最近は老眼が進んだせいか、本を読むことがおっくうに感じてしまい
すっかり本屋さんから足が遠のいてしまった私・・・
たまに趣味の手芸本とかペット関連の雑誌を探しに出向くことはあっても
ゆっくりじっくり本を探して読むということが面倒臭く感じて(というより集中力が
)
折角作った市民図書館のカードも、気がつけば期限がとっくに切れておりました
そんな私が昨日、大将とお昼にカレーを食べに行った帰りに、
某スーパーの中にある本屋さんに立ち寄った時に感じたことを少しお話したいと思います
そこの本屋さんはスーパーで買い物をするついでに本も買えるし、
一番便利なのは、スーパーで買い物をして貯めたポイントで本を買うことができるので、
ちょっと時間がある時には、なにか面白い本、興味をそそる本は無いかと探しに行ったりするのですが、
昨日も、丁度スーパーでお買い物をしたポイントが大量に貯まっていたこともあり、
久々に雑誌でも読んで気分転換を図ろうかとおもったのです。
で、 あんまり久々だったこともあり
本屋さんの、本を置いてあるコーナーが
すっかり変わっちゃっていて
自分の欲しい本が一体何処にあるのかが解らなくて
本のコーナーをグルグル探していると、
以前は子供用の本が置かれていた処が整備されて、大きなテーブルが置かれていました。
そのテーブルの上には「コーヒーを飲みながらお好きな本をどうぞ」みたいな案内が書かれてあって
そこに一人の女性がファッション雑誌を広げて読んでいました。
その光景が目に入ってから、
ふと周りにある、勿論〝売り物″であるそこらへんの本の類を見ると
誰が触ったか解らない、折り目のついてしまった図書館の本の様に思え、
その瞬間に、私はそこで本を買うことを躊躇ってしまったのです
本屋さんは図書館とは違い、お金を払って一冊の本を購入します。
自分が欲しかった本、選んだ本を初めて手に取り、
まだ誰も手がつけられていない、折り目も汚れもついていない新品の表紙に紙の匂いを確認し
自分が最初にこの本を開いた瞬間から、その本は自分だけのものであり、
だからこそ、いくら高い本でもその値段に値すると思うし、
本を買ったことも後悔しないし、読み終えた後は大切に自分だけの本棚に保管して
またほんの主人公に会いたくなった時に持ち出して本を開く・・・
本を買う人の気持は、私だけでなく、きっと他の人にも同感してもらえる筈
本を出す出版社にしても、本を書く著名な方々にしても
自分の書いた本が、出した本が無造作にタダ読みされるだけで売れなかったら
何のために本を書くのか、本を出すのか・・・、
そして、本屋さんは何のためにお店に本を並べているのか・・・
サービスとして、本の中身を少し見せるのも「商法」の一つかもしれませんが
それだったらそれで、一冊だけは立ち読み可能でも売る本すべてをビニールに入れるとか、
「本を購入するお客様」に対してそういう配慮をすることの方が大切なのではないかと思うのだけれど
最近は、
コンビニで買った商品をその場で召し上がることができるイートインのコーナーの出現で
若い人達が長時間屯してゴミを散らかしたまま立ち去ったりということもあるそうで
私達飲食店でも、お客様として来店されても、一緒に来た友達の付き添いで何も召し上がらずに
おしぼりとお茶だけ飲んで帰られる方もチラホラ・・・
コンビニではペットボトルのお茶も紙のオシボリも売られていますよね。
うちも、お茶の葉をお茶屋さんで購入して、オシボリもオシボリ屋さんから購入しています。
みんな「売り物」です。
本もお茶も、お金を出して買うべきものを、
一銭のメリットも無いままだとそれは商売ではなく只のボランティアにすぎないし
何某かの収入を期待しているからこその、それは「サービス」であるということを
お客様には理解していただきたいと思うのですが・・・