先日、イカナゴ漁が解禁?になり、
シンコ(イカナゴの稚魚)を求める行列が
市場のあちこちで見られるようになりました
うちの大将もシンコの釜揚げ(塩茹でしたもの)が好きで
小さな稚魚の間は、毎日買ってきては娘たちと食べています
漁師さんも大忙しで、
シンコ漁の小さな船が外国船と衝突する事故まで発生してしまったとか
そんなシンコを、神戸の人達は甘辛く煮詰めて「くぎ煮」にして
身内や親しい人に美味しいおすそ分けするのですよね
味も作る人によって様々
山椒の実や生姜、ゆずやレモン等の皮をすりおろして香り付けをしたり
水あめで照りをつけたものや砂糖だけでサラッとした仕上がりにしてみたり。。
そんな「くぎ煮」ですが、
私は一度失敗した経験があるので
それ以来、作るよりも食べるだけに・・・
でも、娘が嫁ぐまでに、一度は作り方を覚えておかねばと思っています
で、今年も、毎日お漬物を届けてくれる、店の近所のおばちゃんが
小さな小鉢にくぎ煮を入れて持ってきてくれたのですが、
昨日は大将の幼馴染の方からも頂きました
その方が下さったくぎ煮は、
ざらめの砂糖と醤油、それから生姜を刻んでさっぱりとした味付けに、
金胡麻で香ばしさを加えた作りかたで、
口に入れて一噛みすると、フワ~っとした胡麻の香ばしさと
生姜の風味が煮詰められたシンコと一緒に口の中に広がり
サッパリとした甘さがクセになってしまいそうで
おかげで昨日は2杯もご飯を食べてしまったほどです
当分の間、おかずはほどほどにして、
くぎ煮と漬物でも十分満足しそうな感じです