いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

チュノ 仝2

2014年01月19日 | チュノ ~推奴~
あ、あの~、前回はキャーキャー言いながらみてたんですが、
なんだかたいへんなことに……。

《あらすじ》

オンミョンは、兄と共に身分を隠し、あらたな人生を歩み始めていた。
両班の後妻として婚礼の儀を執り行ったオンミョンだが、テギルを忘れることができない。
「あいつは死んだ。だから私たちは人間になれたのだ!」
兄の言葉は重く、その恩は深い。
しかしオンミョンは、初夜の前に姿をくらました。
両班は怒り、彼女の生死を問わず捕らえよと追っ手を送り出した。
兄もまた、妹を救うため、同胞である配下のものに命令を下すのだった。

テギルのもとへ届けられた情報は偽物だった。
彼を亡き者にしようとしたジホの策略だったのだ。
怒り狂うテギルはかつての兄貴をあやうく殺しかけるが、
チェ将軍に力ずくで止められる。
「結ばれない運命だ。オンミョンのことは忘れろ」
彼女と共に一生を生きると誓った。忘れることなど、できるわけがない。

時の宮廷は、権力闘争の渦中にあった。
現王である仁祖は、清国の捕虜となっていた息子を毒殺したと噂されている。
三人の王孫たちは済州島に流されたが、疫病のため死に、残ったのは、ただひとり。
王孫を救おうという勢力を罠にはめた左議政。
仁祖の権力を脅かす危険因子はことごとく粛正されてしまう。

馬屋で奴隷として使役されていたソン・テハは、
毒殺されたといわれる昭顕世子の武術の師であり、友でもあった。
世子が残した最後の手紙を渡されたテハは、彼の遺志をつごうと決心する。
馬屋の奴隷たちは、逃亡を計画。
なりゆきではあったが、テハは彼らを助け、城下を抜けだすことになった。

逃亡奴隷を捕らえるのは推奴師の仕事。
テギルは馴染みの役人から仕事を依頼され、奴隷たちを捜しに野へ出かける。

馬上で待っていると、立ち上がったソン・テハの姿が見えた。
雄叫びを上げながら、向かってゆくテギル。
足をなごうとした鉄やりは、テハにかわされた。
不自由な足は、カモフラージュだったのだ。

葦原で対峙する、ふたりの男。

(つづく)

ほ、ほえ~。

ミーハーなおばはんスタイルで視聴すべく待機していたわたくしですが、
な、なんかごめん!
いろいろとごめんだわ~。

テギルの聞いた噂は、やはり罠でしたねー。
しかしこの兄貴分もアホな人で、
場所を変えたからって同じような人数で襲いかかって勝てるわきゃないでしょーが。
狼が鹿の血のついたナイフを舐め続けて舌が裂ける、みたいな罠とはぜんぜん違うじゃないですか。
まったくしょーもない。
オンミョンを餌に使うなら、本人捕まえてこないと。

案の定、テギルは切れて、ますます冴え渡る武術の腕。
あやうく元兄貴を殺してしまいそうになり、チェ将軍に救われます。
いくら危ない橋を渡っている渡世人だからって、殺しちゃえば殺人罪ですものね。
チェ将軍は、もてる技量を全部使ってテギルの怒りを受け止めてやります。

いやー、ここの格闘シーンもカッコいいのだわ~。
チェ将軍は、実際テギルの兄貴のようなものですね。
スゴ腕のふたりの対決は垂涎ものです。
「なんだよ!仲間同士でやりあって!怪我しちまう!」ってオロオロするワンソンがカワイイ。
(あ、ミーハー気分が復活してまいりましたね)

オンミョンを忘れろ、と諭され、テギルは泣いちゃうんです。
一筋、つーっと涙が頬を伝うのよ。
テ、テギラ~!セツナス……。
どれだけ彼女を愛しているのか。
すさんだ生活の中で、どれほど彼女を追い求めているのか。
たった一筋の涙の中に、彼の想いが凝縮されているの。
いいシーンだな~。

役者ってすごい。
ここで涙を流せる役者ってすごいよ。


そんなこととはつゆ知らず、っていうか、テギルは死んだと思っているオンミョンと兄さん。
お兄さんは、の印を消して過去を消し、そこそこの資産家になっているようです。
んが!
そうだとしたら、妹を両班の嫁にせずともいいじゃないか。
行き遅れだろうがなんだろうが、家に置いといていいじゃない。
オンミョンも婚礼の儀の後に逃げ出さなくても、
もっと前から兄さんにイヤだって言えばよかったじゃないか~。
ここんとこが、どうにも納得できないのですが、みなさんいかがでしょうか。
そうすればオンミョンは生死を問わず追われることにはならなかったでしょうに。
力のある両班に嫁に請われ、断れなかったんでしょうかね。
オンミョン美人だし。

前回、悲しそうな目で婚礼を見守っていた長髪の男性がいましたが、
彼もまた奴隷の身分から這い上がった人のようで、オンミョンを探しに行くそうです。
「お嬢様のおかげで私は人間になれました」とは彼の談ですが、
手下をたくさん連れている実行部隊の長みたいですね。
どういう立場の人なのかは、まだよくわかりません。
でも絶対、オンミョンを好きだね。惚れてるね。ここは外せないね。

家を出たオンミョンは、いったい何をどうして生きようと考えているのか?
わりと謎です。
どうやって生計をたてていくつもりなんだろう?
もとだし、どんなことをしても生きていけると思っているのでしょうか?

また、両班の依頼を受けて、美人のお姉さんがオンミョンを追います。
女忍者みたい。
血も涙もなさそうな人なので心配です。

オンミョンを探すテギル、お兄さん、お姉さんがどうからんでいくのか、楽しみですね。

それとは別に、急に一念発起しちゃったテハは、権力闘争にからんでいくわけですが、
この人とテギルの追いかけっこもどうなっていくのか?
テギル自身には、政治的野心は皆無なので、よくわかりません。
逃亡奴隷を追う推奴師としてかかわっていき、泥沼にはまっていくんでしょうか。
まずは芦原での初対決の決着に注目でしょう。
予告から想像するに、たぶん引き分けで痛みわけなんだろうな。

オンミョンの兄さんは、胸の焼き印を焼いて消した。
オンミョン自身の体にも、きっと奴碑の烙印があったはず。
そしてそれを消したむごい傷跡があるはずなのです。
いつかテギルは、それを見ることになるんだろうと思います。
その時彼は、また涙を流すのかな……。

相変わらず三人の中では、チェ将軍がモテるのよね。
没落した名家の人らしく、どこか品があるからだと思うな。
ガツガツしてないしねぇ。
いつもご飯にうずまってるゆで卵。なんかおいしそう。

テギルもいい家の子なので、ほんとは品もいいはずだけど、
わざと下卑た感じにしてるのかしら。
あの笑い方がなんとも言えない。
ぜんぜんおかしくないけど笑ってる、みたいなわざとらしさが私は好きですけど。
あの粗野な感じがいいのよ~。
飯炊き女としてやとっていただきたい。ぜひに。
足手まといにならないように、馬にも乗りますから!


お、怒らないで~。

この後、否が応でもテギルの人生に大きな影響を与えそうな世の中の情勢を
確認しておきましょう。

現在の王は、仁祖。
この人はクーデターによって王位を得たお人です。
明と後金がにらみ合う中、中立政策をとって、のらりくらりとかわしていた光海君を
廃位させるためにかつぎあげられた人なのね。
でも、その攻撃的な反後金政策が裏目に出ちゃったわけだ。
後金は清と名をあらため勢力を伸ばし、
結局朝鮮は清との戦いに敗れ、属国のような立場になってしまうの。
で、仁祖は屈辱的な盟約を結ばされ、息子である昭顕世子を人質にとられてしまう。
世子は8年後に帰国するんだけど、その2ヶ月後に謎の死をとげる。
仁祖の孫にあたる三人の王子も済州島に流されてしまうのね。
で、そこで疫病がはやり、上のふたりの王子は死んでしまい、
王の血を引く孫王子はたったひとりになってしまっている、というのが現在の状況。

仁祖は息子である昭顕世子を憎んでいて、毒殺したんだろうと言われているの。
自分が辱めを受けた清国よりの人間だとみなされて、憎まれたんだろう、と。
仁祖って人は、ひどい体験をして性格が歪んじゃったのね、きっと。
世界情勢を正しく判断できなかった無能のくせに逆恨みだわよ。

このドラマの中では、左議政のイ・ギョンシクが権力の中枢にいて、
王の嫡流を守ろうとする勢力を罠にはめ、粛正していくわけよ。

訓練院馬屋の奴碑にまで落ちたソン・テハは、昭顕世子の家臣でありと同時に師であり、友人でもあった。
彼は人質になる世子に、ついてきて欲しいと頼まれるんだけど断っちゃったのね。
捕虜になるなんて、軍人としてのプライドが許さないから。
結果的に主君を見捨て、見殺しにしてしまったことを後悔しているテハは、
心の封印を解いて、世子の遺志を継ぐべく、脱走するのよ。
いわゆる反政府勢力ね。まだひとりぼっちだけど。

このテハを演じているオ・ジホさん。
かっこいい、はずなんだけど、私はどうしても彼の顔、というかたたずまいが苦手でさ~。
なんだろう?なんかいつも目が泳いでいるというか、おどおどしているというか、
卑屈~な感じに見えるんだ。
何を考えているのか、本心がぜんぜん見えないというか……。
不遇の世子の遺志を継ぐ、いいものの役どころなんだけど、なぜだか気にくわない。

この回で、その気にくわない感が決定的になったね。
馬屋の奴隷頭をののしるシーンがあるでしょ?
「お前たちとはもともとの身分が違うのだ。
哀れに思って助けてやったのに、私を侮辱するならその罪は死に値するぞ」

これって何?すっごくヤな感じじゃん?
この時代なら、そう考えてて当然かもしんないけど、なんかヤな感じ~。
彼のすっごいプライドの高さが気にくわないんだろうか……。

この印象が今後どう変化していくのか、自分でも知りたいです。

まだ第2話だもんね、これから思いもよらないことが起こるんだろうな。

ミーハーでごめん、とか言いながら、
やっぱり無駄にキャー!と叫びながら視聴しました。
なんか意味があるんか、このカット。


みなさん、寒くないですか。

そして朝起きてきたテギルが、組み手の練習をしながら役人とやりとりするシーン。
やっぱりカッコイイわぁ。
一流の推奴師だもん、これぐらい鍛えてて当然、な感じの筋肉が美しいわ。
造形の美しさは、実用を伴ってこそ、だと信じてます。
これぞ機能美。
見せるためだけの筋肉なんて美しくないわ!

テギルには、動物性たんぱく質をしっかりとってもらって、
肉体美を維持していただきたいと思います。
ゆでたまご、たくさんお食べなさい。



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