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トウゲシバ

 ヒカゲノカズラ科ヒカゲノカズラ属の「トウゲシバ(峠芝)」。北海道から沖縄に広く分布する常緑性シダ植物で林内のやや湿った日陰に生育している。当地の専門家からの情報で昨年春に初めて当地の谷戸の奥で見ることができたが、その後、その場所に向かう道は草木が生い茂り夏の間は観察できなかった。秋にはコセンダングサやチジミザサなどの果実の“ひっつき虫”が多く、漸くこの時期になって枯れ草が倒れ谷戸の奥に進めるようになったので改めて生存確認に来てみた。昨年よりは株数が少し減ったようにも思えるが元気な株が見られたのでしばらくは大丈夫だろう。
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野鳥・15~ルリビタキ雄

 平山城址公園“西園”の林縁に姿を見せた「ルリビタキ(瑠璃鶲)」。ヒタキ科ルリビタキ属の漂鳥で日本では北海道や本州~四国の高山帯で繁殖し冬には関東地方以南の平地や低山に降りてくる。当地ではこの時期に数ヶ所の公園や緑地で稀に見られる。ルリビタキは体長約14センチでオスの幼鳥の羽色はメスの成鳥とそっくりだが、オスの成鳥は頭部から背中と尾に掛けて鮮やかな青色をしており、腹部は白く脇腹はオレンジ色をしている。写真の個体は若いオスと青い羽に変わり掛けている若鳥でおそらく2歳くらいだろう。綺麗な瑠璃色になるのは3年以上掛かるようだ。
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