










通夜での「危機一髪の出来事」
おはようございます。
お通夜や告別式など、厳粛な場で何故か
笑いが込み上げてしまうのは、どういった心理でしょうか。
義父の告別式の時に、親戚のおじいちゃんのスマホの着信音が鳴りました。
とても場に、似つかわしくない着信音で、みんな、肩を震わせて笑いを堪えています。
本当に、やばい状況でした。
今回、母の通夜で、危機一髪の瞬間がありました。
故人について、どんな人だったか、故人にまつわるエピソードなど
最初に書き綴るのですが、その時は、笑えないことでも
なぜか、通夜で、文章を司会の方が読み上げると
危機一髪の爆笑ものに化してしまうものなのですね。
母が孫たちのことが大好きで、東武動物公園に連れて行ってくれた思い出。
孫の誕生日には、肉の万世でお祝いをしたエピソードを文章にしました。
司会の方が、読み上げています。
そして、「肉の万世」のワードで
私がまず、吹き出しそうになりました。
後ろに座っていた甥っ子も、なんだか、笑いを堪えています。
私は、不謹慎にも、肩を震わせて、
この笑いのツボから何とか出ようとしました。
甥っ子も、笑わないために、敢えて違うことを
思い出していたそうです。
そして、飾ってある「遺影」に目をやったら
「祖母の若かりし時の顔」=「知らないばあちゃん」に出会い
また、笑いをそそられたそうです。
葬儀屋さんに写真を提出しなければならず、
実家にあった数少ない飾れそうな写真から選びました。
急なことだったので、事前に準備はできません。
納棺士さんが綺麗に化粧を施してくださり
90歳のその顔立ちと違わず、私はこの写真が気に入っています。
義姉が「遺影と棺のお母さんの顔をおんなじようだね」と言っていました。
本当に、厳粛な空気の中で、あわや危機一髪でした。
葬儀屋さんの方が、
「悲しくて肩を震わせて泣いていたんじゃなかったんですか?」
と言うくらい、分からなかったみたいで胸を撫でおろしました。
告別式では、「肉の万世」のワードと
出来事は省略してもらうようにお願いしました。
事なきを得た感じです。
皆さん、よい一日をお過ごしください。
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