いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

魔王 第15話

2013年01月10日 | 魔王
い、いよいよ物語は佳境に……
入っているのかどうかすら、よくわからないアホですいません。

しかし!ファン兄さんは、スンハの実の兄でもなんでもないことが判明!
「兄弟同然に過ごしてきて」ってそりゃないだろ~?
もうこれは韓国語表現の罠としかいいようがない。
とても親しく、尊敬する相手なら血縁はなくても、
「ヒョン(兄さん)」と呼ぶ社会的な慣習に惑わされた~。

おそらく、あのおでこの支配人イコール、キョン社長でしょ。
ファン兄さんはキャバレーのボーイとかだったんでしょ。
で、ひとりぼっちのスンハは彼を頼って暮らしてたんでしょ。
未成年だったし。
知り合うきっかけは、ファン兄さんの不誠実な言動に
くってかかったのが、スンハだったんでしょ、きっと。
街のチンピラからやくざになってもおかしくなかったファン兄さんを
まっとうな生活に引き戻してくれたのが、スンハとの出会いだったにちがいない。
優しそうな兄さんだが、実は堅気には無い目の鋭さが見え隠れしたりしてます。

とりあえず、スンハの家族関係がすっきりしてよかった。

お兄さんの農場で過ごす時間は、幸せな時間でしたね……。



しかし、「来年の春にはまた花が咲きます」といったヘインに、
「春……」とつぶやいたスンハの表情が~。

フ、フラグが立った気がしたのは私だけではないはず……。

ソン・ジュンピョをひき殺したデピルの家に不法侵入したオスは、
デピルに殴打され、昏倒する。
警察内での立場は最悪で、デピルも告訴を考えている。
しかし、オスは、自分のせいでこれ以上犠牲者を増やすことはできない、と、
真犯人に利用されているデピルに、必死で訴えるのだった。


後出しでいろいろわかってきますが、
テフンを死なせてしまった後、オスは本当に悩み、苦しんだのですね。
「神様は一度なら許してくれると思った」とか
甘いことを言ってるな、と思ったこともありましたが、
死んだ方がいいのでは……とまで悩み、遺族に謝罪しようと苦しみ、
泣いているオス少年を見ると、胸が痛みます。

高校の先生が、わりといい人でほんとによかった。
「必死に生きれば、きっとテフンも神様も許してくれると、先生は信じる」
この一言がなかったら、絶対死んじゃってるもん。オス。
人を傷つけるということは、自分も傷つけることになるんだね。

チーム長が整理してくれてますけど、
キョン社長は、匿名の電話とカン議員の双方から依頼を受けていた。
ま、そこんとこは議員には内緒にしてるみたいですけど。
この方、思ったよりふてぶてしいワルで、平気で嘘つくので、
部下の動きを本気で知らなかったんじゃないかとも思わせるのですが、
どうなんでしょうか?
ここはチーム長の推測が正しいのかしら?
でも知ってたら通話記録なんか調べる?
議員にはテキトーに報告してバックれればいいんじゃない?

そのへんの裏のあれこれがちょっと理解不能ですな……。

どちらにしろ、真犯人(スンハ)は、カン議員の動きを知っていたことに
間違いはないようです。

スンハは、カン議員から昼食の誘いを受ける。
ソン・ジュンピョとのかかわりについてさぐりを入れてくる議員に対し、
「そういえば一度電話がありましたが、取れませんでした」と
返答するスンハ。
かつて復讐を誓った男との対面に、何を思うのか……。


もちろん、実際に兄を殺したオスは許せないわけですが、
それを隠蔽して保身をはかったカン議員にもなみなみならぬ恨みを持っているスンハ。
ステキなレストランで、狐と狸がポンポコ踊っている恐ろしい図でしたね。

ヘインが指摘したように、よく似ているオスとスンハ。
テフンという、正義感にあふれた尊敬できる男に憧れたメンタリティ。
「思いを言葉にするのが苦手で、見かけより温かくて、弱い」ふたり。
きっと仲良くなれる、というヘインの言葉に驚くスンハですが、
もし、こんなふうに出会っていなかったら、本当に彼らは友人になれたのかも。
女性の好みも似てるみたいだしな。

この狸親父さえおらず、
オスが正当な罰を受けていたら、すべてはかわっていたのかも……。

オスはヨンチョルに会いに行き、彼を説得しようとする。
「今のお前は正しいのか?俺を憎むあまり、他人を犠牲にし、
自分を苦しめることが正しいことなのか?」
そして、長年言い出せなかった謝罪の言葉を口にするのだった。


この直前、ヨンチョルが受けていたのは誰からの電話だったのでしょうか?
スンハだと思うのよねぇ~。
ヨンチョルは何を保管しておくと言ったのか?
ふたりは共謀しているのか?
ヨンチョルには、テフンを見殺しにして、
死後も名誉を回復してやれなくて、この兄弟には負い目があるわけで。
おそらく、スンハの駒として利用されているのでしょう。

カン・オスが、テソンが生きていると推理していると聞いて、
にやりと不敵に笑うスンハ。
ヘインといる時の、自然な笑顔を思い出して欲しいわ……。
彼女といれば、あんな風に笑えるのに。
別れ際、思わず彼女の腕を取ってしまってとまどうのよ。
自分でも、なんでこんなことしたかわからない、って顔で。



きゃ~!

久々に素直なスンハに萌えずにはいられませんわ。

どーして、どーしてこんなことになっちゃってるのかしら?

権力者の息子がぐれてたり、
親父が不祥事もみ消したり、
いじめっ子が学校で弱いやつターゲットにしてたり、
いじめられっこが思い詰めてたり、
たまたまナイフなんかが手元にあったり、
悪ふざけの度が過ぎてたり。

よくあるといえばよくあることが、タイミング最悪の形で
重なり合って、どうしようもない悲劇が起こってしまっています。
何も悪くないはずのテフンですら、
あそこでテフンが、オスを挑発しなければ……
卑怯者だと、重ねて言いつのることさえしなければ……と思ってしまう。

オスの脅しにびびってしまった自分が情けなくて、
強気であんなこと言っちゃったんだろうな。
賢い大人なら、プライドなんか捨てても身を守るし、
最後に勝てれば(ヨンチョルへのいじめが無くなれば)いい、と思えるのだけど。
優等生テフンも、やはり10代の男の子らしい自尊心があり、
それが仇になったのだな、と感じました。

途中、オスの兄さんの嫁とソクジンの不倫話が入ってきますが、
しょーじき忘れてた!
でも、ここでもタイミングは最悪で、
奥さんはソクジンと別れて今からでも夫に尽くすと言っているのに、
おそろしい展開になりそうな予感です。
ソクジン君、スンギを殺すしかない感じに追いこまれています。
オスの兄さんは、手を汚さずに厄介者を抹消できて一石二鳥っぽいです。

別れると決めたら、ダラダラふたりきりで会わない、
ってのは鉄則ですな。

最後にオスは、チョン・テソンがオ・スンハだ!と
ひらめいたようなのですが、どこからそう感じたのかしら?
次回、どうなっていくのかしら?
スンハが開いていたカードは、いったい何を象徴するものなのかしら?
誰に、どんな選択肢を与えるというのですか?
地獄の王よ!

この期におよんでまだハテナマークの嵐なのかぁ~!!





最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは! (しーま)
2016-10-03 12:28:35
とうとうオスはスンハがテフンだと確信しましたね。
スンハのお姉さんがかばった事で
確信したのだと思います。
その前からずっと、なんでこうもこの事件に関わってくるんだろう
と不審に思っていたのもあると思います。
それにヘインに対しても…
無意識に嫌なヤツ認定してたんじゃないですかね?


復讐なんて、例え成功しても心は晴れないし、テソンも生き返らない。
復讐したって、テソンだって喜ばないし、むしろテフンが自分の人生を生き生きと過ごしてくれる方がテフンは喜ぶはず。
弁護士としての能力も、今や人望もあり、本当は他人の人生を狂わせる事への罪悪感もある。


それら全てをわかった上で、スンハは粛々と復讐をすすめているのでしょうね…
(;_;)


もう、燃えたぎるような憎しみは燃え尽きて、
ただただ、自分の決めた道を静かに歩んで行くようなスンハ…
辛すぎるー!


でも、萌える気持ち、わかります!www
返信する
しまったー! (しーま)
2016-10-03 12:32:12
テフンとテソンの名前取り違えました
申し訳ありませんーっっ!m(_ _)m
返信する
大丈夫ですよ~ (ビスコ)
2016-10-03 17:26:25
もう本当に韓国名は似ているのが多くて困りますね。
兄弟だからよけいね。
たいていカタカナ表記ですけれど、
実際は漢字表記もできるじゃないですか、名前。
漢字で見ると、また印象が違って楽しいです。

しかし、わたしの感想、だいぶあらすじ省略して書いてますね~。
場面転換も多いし、うまく書けなかったんだろうな。
もう1回観て書き留めたい気にもなりますが、いかんせん時間がないなぁ。
でもスンハにもう一度会いたい気持ち……。
観終わって何年たっても萌えは健在です……。
返信する

コメントを投稿