いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

タムナ Love the Island 7

2012年05月19日 | タムナ
ウィリアンチ?何それ!コワイ。
と思ったら、外出禁止の刑ですか。
ボジンちにいるのは変わりないわけね。なんだ……。

《あらすじ》

ウィリアムに、一緒に島を出ようと告げられたボジン。
家族への愛、パク・キュの言葉に心揺れるが、二度と戻らぬ覚悟で港へ走る。

ところが、ウィリアムの乗るはずだった船は手入れを受け、
献上品盗難の疑いで乗組員が次々に捕まっていた。
ヤンとふたりで抜け出したウィリアムは、
泳ぎ着いた海岸で海女に見つかり、村に連れて行かれる。

韓国人を装ったヤンはひとり縄をのがれ、
ウィリアムもパク・キュが上手く立ち回り、
長老の家で監視下に置かれることになった。

ウィリアムとボジン、
つかの間の逢瀬に、癒されるふたり……。

(つづく)

ボジンは、島が嫌になって逃げ出すわけじゃないんだよ。
家族のことも大好きだし、だけどどうしても漁はうまくできないし、
役立たずの自分が悲しくて、好きな人と行こうと思うのね。
動物の巣離れは、性的成熟があってこそ、と考えれば、
ボジンが初恋とともに家族から離れようと決心するのは自然な成り行きかもね。

で、でも、キヤンダリがかわいそうよ……。

もう韓国ドラマでは定番の「カジマラ(行くな)」が出た上、
「ネガ シロタ」とまで言ったのに、ボジンはただただ、離してって泣くのよ。
キヤンダリの心は、まるで通じません。
せつなそうな表情が、夜の光の中で美しいわ……。



手を離したら、一目散にウィリアムのもとへ走っていったボジン。
いてもたってもいられなくて、囲籠安置を破って飛び出すパク・キュ。
走ってボジンを追おうとするんだけど、
角を曲がったその先にもいない……。
ほんとにほんとに、振り返りもせず、迷いもせずに行ってしまったんだと
パク・キュは涙をこらえて立ち止まるのよね。
つらいわ……。

その上、ボジンをかばって潔く、尻打ちの刑に。
10回なら厳罰とは言えないか。
執行したのはいつもの仲良し二人組みの下っ端役人。
手加減されてんじゃん?

痛い尻をさすりながらも、
ボジンの愛する男、ウィリアムのために、
脳みそフル回転で策をこうじてやるキヤンダリ。
(ボソルの援護射撃も有り)

そこまでボジンに良くしてあげて、
「ごめん、私のせいで」とあやまるボジンに
「お前が無事に戻った。もうよい」とな?!

な、なんという愛の深さよ……。

このドラマの特徴って、ここだと思うんですよ。
ツンだけど、好きな女の子にだけデレて、
偉そうで、クール、

限りなく、一番手の性格な主人公が、
ドラマの中では二番手君ポジション……。


画期的だわ~。

でもやっぱ主人公だからね、わりと早くからボジンへの愛情は描写されてて、
この「カジマラ」も耐えに耐えてって感じは少ない気がするのよ。
あくまで「美男ですね」の二番手君、シヌヒョンに比べたら、かもしれんが。
実際には、帰らぬボジンを待って夜明かしすること2回目なわけだし、
がんばったって結局ウィリアムが最優先事項だし、
フツーにひどい目にあってるんだけどね。

こんなに大きな愛を抑えに抑えなければならない男のせつなさ、というよりは、
絶妙な匙加減で伝えられているはずの愛がことごとく却下されるせつなさ、かな。

ボジンの幼い愛にも、せつなさを感じるな。



自分自身も、何ものかになろうとしてもがいている十代。
こんなに懸命な恋は、そんな時代にしか経験できないものかもね。

おっと、ところで中井貴一似の吏房は、情は薄いが仕事は真面目。
監察御史が行方不明であやしい、とか、
押収された献上品が少なすぎてあやしい、とか、いいとこ突いてます。

韓国は鎖国時代だったわけですが、
日本の対馬藩は、韓国との貿易を許されていたんですね。
だから商団の船長が、対馬には行くけど長崎にはいかないって、
最初はしぶってたわけです。
ボンマン(フィリップ)たちは、日本のやばいもの(タバコ?)を
扱っていたので、脛に傷持つ日陰の身だったようですな。
ヤンは、ボジンを待ったせいで出航が送れ、捕まったと思っているようですが、
そもそも翌朝の出航を知ってる役人たちは前日の真夜中から待機してるんでは?
どっちにしろ、逃げられなかったのではないかと思います。

ヤンは機転をきかせて自分だけ助かったけど、
このままウィリアムを見捨てたりはしないよね?

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