こんな女将の独り言(神戸福原ぼっかけ「あーちゃん」お店blog)

神戸は福原で細々と営んでいる「ぼっかけうどん」のお店「あーちゃん」の女将がうだうだと日々のあれこれを語ります(笑)

☆・・あーちゃんニュース!・・☆

  ★いよいよお待ちかね!ぼっかけかす汁開始★ 今年は早くも猛暑の頃から「かす汁まだ?!」の問い合わせがあり、10月に突入するや、毎日問い合わせが殺到する事態に^0^; 金時人参や霜の降りた冬大根・・、まだまだ冬野菜が入手できる状態ではありませんが、かす汁ファンのお客様の要望に応えるべく、「ぼっかけかす汁」開始させていただくことになりました(^0^)ノでも、本当に美味しくなるのはまだまだこれからです!!

どうしても作りたくて

2015年03月31日 | Weblog
2月辺りだったかに、家族で入った小さな洋食屋さんで食べた「ガパオライス」

そもそも、「ガパオライス」って、なんなの?どんな味?って、

私の中でずっと気になっていた料理だったので、

洋食屋さんのメニューにソレがあった時は、もう、何も迷うことなく即答(笑)

注文した、その「ガパオライス」が出てくるまでの数分間、

ワクワクドキドキ・・・

甘いの?辛いの?どんな感じ?

でも、「ガパオライス」って、一体何処の料理

んもう、気になって気になって、娘とそんなことを話していたら

お店ののスタッフさんが タイの料理だと教えてくれて納得。。。

そうこうしている間に、目の前に現れた「ガパオライス」。。

具材はカラフルなパプリカに玉ねぎとズッキーニ等の野菜と鶏肉。。

それらを細かく刻んで甘辛く炒めたものを

カレーライスみたいに、白いご飯の横にかけ、

油で軽く揚げた卵が添えられておりました

で、肝心の「味」なのですが・・・、

なるほど、エスニックな風味というのは解るのだけれど、

それが何で味付けをしているのかがわからず・・・

どうしても自分で作りたくて、作りたいから、

何を使って「ガパオ」の味を出しているのかが知りたくて知りたくて

食べながら口の中で味を検索・・・(笑)

オイスターと生姜にニンニクは絶対に使われているとおもうし

ピリ辛は鷹の爪?塩コショウも少々と・・・バジルな味もする様な・・・

あ、でも、あと一品、今迄使ったことの無い調味料が入っている、それが

「ガパオ」の「味」では・・・

と、美味しかったけれど、「味」を気にするあまりに、

その美味しさよりも調味料が気になってしまっていたからか、

食べ終わった後でお腹の中の何処に「ガパオ」が入っちゃったの

みたいな、中途半端な満腹感になっておりました


そんな「ガパオライス」を、絶対に自分で再現してみたくて

クックパットのレシピを検索して、

最後まで解らなかった調味料の謎が解けました

それは「ナンプラー」という魚醤で、魚を原料に作られたタイの醤油。。

ちょっと癖のあるにおい(魚を発酵させているから?)だけれど

これが「ガパオ」の味を醸し出しているのだと確信(笑)

「ガパオライス」の中身が解れば、あとは作るだけ

早速、材料を買いに走り、昨日料理作ってみました

作り方は至って簡単、

熱した油にみじん切りにした生姜とニンニクを入れて香りをつけたら
ごま油少々を加えて細かく刻んだ鶏肉(ひき肉でもよい)と鷹の爪(細かく
刻んでおく)を入れて炒め、
刻んだ野菜(玉葱・パプリカ・スナップエンドウ・ズッキーニ・
ピーマン・椎茸等・・・)を一緒に炒める。

野菜がしんなりしたら、ナンプラー・オイスター・酒・みりん
(各大さじ1)砂糖・醤油(各小さじ1)を入れ、最後に粒胡椒と塩を少々入れて
味を調えたらバジルの葉をこまかくちぎって入れ、さっと炒めれば
ガパオの具が出来上がり!

大さじ1程の油を熱して卵を入れて目玉焼きを作り、
皿にご飯とガパオの具を入れた横に添えれば盛り付けOK!

好みでパクチーを添えても美味しいかも



★画像は自作の「ガパオライス」

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また一つ勉強させていただきました

2015年03月20日 | Weblog
先日の夜に、相撲の後援会の方がご来店

毎年大阪場所がくると、力士さんを連れてきてくださり、

年に一度の私の楽しみにもなっているのですが

去年は私が入院中にご来店くださりお会いすることができなかったので

今年こそは・・・と、楽しみにしていたのだけれど

去年にお一人の力士さんが引退をされてしまい

今年は、いつもTVで応援している力士さんが、今場所は不調続きで★がついてしまい

毎朝新聞を見ると負けが続いていたので、体調に何かあったのかと心配をしていたら案の定
先場所で負傷したらしく、そのことで思う様な相撲がとれずに臥せってしまっているのだそうで

お会いできなかったことはとても残念ですが次の場所では万全な相撲がとれますように

そして来年また元気なお顔を見せていただければ嬉しいです

大将と2人で応援しています


で、

力士さんにはお会いできなかったけれど、

後援会の方と一緒にお越しになった方が「行司」さんと「床山」とのことでご紹介くださり、

行司さんが色紙を書いてくださるとのことで、急いで用意をすると、

筆ペン一本で、あっという間に見事な色紙が

その方は、15代目・木村正太郎氏で、

私は勉強不足なためその日の夜、自宅に戻ってからPSで検索

木村氏の人となりを改めて勉強させていただきました

その次の日、お店の仕込をしながら相撲中継を見ていると、

木村氏が行司姿で出ておられ、前夜の、気さくなお人柄が浮かび、とても身近に感じて

私はまたまた相撲が好きになってしまったのでした







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頂きっぱなしで・・・

2015年03月18日 | Weblog
先週の、病み上がりから仕事復帰させた頂いた10日の火曜日の夜、

常連さんから、「明石に行ったので」と、有名なお店の明石焼きを頂きました

私がUPしたblogを見て、わざわざ持ってきてくださったのですね

有り難いと思いつつも、気を遣わせてしまったことがなんだか申し訳なくて

でも、そんな気持ちと裏腹に

自宅で療養中は、殆ど食べられなかったのに、

明石焼きをみたとたんお腹が空いてきて早速頂いてしまいました

ホント、美味しかったです


もうすっかり元気になった女将ですが

最近お客様からよく差し入れを頂き、

嬉しい反面、気を遣わせてしまい、申し訳ないやら・・・

先日は、満席状態で座れなかったお客様からも差し入れを頂き

頂いておきながら、満員でお店に入って頂けなかったことが心残りで

次来て下さった時のために・・・と、生キャラメルとジャムを作ってお待ちしていたら

昨日やっと渡すことができたのだけど、その時もまた差し入れを頂き

なんだか物々交換になってしまったみたいで

気にかけて頂けることは有り難い事ですが、

私達は、お客様の「美味しい」顔さえいただければ、それが一番の「手土産」になりますので

お越しの際は、体一つでお越しくだされば嬉しいです




最近は、お越しくださったお客様の口コミから、

沢山のイチゲンさんが来店くださるようになり嬉しいかぎりですが

時間帯で満席になることも稀にありますが

お席が空き次第お入りいただきますので、お時間お許し頂ければ嬉しいです

尚、お電話でのお席の確保は、ご来店のお客様にご迷惑をおかけしますのでご容赦ください

狭い店内で不自由をおかけしますが、何卒宜しくお願いします


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ご迷惑をおかけして申し訳ありませんm( )m

2015年03月09日 | Weblog
金曜日の開店は、出前もぼちぼちお店もそこそこ賑わいがあり

遣り甲斐バッチリのスタートだったのに、

開店から3時間ほど経た辺りから、妙な熱感とムカムカする吐き気に襲われ始め

こっそり熱を測ると微熱も少々・・・

店と出前が退いた時にそのことを報告すると、

去年、憩室炎を患った時の事を心配してか、直ぐにお店閉店にして

病院に連れて行ってくれました

結果は、インフルエンザで、B型の場合は嘔吐と下痢も伴うのだとか・・・

私の場合、下痢は無かったものの、8度越えの発熱と筋肉痛、それから

夜中の嘔吐が激しかったので脱水をおこしてしまい

オシッコが出なかったので次の日の朝にもう一度点滴をしてもらいました
(おかげさまで、日曜の朝からやっと水分が正常に戻りました)

こんな感じで、金曜の夜から土曜のまる一日絶食で、

日曜の夕方にやっと雑炊を少し口にしましたが

まだまだ本調子ではない感じなので、

9日の月曜も大事を取ってお休みさせていただくことに

こんな事情も何も知らずに、折角訪れてくださったお客様には大変ご迷惑をおかけしてしまい、

本当に、本当に、申し訳ありません

10日の火曜日から、また大将と2人で頑張りますので宜しくお願いします





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食べもので思い出すこと

2015年03月04日 | 日々思うこと
日々何気なく、例えば、店先でとある食品を見た時に、

ふと「思い出すこと・・・」はありませんか

例えば・・・、

春といえば「いかなご」。

「いかなご」といえば「釘煮」。

そして、「釘煮」といえば、それが全国的に有名になったのは

私の記憶の中では、あの、阪神大震災の後だったかと。。

震災後に被災した神戸の人達が、

お世話になった方達にお礼を兼ねて「釘煮」の味を送り出したのがきっかけで

「釘煮」が全国に知れ渡った様な


で、毎年2月の終わりから3月にかけて、

その「釘煮」の主役の「いかなご」の稚魚である「しんこ」が

市場のあちこちの魚屋やスーパーで大量に出回り、

その「しんこ」を買い求めるお客さんの長い列が並ぶという現象が

私はこの、「しんこ」を求めて並ぶ魚屋さんの前の列を見ると、

震災のあった年を思い出し、醤油と酒とみりん、そして砂糖を煮詰めた香りが街中に漂うと、

生姜や山椒、柚子等の、その家その家の「味」が思い浮かぶ様で

その「味」をご近所や遠くの身内、知人に送り、「美味しい」の返事だくことで

その「美味しい」が自身の「励み」になり、

神戸の人は「元気」を頂いたのではないかと思います。


そんな「しんこ」ですが・・・

年々イカナゴ漁も獲れる量が減少し、「しんこ」が少なく、

値段もかなりアップしてしまっているとのこと・・・

うちの大将は「しんこ」の釜揚げが大好きで

ほぼ毎日買ってきては、娘と毎晩食べています

そんなに毎晩食べて飽きないのと思うけど

季節限定で、しかも「しんこ」の時期はあっという間に過ぎてしまうから

毎日食べても食べ足りないのだとか・・・

今日は明日が定休日なので、残念ながら「しんこ」はお休み


季節限定と言えば、

「ぼっかけかす汁」も3月いっぱいでひとまず終了になります

今年も沢山の方に召し上がって頂いた「かす汁」ですが、

11月(早くて10月中頃辺り・・・)までお待ちいただけますように

まだ今月中はお作りしていますので

福原ならでわの「ぼっかけかす汁」をぜひご賞味ください

大将と2人でお待ちしています










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あたりまえの中に

2015年03月03日 | 日々思うこと
昨日のお話に続き、

今日は何気ないことに「ふと思うこと」をお話したいとおもいます

これは誰でも思うことかもしれませんが、

美味しいものを食べた時に感じる「美味しい」は

食べられるから「美味しい」と感じることで

「美味しい」を認識しているから、食べることに幸せを感じたり

また、食べるものを見ただけで「美味しい」と思えるのですよね

これはあたりまえの事として毎日繰り返されていることだから、

「美味しい」は、「あたりまえ」になってしまっていて

「美味しい」と感じても、さほどの感激もなく過ごされていることが日常かもしれません

けれど、その「美味しい」がもしも感じられなくなってしまったら・・・


5年前に私の母は脳梗塞で倒れ、半身麻痺の体になってしまいました。

体が麻痺するだけではなく、物を飲み込むことが難しくなり

誤嚥肺炎を防ぐために食べもの全てには「とろみ」をつけなければならないという、

水も口にできない体になってしまったのです。

そのせいで母は、何を食べても「美味しい」を感じなくなり、

病院で出される食べものを受け付けなくなってしまったのです。

何を口にするにも、サラサラの水でさえも呑めないのですから・・・。


そんな母に、なんとか食べさせようと病院のスタッフさん達も頑張ってくれたのですが

我儘育ちの母は頑として「食」を拒み続け

とうとう胃ろうの身となってしまいましたが

胃の穴から補充するチューブの食事が母の体に合わなかったのか、

蕁麻疹で中断になり、最後は点滴のみで命を繋がなければならない体になり

鎖骨の辺りに太い糸で点滴の管がぬいぐるみみたいに縫いつけられていたことが

今も私の目に焼き付いています

けれどまた脳梗塞が再発してしまい、寝たきりになって半年で母は他界しました。

母が倒れて二年後の出来事でした。


倒れる前の、元気だった頃の母は、

兄が仕事休みの時は一緒に買い物に出かけては大好きなコロッケとパンを買い、

時々私にも持ってきてくれました。

嚥下が困難になった時も、真っ先に食べたいと言ったのは「パン」でした。

私は母に、少しでも元気になってもらいたい一心から

まだ食事が少し可能な時に

嚥下が難しい人でも食べられるパンをネットで検索して購入し、

病院に持って行ったこともありました。

けれど、そのパンは、パンを牛乳に浸した様なフニャフニャした食感で

母が好きだった、硬いベーグルやサクサクの焼きたてパンの食感には程遠いものだったから

最初の2口で食べることをやめてしまったのでした。

他にも、離乳食の様なおかずやスープ、雑炊も勧めてみたけれど

どれもこれも、母には気に入られるものがなくて

「食べんかったら死んでしまうで!」と

私はきつい言葉を投げかけたこともありました

意識がはっきりしている時、

母はよく「サラッとした水が飲みたい」「美味しいパンが食べたい」と言い、

そのたびに私は、元気だった頃の母が美味しそうに食べていた顔を思い出し、

思い出すたびに、もう食べられなくなってしまった母の姿、

「美味しい」の一言が言えなくなってしまった母に悲しくなり

母の前で泣いてしまったことも一度や二度ではありません。


だからなのか、如何なのか・・・。

お店の中で仕事をしている時に、目の前のお客さまが美味しそうにうどんを食べている、

その顔を見て幸せを感じるのかもしれません

私の母の様に、何かを食べたくても、「美味しい」と思いたくても

それを叶えられない状況にある人は世の中に沢山います。

今、何かを食べたり「美味しい」と感じられることがどんなに幸せか、

「食べる」ことが「生きる」ということに、どんなに大切なことか・・・。

そのことを教えてくれたのは母で、

「美味しい」の一言がどんなにありがたく貴いことかを教えてくれたのはお客さまの笑顔・・・。



そして、お商売の楽しさと難しさを教えてくれたのはお義母さんで

夫婦の絆を教えてくれたのは大将・・・って

最後はのろけになってしまいましたが・・・


さてと、

今夜も「美味しい」の一言と、お客様の笑顔を頂けるように

大将と二人で頑張ります









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毎日に感謝

2015年03月02日 | Weblog
去年お店を改装してから店内が明るくなったこともあるのだけれど、

そのおかげなのか、お客様の層も変わってきた様な・・・

特に最近は、facebookやblogでお店を紹介して頂いたり口コミもあり

若い人達が訪れてくださる機会も増えたみたいで

また元の賑わいを取り戻しつつある毎日と、

足しげく通ってくださるお客様に感謝しています

もう、すっかり常連さんの方達との交流も私と大将の癒しの一時になっていて、

最近はまかない(裏メニュー)のレパートリーも増えたみたいな(笑)

お酒の数も焼酎とチューハイ、それから生ビールも増えたおかげで

時々居酒屋もどきに変身してしまうこともあるけれど

ぼっかけうどんを食べて「美味しい」の一言を頂ける時が一番嬉しいです

特に、初めて訪れてくださったお客様が、初めてぼっかけを食べた時の、

最初の一声の「美味しい」を聞けた時は、全ての苦労を忘れるぐらいの

私と大将の「ご褒美」になっています

そして、そんな「ご褒美」を沢山頂けた日の、

お店が終った後大将と二人でかたずけをしながら飲む一杯のチューハイは

どんな高価なお酒にも負けない美味しさがある様に思えて

一気に飲み干すのが勿体なくて、チビチビとケチ臭い飲み方をするので

最後には氷が解けて水臭くなっているという・・・



こんな毎日が送れるようになったのも、毎日に感謝できるようになったのも、

沢山のお客様から頂く「美味しい」の一言と、その時に見られる「笑顔」があったからで

今日もまた、沢山の「美味しい」を頂ける様に

大将と2人でお店頑張ります






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