クラニオ集中コース参加者への注意事項
クラニオセイクラル セラピーのトレーニングに参加される方は、今から意識を繊細な感覚に向ける練習をしておきましょう。
たまに小顔矯正のように、手で強い圧をかけてやるものと勘違いして来られる方がいますので、誤解のないようにワークのあり方をここで明確にしておきましょう。
クラニオは0,1mgタッチと呼ばれる超軽量の手のコンタクトでおこなうのが基本です。
そして骨格や筋肉に直接働きかけるのではなくて、皮膚の膜の流動性に注目して触ります。そこからさらに生体エネルギーの動きに入っていきます。
このときありがちなのが、指圧のように押してマッサージ的な解釈で触れてしまうことです。
そういうやり方をクラニオでやると、繊細な感覚器官はシャットダウンして、操作不能になってしまうんです。
かといってまったく触れなければそれもまたコンタクトができないので、クラニオセイクラルのシステムのスイッチを入れることが難しくなります。
そこで普段から皮膚の流れに気がつく練習をするわけです。
練習といっても相手がいない? いいえ、練習は自分の体でやるんです!
1)まず手の甲を見てください。血管がうっすらと見えますよね。
それを覆っている薄い皮膚を指でソーッと動かしてみるんです。
非常に薄い半透明の膜が血管の上ですべるように動かすことができますよね。これが皮膚感覚です。
2)次に手のひらを向けて皮膚を動かしてみましょう。手の甲よりもずっと難しいでしょう。
ほんのわずかな動き、目に見えないくらいの小さな動きをしてみてください。
3)合掌してみましょう。これで皮膚コンタクトをするには、触れているか触れていないかの超軽量タッチになるはずです。
これが0,1mgタッチとか、バタフライタッチと呼ばれるものです。
そして実際に動かすのではなくて、動きを感じ取るんです。何もしてはいけないのです。
するとスイッチが入って内部調整をうながす不思議な動きを誘発することができるんです。
このような直接的な操作ではなく「急がば回れ」の間接的な動きを "Undoing"(アンドゥーイング)といいます。
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