ジャスダック上場の家具販売大手「大塚家具」は、2018年12月期決算短信を発表し、
当期営業損益が51億6800万円の赤字に陥ったことを明らかにしました。
2018年12月期通期連結業績:大塚家具
売上高 営業利益 純損益
18年12月期 373億8800万円 △51億6800万円 △32億4000万円
前期実績 410億7900万円 △51億3600万円 △72億5900万円
次期予想 未定 未定 未定
ショールームの相次ぐ閉店や減床に加え、大型店における入店件数が前期比2桁のマイナス
になったことから、売上高は前期実績を下回ったほか、棚卸資産評価損として8億2600万円
を計上したため、営業損益・純損益ともに赤字継続となりました。また、家電販売大手の
「ヤマダ電機」との業務提携や、第三者割当増資などで最大76億円を資金調達することも
併せて発表しました。
同社の営業利益だけ見ると「前年よりも悪くなって改善見込みがないのかな?」と
捉えられがちだが、決して手をこまねいているわけではない。
現預金の増加は大方短期借入金によるものではあるが、同社の貸借対照表を見ると
本格的な財務リストラでスリム化を進めているのが窺える。
売掛金の回収促進、在庫の圧縮、土地の売却、差入保証金の一部返金など現金化を
図っているのが一目瞭然。同社のもがく姿が数字になってあらわれているようだ。
これまでの単独のショールームに人が来るのを座して待つわけにはいかない同社。
ならば人の目に触れる機会がある場所(ヤマダ電機)へ攻めに転じた訳だ。
双方の会社におけるシナジー効果が出るのかどうか注目が集まる。
当期営業損益が51億6800万円の赤字に陥ったことを明らかにしました。
2018年12月期通期連結業績:大塚家具
売上高 営業利益 純損益
18年12月期 373億8800万円 △51億6800万円 △32億4000万円
前期実績 410億7900万円 △51億3600万円 △72億5900万円
次期予想 未定 未定 未定
ショールームの相次ぐ閉店や減床に加え、大型店における入店件数が前期比2桁のマイナス
になったことから、売上高は前期実績を下回ったほか、棚卸資産評価損として8億2600万円
を計上したため、営業損益・純損益ともに赤字継続となりました。また、家電販売大手の
「ヤマダ電機」との業務提携や、第三者割当増資などで最大76億円を資金調達することも
併せて発表しました。
同社の営業利益だけ見ると「前年よりも悪くなって改善見込みがないのかな?」と
捉えられがちだが、決して手をこまねいているわけではない。
現預金の増加は大方短期借入金によるものではあるが、同社の貸借対照表を見ると
本格的な財務リストラでスリム化を進めているのが窺える。
売掛金の回収促進、在庫の圧縮、土地の売却、差入保証金の一部返金など現金化を
図っているのが一目瞭然。同社のもがく姿が数字になってあらわれているようだ。
これまでの単独のショールームに人が来るのを座して待つわけにはいかない同社。
ならば人の目に触れる機会がある場所(ヤマダ電機)へ攻めに転じた訳だ。
双方の会社におけるシナジー効果が出るのかどうか注目が集まる。