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座して待つわけにはいかない

2019-02-20 21:20:43 | ビジネス
ジャスダック上場の家具販売大手「大塚家具」は、2018年12月期決算短信を発表し、

当期営業損益が51億6800万円の赤字に陥ったことを明らかにしました。

2018年12月期通期連結業績:大塚家具

売上高      営業利益    純損益

18年12月期 373億8800万円 △51億6800万円 △32億4000万円
前期実績 410億7900万円 △51億3600万円 △72億5900万円
次期予想    未定 未定 未定

ショールームの相次ぐ閉店や減床に加え、大型店における入店件数が前期比2桁のマイナス

になったことから、売上高は前期実績を下回ったほか、棚卸資産評価損として8億2600万円

を計上したため、営業損益・純損益ともに赤字継続となりました。また、家電販売大手の

「ヤマダ電機」との業務提携や、第三者割当増資などで最大76億円を資金調達することも

併せて発表しました。



同社の営業利益だけ見ると「前年よりも悪くなって改善見込みがないのかな?」と

捉えられがちだが、決して手をこまねいているわけではない。

現預金の増加は大方短期借入金によるものではあるが、同社の貸借対照表を見ると

本格的な財務リストラでスリム化を進めているのが窺える。

売掛金の回収促進、在庫の圧縮、土地の売却、差入保証金の一部返金など現金化を

図っているのが一目瞭然。同社のもがく姿が数字になってあらわれているようだ。

これまでの単独のショールームに人が来るのを座して待つわけにはいかない同社。

ならば人の目に触れる機会がある場所(ヤマダ電機)へ攻めに転じた訳だ。

双方の会社におけるシナジー効果が出るのかどうか注目が集まる。















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