営業と経理の二刀流に挑む‼️

硬い話題を柔らかくどうでもいい話を真面目に語ることをモットーに書いています。

売上高は会社の勢いだ①

2019-02-22 21:00:00 | ビジネス
昨今は売上高より利益重視の傾向

ではあるものの、営業マンは売上を

自身の予算として掲げており、

個人予算或いはノルマをクリアする

ことで個人の業績評価に反映させて

いる企業は未だに多いだろう。


ある大手人材紹介会社は担当者一人に

つき毎月一人以上の制約案件がノルマ

になっているそうだ。登録されて

いる求人者が取引先に採用されて

無事に入社した時点で初めて制約

なのでかなり厳しいノルマと察せ

られる。取引先の開拓、求められる

人材像の把握、人材の選定並びに

紹介までの経緯を含むと制約までの

道のりは険しい。


さて話を戻すとするが売上高は

企業の勢いを示す指標である。

増収増益などは社内外ともに

非常に好インパクトがあるのは

今更説明する必要はない。

かつて商社や小売業を中心に

売上至上主義がまかり通っていた。

大手総合商社では企業グループ間での

売買でライバル会社と競い合った時代も

あった。

しかしながら売上高を追求するあまりに

厳しいノルマを課した反動で架空売上や

架空在庫或いは産地偽装などを行い売上の

水増しを行った結果、財務内容が悪化して

最終的に世の中から消えた企業もあった。

その後、コーポレート・ガバナンスや

内部統制などのキーワードが出てきた

のと同時期に利益重視の傾向にもなって

きた。さらにバランスシートの負債に

おいて十分な各種引当金を積むことで

損失に対するリスクヘッジにより売上高

の結果よりも様々なリスクに対して体制

が整っている企業の方が評価される

ようになってきた。東証のマザーズは

企業の成長性を最も重視しているはず

なのに相矛盾しているようにも思える。


なるほどリスクヘッジは確かに開示面

では聞こえがいい言葉だ。しかしその裏

には人件費をはじめ膨大な費用と

時間がかかることも忘れてはならない。

企業の勢いを止めることにならなければ

良いのだが…









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