先月に、「深夜食堂」の映画を大将と観てきました。
この映画は、もともとは深夜に放送されていたドラマで、
大将とお店のかたずけをしながら見ていたこともあり、
映画の中の登場人物も私たちにとってはお馴染みさんばかり。。
毎晩のように集ってくる常連さんで賑わう「めしや」の店内の雰囲気は
私達の毎日を見ているような錯覚に填まりそうで
そういう雰囲気がこの映画を、「深夜食堂」のドラマを身近に感じさせてくれるので、
だから私も大将もこのお話が好きなのです。
それは、自分達もドラマの中のように飲食業を営んでいる共通点もあるけれど、
小林薫さん演じる店主がお店の常連さんの要望に応えて、
お店のメニューに無い料理をいとも簡単に作ってしまうところも大将とどこか似ていたり、
常連さんの一人一人それぞれが皆、人生の物語を持っているのだということを
このドラマの中で再確認したように感じるからでしょうか。
ともすれば何気ない風景でも、その中に、そっと佇み色んな角度からゆっくりと辺りを見回すと、
いつもとは違う風景が見えたり、見えた風景から、
自分が思い込んでいたその人となりとは違う人物に見えることがあるでしょうし、
時には縁を感じたり、自分の人生について沢山のことを教えられたり
自分の考えの誤りや自惚れに気づかされたりすることもあったり。。
そして、いろんなことに気づかされる度に、自分の人生はまだまだ未熟だということを痛感して
恥ずかしくなってしまうこともしばしばで・・・
何処にでもある風景の、何気ない日常の中で繰り広げられるそれぞれの人間模様を垣間見ることのできるこの映画が、
親近感のあるこの物語がますます好きになったのでした
さてさて・・・、
今夜の私たちの深夜食堂も、映画の中の登場人物さながらにどんな人間模様を描いてくれるのでしょうか
ワクワクしながら大将は開店の準備に励んでいるところです