ~。
ヒジンが持ってるツーショット写真、ジノン?
そうだよねぇ、ジノンじゃなきゃ話が進まないよねぇ。
でもなんか角度が変で、よくわかんない……。
もっとわかりやすい写真をプリーズ。
サムスンが、ジノンのこと「ミジ王」と呼んでます。
さっそくググってみましたが、そのうち本編でもふれられる話のようなので、
知らないみなさんは急いでググらなくてもいいみたいですよ。
ジノンのことを「ミジ王」と呼んだり「サムシク」と呼んでみたり、
ばんばん頭もどついて、サムスンは怖い物知らずですね。
儒教の教えって、年齢差の方が大事なのか、それとも社会的地位が大事なのか?
地位が大事なら、サムスンはジノン社長に雇われた身で、下位のはず。
そのわりに年上の強みで、ばっしばし攻撃してますよね。
専門職ってのが、彼女の強みかもしれないですねー。
ホールのチョン主任さ、今は意地悪だけど、きっと仲良くなると思うの。
踊れないならストリップすれば?の声に、「新人に無茶言わないの!」って
すぐに反応してくれてたでしょ?
下の名前で呼ばれたくないみたいだし、サムスンと一緒じゃん。
同年代同士、タッグを組めると思うけどな~。
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